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【連載】月刊ブング・ジャム Vol.87 ブング・ジャムの2024年上半期ベストバイ文具 その3

文具のとびら編集部

本サイト編集長の文具王・高畑正幸さん、イロモノ文具コレクター・きだてたくさん、ブンボーグA・他故壁氏さんの3人による文具トークライブユニット「ブング・ジャム」が、気になる最新文房具を独自の視点から切り込んでいく「月刊ブング・ジャム」。今回は、2024年上半期のベストバイ文具をブング・ジャムのみなさんに紹介していただきました。

第3回目は、高畑編集長のベストバイ文具「クルトガメタル」です。

(写真左から他故さん、きだてさん、高畑編集長)*2023年11月11日撮影
*鼎談は2024年5月27日にリモートで行われました。

「クルトガ」シリーズの完成形

クルトガ1.jpg「KURUTOGA Metal(クルトガ メタル)」(三菱鉛筆)*関連記事


――じゃあ最後は高畑編集長ですね。

【高畑】私は「クルトガメタル」です。このシリーズの中では、俺的にはようやく完成したみたいな感じがして。

【他故】分かる分かる。

【高畑】分かる?

【きだて】俺もそう思う。クルトガの完製品はこれだと俺は思うよ。

【高畑】「クルトガダイブ」みたいなやつはありますよ。究極の複雑性を持った何かっていうのは全然あるんだけど、実用品としてもクルトガっていう意味で行くと、これがなんかなんかある意味最終形でいいような気がするくらい良かったなと思って。

【きだて】「ダイブ」は、あれはもう面白枠じゃない。

【高畑】いや面白枠っていうか、スイスの時計でいうと、超多機能でめっちゃ最高峰ではあるけど、別に普段しねえじゃんみたいな話なので。これ実用品として非常に完成度が高い。

【きだて】正直、「クルトガKSモデル」辺りで成熟段階に入ったなとは思ってんだ。俺はクルトガのカチャカチャ感が苦手で使えなかったんだけど、でもクルトガを使うメリットはすごく分かるし、あのシャープな線は欲しかった。ようやく、「KSモデル」でカチャカチャしなくなって喜んでたんだけど、「メタル」はさらにその上を行く。

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クルトガKSモデル *関連記事

【高畑】「KSモデル」になって、元のクルトガのメカに比べると、だいぶ前後方向の下がり幅がだいぶ減ったところに、さらに口金辺りのところにブレ止めが入っているから。そっちも含めて、書いているときクルトガらしさというか、クルトガっぽいあの感じは、ほとんど感じなくなったよね。

【他故】感じないね。

【きだて】普通のシャープペンシルと同じ感覚で書けて、でもクルトガのメリットだけは享受できるっていう。

【高畑】だから、時々「回っている?」って確認する(笑)。

【きだて】気になるぐらいだよね。

【高畑】そんな感じだよね。もちろん、楽に書けるという意味では、全然「KSモデル」でいいんだけど、メタル軸って結構見た目的にもカッコいいのもあるし、あと軸がストレートで細いので持ちやすいっていうのがちょっとあって。自宅でいっぱい文章を書いたりとかするときは「KSモデル」の方が多分いいんだけど、手帳に書くペンとしたらこの感じがちょうどいいなって思う。あと、クルトガにしては何もしてない、ストレートなのがいい。

【他故】何もしてない(苦笑)。

【高畑】色々と装飾的なかたちになりがちなところが、もう本当にストレートな軸で。あとこの手触りがすごい良い。今回は特殊な加工というか、すごい小さい螺旋加工をした上に、グリップのところだけ突っ切りで線を引いてあるところが、新しい手触りですごく僕は好き。

【きだて】金属軸で、こんなに効くグリップ初めて。

【高畑】そう? きだてさんいけるんだ!

