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【コレ注目!】"書く・消す"精度を高めたハイクラス仕様の「モノグラフ ファイン」

文具のとびら編集部

トンボ鉛筆は、ノック式シャープペンにくり出し消しゴムを備えた「モノグラフ」シリーズのハイクラスモデル「モノグラフ ファイン」(ボディー色:シルバー、ブラック/芯径:0.5㎜、0.3㎜/税込1,210円)を2023年10月31日に発売(記事はこちら)。同社は、11月2日に文具系メディアを対象にプレス発表会を本社で開催。同シャープペンについて詳しく説明した。

1.jpg(左から)プロダクトプランニング部新製品開発グループ平戸英彬さん、マーケティング本部國府田和樹課長、プロダクトプロモーション部プロモーション1グループ堀井奈津美さん


当日は、まず亀井明憲取締役マーケティング本部長が「文具業界は厳しい状況が続いているんですが、シャープペンシルに関しては非常に堅調です。特に、男子学生を中心にした高単価志向が、ここ1、2年顕著になっています。『ZOOM』に関しても、一番高い7,000円のラインでも4割ぐらいはシャープペンシルが売れていますので、高単価のものがトレンドになっています。『モノグラフ』シリーズは、2014年に発売して9年目になるのですが、これまで累計で2,900万本に到達していまして、当社としては異例の販売数になっています。発売以来、ほぼ毎年のように前年より成長していまして、トレンドの移り変わりが激しいシャープペンシル市場で、これだけ長い期間成長を続けるのは希なケースになります。今回、『モノグラフ』のアッパーモデルにあたる『モノグラフファイン』を発売させていただきましたので、よろしくお願いします」とあいさつ。

2014年に発売された「モノグラフ」は、一本で“書く・消す”を満たすシャープペンで、学生層を中心に広く愛用されている定番のシャープペン。今回の「モノグラフ ファイン」は、洗練された“書く”機能「ファインライトシステム」と、洗練された“消す”機能「ファインイレースシステム」を採用することで、ハイクラス仕様のシャープペンを実現。「“書く・消す”の高品質さを象徴するようなデザイン」を心掛けて開発したそうだ。

2.jpg「モノグラフファイン」の各パーツを分解して展示

先端部は、4段のテーパー加工を加えてペン先周りを明るくしており、筆運びをさらに緻密にした(下図参照)。ペンが紙面を遮ることを極力低減して、紙上の見通しをよくしている。
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また、ペン先からグリップまでの先軸にメタル軸を採用。ペン先のガタつきやブレも解消したほか、低重心で安定した筆記感が得られる。グリップ部は胴軸直径を0.4㎜細めて握りを安定させ、ソフトフィール塗料を使用することで革製品のようなしっとりとした肌触りを実現。このソフトフィール塗料は耐加水分解に優れており、長期間の使用にもベタつきが発生しない。なお、ペン軸とグリップは統一感が出るようにデザインしているが、ここはかなり苦労したそうだ。
7.jpgそして従来と同様、回転くり出し式モノ消しゴムをノック部に搭載しているが、今回は新たに「ロック機構」(下図参照)を採用。本体内のオモリの移動によりノック機構の動きを制御しており、芯出しするときは消しゴムユニットをノックするが、消しゴムを使用するときは駆動が自動的にロックされるのでノックは固定され、狙った箇所を確実に字消しできる。ちなみに、このロック機構の開発に一番時間がかかったという。

4.jpgまた、「MONO」ブランドを象徴する青・白・黒の3色のラインをデザインしているが、これは3つの薄型リングを重ねているそうで、そうしたハイクラスモデルに相応しいデザイン面でのこだわりも特徴だ。
6.jpgまた、ハイクラスモデルに相応しい、コスメなどで使われているような商品パッケージを採用。また、販売店用ディスプレイ(下写真)では、商品が浮いて見えるような演出をしているという。上段に試筆スペースも用意。また、プロモーション動画が見られるようにQRコードも付けている。

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