
【あの人の手帳時間】vol.7 大人になっても続く交換日記
文具好きな“あの人”の手帳やノートの中身を伺う「あの人の手帳時間」。
今回は、小学生の頃から30年近く友人と交換日記を続けているというNさんに、”大人の交換日記”について伺いました。
小学生のときに交換日記をスタート
Nさんがご友人のYさんと交換日記を始めたのは、10歳の頃。小学校のクラスは違うものの仲良しだったおふたりは、日記を通してさまざまなことを共有していました。
日記の冒頭には「規則」も!
携帯の機種変更や応援している野球チームの優勝、レストランで食べたものやペンの購入記録など日々のニュースを共有していたそう。「シールの墓場」というタイトルもインパクト大です
小学生らしいかわいいやりとりが多く、「マンガの推しキャラや好きな人のことを書いたり、当時人気だったアニメのイラストを描いていたり。『私が好きな食べ物はなーんだ?』といった唐突なクイズが挟まれることもありました。『知るかー!』って感じですよね」(Nさん)。
質問コーナーや仕掛けがところどころに登場
ノートは家族などからもらったものがほとんどで、今でも自分たちで用意することはほとんどないそうです。昔の交換日記はNさんとYさんで半分ずつ持っているそうですが、「むかし書いていた内容を子どもたちに見られたら母としての威厳が保てないので、実家でこっそり保管しています(笑)」とNさん。
現在は「次会うときまでに書きためる」スタイルに
学校を卒業し、現在は少し離れた地域に住んでいるおふたり。それでも誕生日やクリスマス、バレンタインなどに定期的に会っているそう。
交換日記は2冊のノートを用意して、それぞれ書き進めておき会った時にノートを交換するというスタイルに。相手の日記へのお返事に加えて、おいしかったお菓子やおすすめの本の紹介、出産のレポートや子育てについてなど多岐にわたるトピックを記し、なんと毎回20ページ(!)ほど書くのだそう。
パッケージやフライヤーの切り抜きを貼ってあるページも

インタビューの最後、Nさんは「会話は残らないけれど、日記だと思い出を残すことができます。友だちとする交換日記には、自分だけでライフログをつけるのとはまた違った楽しみがあります」と話してくれました。
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