【きだて】指紋に噛み込むぐらいの感じ。

【高畑】この細い溝がね、何かいいですよね。

【きだて】切削溝の上から、さらに表面をブラストで荒らしてあるんだよね。

【高畑】さらに荒らしてある。結構手間かかっているんだよね。横に細い線が入っているじゃん。この細い線を入れた後にブラストがかけてあるっていう。今、いろんな質感が出てきているけど、これはメタル軸の質感としても新しい。

【きだて】新しい。多分ね、溝だけだと握ったときに若干トゲトゲした感じがあると思うんだけど、ブラストで角を落としてあるのかな? 力を入れずに触るとサラサラしているんだけど、キュッと指で握って圧力かけてやると、その途端に吸い付くというか。本当に、このグリップはすごいよ。

【高畑】普通のアルミのシュッていう軸に、グリップの溝だけ掘ってあるやつってよくあるわけじゃん。

【他故】あるね。

【高畑】もうちょっと深めの溝が掘ってあってというのが大体普通だったんだけど、この感じって、他のメタル軸で触ったことがない感じだったので、まだいけるんだなっていう感じはすごいしたからね。他のブランド筆記具とかでも、いろんな高級な塗装だったりとか加工があるけどさ、これは今まで見たことない良さがあって。

【他故】見たことないね。

【きだて】ベタなローレット加工よりもずっとグリップ力高いしさ。

【高畑】それで痛くはないよね。

【他故】そう、痛くないよね。

【きだて】不思議。

【高畑】それがすごく良いので、僕の中ではこの間までは「オレンズネロ」とかを使っていたんだけど、今はこれにしていますね。で、クルトガはメタルのローレットタイプっていうのが前あってさ。それも使っていたんだけど、それよりも断然こっちの方がカッコよくってかつ持ち心地も全然良いので。ローレットのは、旧タイプのメカが入っているので、やっぱり凹みが大きいんだよね。まあ、別にグリップが透明で、メカがぐるぐる回ってなくていいよっていうところはすごい思うので。

【きだて】「KSモデル」以降のクルトガルが成熟というか、大人になったなというのがね。「もう回るとこ見せなくていいや」っていう。

【高畑】そう。今もね、一応回っていることが分かるように穴が開いているけど。でだよ、俺的には0.5㎜って書いてあるけど、これに0.3が入っているっていうところが。「KSモデル」の0.3が中にそのまま入るので、入れ替えて使っているんだけど。

【きだて】文具王に教えてもらって、俺も入れ替えました。

【他故】俺も入れ替えている。

【高畑】みんなやっているっていう(笑)。

【きだて】最高。

【高畑】いいよね。0.3のクルトガが好きなんだよ。0.3のクルトガが個人的にはすごい好きなので、0.5しか出なかったのがすごい気にはなっていたんだよ。でも、幸いにもメカが「KSモデル」と全く同じものが入っていたので、ここを入れ替えたらね、もう手帳用の筆記具はこれがベストだな。

【きだて】正直言うと、従来のクルトガだと0.3は怖かったんだよ。上下幅があって。だけど、「クルトガメタル」なら0.3が使えるし快適。

【高畑】今だから、「オレンズネロ」0.3と、この「クルトガメタル」のこの0.3の、それぞれ良いところがあってさ。どっちも好きなんだけど、これはすごいいいのが出たなっていうところで。本当に、クルトガルシリーズの中では一番バランスが良くて、完成度が高いなって思うね。使っていてストレスがない。

【他故】うん、分かる。

【きだて】「今一番いいシャーペンって何」って聞かれたら、俺はもう今後は「メタル」って答えるだろうな、というぐらいには好き。「オレンズネロ」とかも、オートマが必要ないって人はいるわけですよ。

【他故】まあね。

【高畑】オートマじゃなくても、これバランスがすごい良かったので好きなんだけど。それで、クルトガメカがちゃんと効くんだよ、これが。手帳に書いているとちゃんと回っている効果が出るんだよ。

【きだて】小さい字を書くとき楽。

【高畑】太さが変わらないって、やっぱりいいよね。だから、クルトガってやっぱり偉大な発明だなと思うんだよ。

【きだて】シャープペンシルを使い慣れていると、「いま芯がこれぐらい減っているから、ちょっと字が太ってくるな」っていうのは感覚として分かるじゃない。

【高畑】分かるね。

【きだて】なんだけど、クルトガを使うと、こっちが落ち着かないぐらいに「まだ細い」という状態が続くわけで。

【高畑】全然変わらないから、楽でいいなと思う。

【きだて】だから、手帳用には完全にいいと思うよ。

【高畑】それこそ、筆記体だったりとか流れるような線を引く人には全然分かんないかもしれないが、ノートに日本語を書くのには本当にいいなと思うので。

【他故】うん。

【高畑】いやー、本当にバランスが良いので。おすすめ度が高いですね。

【きだて】なかなかまだ手に入らないみたいですけどね。

【高畑】店によるみたいで、「全種類揃っていました」みたいな人もいるし、「全然ない」っていう人もいるし。たまたまあるところに行くと買えたりもする。

【他故】そうそう。街の文房具屋でも、ちゃんと入っているところには入っているので、コアに回れば見つかると思うんだよね。

――「クルトガダイブ」ほどではない?

