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【コレ買いました!】ターコイズブルー軸が美しい! 「プロシオン」万年筆

北澤孝之(Bun2編集長)

第28回 日本文具大賞2019」で機能部門グランプリに輝いたプラチナ万年筆の「PROCYON(プロシオン)」万年筆。以前から気になっていたのが、先日ようやく手に入れた。

軸色は、5色ある中からターコイズブルーをチョイスした。中年男性が持つにはちょっと色が明るすぎるかなとは思ったが、最近この色が気になって仕方ないのだ。

2.jpg価格は税抜5,000円。同社のエントリー万年筆としては、税抜300円~400円の「プレピー」、次いで同1,000円の「プレジール」があるが、そこからのステップアップ万年筆としてちょうど手頃な商品ではないだろうか。
手に取ると、ヒヤッとした感触がある。軸がアルミボディになっているのだ。キャップは簡便な嵌合式ではなくネジ式になっているのが、エントリーモデルとは一線を画した感がある。

ペン先はステンレス製だが、金ペンの様な書き心地を実現した“五角絞り”のペン先を採用しているとのこと。今回はM(中字)を購入した。首軸が半透明なのもちょっとしたアクセントになっている。

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別売のコンバーターも併せて購入したので、ボトルからインクを吸入して使ってみようと思う。
インクは、昔の伊東屋カクテルインクを入れることにした。このインク、銀座伊東屋 横浜元町で現在展開している「カクテルインク」ではなくて、今はなき伊東屋丸の内店で12年前に作ってもらったカクテルインクなのだ。だから、ボトルの形状も今のものとは全く異なるし、インクの色も今のものとはまた違うものだろう。

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このインクを吸入して、インク見本帖,inknocci」に試し書きしてみた。

5.jpg12年前に作ってもらって以来、まだ数回しか開封したことがない。当時の色とはちょっと違うかもしれないが、ターコイズブルーの美しい色味はそのままで、プロシオンのこの軸色にとてもよく合う。インクのドライアップを防ぐプラチナ万年筆独自の「スリップシール機構」を搭載しているので、この色味を保ったままこれからも使用できるのではないだろうか。

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