1. 連載企画
  2. Kia Ora!文具通信
  3. 【Kia Ora!文具通信】Vol.2 日本人留学生イチ押し!NZに持ってきた日本の文具

【Kia Ora!文具通信】Vol.2 日本人留学生イチ押し!NZに持ってきた日本の文具

太平洋の南に浮かぶ島国ニュージーランド。豊富な自然環境と多様な人種が集まるこの国では、日本とはずいぶんと異なる文具事情が広がっているようです。ニュージーランドに長期滞在中の文具ライターが、現地で出会った文具のアレコレをご紹介します!
タイトルにある「Kia Ora!」とは、ニュージーランドの先住民族・マオリ族の言葉で「こんにちは」を意味します。親しみを込めた挨拶として、日常的に使われています。

日本人留学生の厳選文具とは?

前回の連載でお話したように、ニュージーランドの文具事情は日本と非常に異なり、日本ほどバラエティに富んでおらず、かつ日本ブランドの文具は値段も非常に高いと言えます。このような状況下で、日々勉強に励む日本からの留学生の多くは、文具をNZ現地で購入するよりも「日本から持ってくる」ことが多いようです。
とはいえ、飛行機に載せられる荷物は限られ、仕送りにも厳しい制限がかけられるなど、アイテムを厳選しなければいけないのも事実。限られた条件のもと、留学生たちはどんな文具を選んで持ってきたのでしょうか。筆者が通う語学学校の日本人生徒4人に聞いてみました。

ペン2種類の予備も持参!

②ここさん.JPGここさん(20歳)
「ペンケースは日本で使っていたものをそのまま持ってきました。特に予備で持ってきたものはボールペンです。NZに来る前に留学エージェントの方から『現地の文具は日本ほど質が良くないから持っていったほうがいい』と聞いたので、『ジェットストリーム』と『サラサ』を複数本持ってきました。紙の質によって使い分けています」。

一時帰国時にまとめ買い!

②まほさん.JPGまほさん(26歳)
「先日日本に一時帰国した時に『フリクション』を購入しました。『フリクション』は15年くらい前からずっと使っていて、授業中ノートを書く時に色を分けながら使っています。NZではまだ『フリクション』を見つけられていません。見つけたとしても高いので、替え芯も日本から持ってきました」。

日本らしさ全開!の文具たち

④このかさん.JPGこのかさん(26歳)
「日本で購入した『地球の歩き方』のパスケースがお気に入りです。バスに乗るための『ATカード』を入れて日々使っています。力士が目立つこのボールペンは、叔母が『NZに行くなら』とくれたもので、日本食レストランでのアルバイト中に使って日本らしさを出しています」。

仕送りで頼んだシャープペン!

⑤あんなさん.JPGあんなさん(20歳)
「日本から持ってきていなかったシャープペンを、親に頼んで送ってもらいました。これまでシャープペンを落としてペン先が曲がってしまうことが多かったのですが、送ってもらったうちの1つ『グラフギア』はペン先が収納できるので気に入っています」。

プロフィール

臼井 遥比(うすい はるひ)

ライター。1995年横須賀生まれ。
地域WEBマガジンや「文具のとびら」で編集や取材・執筆を経験。
2024年2月からニュージーランドに滞在し、「文具」や「暮らし」をテーマに活動中。

ニュージーランドでの暮らしをnoteでも発信中。
https://note.com/haruhiusui16

【文具のとびら】が気に入ったらいいね!しよう