【高畑】全然普通にあるよ。店頭で「まだあるな」と思って見たことが何回かあるので、そういう意味では「クルドガダイブ」ほど加熱はしてないんだけど。「クルトガダイブ」は確かにすごいんだけど、特別なものとしての意味合いがすごい強いけど、バランスで考えたときに、「スーパーカーじゃなくて普段使いで何がいい?」っていったら、これ本当にいいよ。

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クルトガダイブ *関連記事

【きだて】「ダイブ」って三菱のトロフィーだなと思って。普段使い用ではないので。

【高畑】最高峰モデルとしての全部盛りな感じだし、それはそれでいいんだけど。でも、みんなが買うべきはこっちだよっていう感じはすごいするね。

【他故】本当にそうだよ。

【高畑】税込2,750円で高いと思うかもしれないけど、「クルトガダイブ」とか他にも高級ペン色々あるけれども、いろんなバランスが取れているし、コスパ的には全然悪くない。

【きだて】高くないよ。

【高畑】これは、感動的なぐらい完成度が高い。きだてさんが言うようにクルトガのヘコヘコした感じが嫌いだっていう人は、ここら辺でもう1回試してほしい。

【きだて】「KSモデル」が出た時には、そういう内容でレビューを書いたんだけど。「クルトガが嫌いな人はこれでちょっと使ってみて」って。

【高畑】「KSモデル」でも十分いいんだけども、それを超えてくるよね。

【きだて】それ以上っていうのがね、すごかった。ニブダンパーって、文具王の動画の中で「ダイブ」の先端と同じみたいな言い方していたじゃない。

【高畑】これは単純に、前後にスライドするパイプが入っているだけだよ。

【きだて】だけだよね。そこに何か粘性のものが付いているという話じゃないんだよね?

【高畑】多分、ベタベタにグリスを塗っているよ。それでヌルッと動かしているから、めっちゃ使っていたら、サクサク動くようになっちゃうかも。そういう時は、だからこの中にもう一回ちょっと粘性の高いグリスを塗って入れてあげると。

【きだて】それは難しくねえか。

【高畑】だから、バラしてね。これでも裏から見ると、すごい単純なパーツなので。スライドするパーツを後ろから留めてあるのがよく分かるんだけど、見るとベットリしているんだよ。どの程度か分かんないけど、ベトッとしたものを塗ってあって、それで間のぴょこぴょこする感じを大分抑えている感じがする。

【他故】うん。

【高畑】よくやるんだけどね。筆記具メーカーは、グリスだったりとか、あと滑りをよくしたいときはシリコンを塗るんだけど。でも、これはどっちかっていうと、多分柔らかくヌルッとする感じで、左右方向のヘコヘコ感を抑えているので。他のペンみたいに硬くできないのは、クルトガエンジンが回らなきゃいけないから。しっかり押さえちゃうと回れなくなるから、これがクルトガの悩みどころなんだよね。だから、「KSモデル」だとできないんじゃない。パーツを増やせないから。

【きだて】そういうことか。

【高畑】「KSモデル」は、あの値段でやろうと思ったら、そこにもう1個パーツ入れて、グリスを入れてみたいなことはできないから。かといって、キュッて締めちゃうと回らなくなっちゃうから、多分「KSモデル」はちょっとガタつきがある。それに比べると、これはかなり攻めていける。パーツがちゃんと回るっていうのはすごい大事な話なんだよね。クルトガにとっては。

【きだて】うん。

【高畑】普通のシャープペンだとあんまり考えなくて済むようなところを回してなきゃいけないし、回す力が弱い。かなり非力でエンジンで回しているから、ここはしょうがないという気がするね。

【きだて】しょうがないね。そこはアイデンティティだからね。

【高畑】そこが回っているからこそ細い線が引けるわけだから、しょうがないんだけど。だから、ブレを止めつつも回すっていう、すごい難しいところではあるんだけど、それをうまくやっているからすごい書きやすいんだよね。だから、よくできているんだよ。

【きだて】こんなに小さいニブダンパーだけでも、こんなに変わってくるのかって感動したしね。

【他故】そうだね。

【高畑】ちょっと感じが違うじゃん。明らかに違うじゃん。それをちゃんと出してきたのは、やっぱりすごいなと。単純に、「高級軸だからいい」じゃないところがあるので。「軸だけメタルで高級にしました」みたいなモデルではないじゃん。

【他故】そうそう。

【高畑】そこがいいよね。

【きだて】持ったときのバランス的にはどうかね?

【高畑】これ、すごい低重心にしてないんだよね。今流行りの低重心系じゃないなっていうのはある。だから、もうちょっと前重くてもいいよ。

【きだて】俺は逆に「低重心化したいがための低重心」みたいな不自然さがないバランスで、結構良いと思う。

【高畑】自然ちゃ自然、ナチュラルな重さだよ。

【きだて】「KSモデル」以降、後ろが重くなっちゃうじゃん。

【高畑】あー、エンジンが後ろに付いているからってこと?

【きだて】そう。だから真鍮口金の重さだけで、わりといいところのバランスをとったなと。

【高畑】俺は気持ち的には、この真鍮の口金をもうちょい長くしてほしかった。「もうちょい前が」っていう感じだね。それは本当に気持ちの問題なので、全然これでいいんだけど。心持ち前が重くてもよかったかなと思うけど。ただ、きだてさんが言う通りのナチュラルな感じっていうのはすごいあるので、別にこれがなんか不自然ではない。

【他故】うん。

【高畑】前回の不自然に後ろが重いペンがあったじゃないですか。あれに比べたら扱いやすいよ。誰が乗ってもちゃんと走るみたいな感じがすごいあって、すごいバランスいいよね。嫌味な癖が全然ないんだよ。

【きだて】他故さん的にはバランスどう?

【他故】今のところ、使っていて全く問題ないというか。俺は別に先端が重かろうが軽かろうが、フィーリングの人なので、前回のやつもそうだけど、後ろ重くても「いけるじゃん」みたいに言っちゃう人だから。

【きだて】そうだったね。

【他故】でもこれは、本当にバランス的にも全く問題なくというか、手馴染みがすごく良くって。実際に手帳に書いているペンっていうと、これと「モノグラフファイン」の2本持ちしているんだけど、こっちの方が出番は多くなったね。

【高畑】「モノグラフファイン」と比べると、全然違うよね。

【他故】「モノグラフファイン」が、消しゴムがでかいっていうものすごいアドバンテージがあって、手帳めっちゃ直す人なので消しゴムは欲しいんだよ。なんだけど、今使う頻度はこっちの方が上だね。やっぱりいいペンだと思う。

【高畑】全体的に、思ったより軽い。

【きだて】20gないんだよね。

【高畑】外装はアルミだけど、中はプラでできているから。「クルトガメタル」っていう名前で出てきたじゃん。発売前から煽ってきたから、真鍮で重たいのとか出してくんだろうと思ったら、手に持った時に「おっ軽い」っていう。俺はこのぐらいで全然いい。重くし過ぎないのが好き。

【きだて】実用性としては、これぐらいで全然いいんだよね。長時間書き続けるのには。

【高畑】最近、高級志向のペンが、真鍮の重さで20g超えてくるみたいなのが割と多かったじゃないですか。それこそ「モノグラフファイン」とかめっちゃ重いじゃん。それに比べると、この方が書いていて楽なんだよね。

【きだて】その辺はね、高級シャープを出したいんじゃなくて、ハイエンドなシャープを出したかったんだなという感じ。

【高畑】そうだね。本当にちゃんと書けるよね。書くジャマをするほどの高級感とかケレン味みたいなものは要らないよねっていう感じで、そういう意味でもいやらしさがないというか、わざとらしい高級感がないところがすごいね。僕はこれ大好きですよ。まあ、0.3に入れ替えているんであれだけど、最初から0.3のモデルも出してくれてもいいですよっていう。

【きだて】いずれ出るのかな?

【他故】出たらいいね。

【高畑】0.3ぐらいは出てもいい気がするね。他の芯径は別にいいけど、0.3だったら出てもいいよね。

【他故】いいよね。

【高畑】思ったほどは加熱してないでしょ。ネットを見てる感じだと、「ダイブ」みたいな盛り上がり方をしてないんだけど、「いやいやこっちですよ。三菱の真骨頂はここだよ」っていう気がすごいするので、中高生の諸君、これはいいぞ。こういうのもちょっと1回使ってみてもらえると嬉しいなと思います。

――「ダイブ」の半額ですものね。

【他故】まあ、そうですね。

【高畑】技術的には「ダイブ」が安いと思うんだよ。この値段で「ダイブ」が買えることがおかしいと思っているので。俺は、「ダイブ」は1万円ぐらいでもいいかなと思うんだけど。これが2,500円なのは、俺的には毎日使うんだったら全然アリだなって思う。質が高くてデザイン的にも非常に洗練されているし、僕は好きだな。

【きだて】デザインラインは、基本的に「KSモデル」っていうのがおしゃれなんだよ。

【高畑】グリップのところもシュッとなっているし。何色が好きです?

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サイレントブルー、ファントムグレー、ノクターンブラックの3色

【きだて】ブルー。

【高畑】やっぱブルーがいいですか。ブルー人気だよね。

【他故】ブルーは一番人気じゃないかな。

【高畑】僕はグレーも好きなので、今回は結構どれもいいな。

【きだて】グレーもいい色だよ。

【高畑】ブラックはもう定番なので、何で展開してもいいっちゃいいんだけど。今回、このグレーが割と僕的にはかなりいい線行ったなということでグレーにした。だから、どれもかっこいいなっていうことで、これは非常におすすめです。

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プロフィール

高畑 正幸(たかばたけ まさゆき)
文具のとびら編集長。学生時代に「究極の文房具カタログ」を自費出版。「TVチャンピオン」(テレビ東京系列)の「文房具通選手権」では、3連覇を達成した。サンスター文具に入社し商品企画を担当。現在は同社とプロ契約を結び、個人活動も開始。弊社が運営する文房具のWebマガジン「文具のとびら」の編集長も務めている。著書は『究極の文房具カタログ―マストアイテム編―』(ロコモーションパブリッシング)、『究極の文房具ハック』(河出書房新社)、『そこまでやるか! 文具王高畑正幸の最強アイテム完全批評』(日経BP社)、『文具王 高畑正幸セレクション 一度は訪れたい文具店&イチ押し文具』(監修/玄光社)、『究極の文房具カタログ』(河出書房新社)、『文房具語辞典』(誠文堂新光社)と、翻訳を手がけた絵本『えんぴつとケシゴム』(KADOKAWA)。新著は『人生が確実に幸せになる文房具100』(主婦と生活社)。
https://bungu-o.com/


きだて たく

小学生の時に「学校に持っていっても怒られないおもちゃ」を求めて、遊べる文房具・珍妙なギミックの付いた文房具に行き当たる。以降、とにかく馬鹿馬鹿しいモノばかり探し続けているうちに集まった文房具を「色物文具=イロブン」と称してサイトで公開。世界一のイロブンコレクターとして文房具のダメさ加減をも愛する楽しみ方を布教している。著書に『イロブン 色物文具マニアックス』(ロコモーションパブリッシング)、『愛しの駄文具』(飛鳥新社)など。
色物文具専門サイト【イロブン】http://www.irobun.com/

他故 壁氏(たこ かべうじ)
小学生のころから文房具が好きで、それが高じて文具メーカーに就職。ただし発言は勤務先とは無関係で、個人の見解・感想である。好きなジャンルは書くものと書かれるもの、立つ文房具と薄いペンケース。30分間文房具のことしか語らないトーク番組・775ライブリーFM「他故となおみのブンボーグ大作戦!」パーソナリティ。たこなお文具情報室所属。
「他故となおみのブンボーグ大作戦!」番組ホームページ https://daisakusen.net/

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