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【連載】月刊ブング・ジャム Vol.29 これが未来の文房具だ!(その1)

本サイト編集長の文具王・高畑正幸さん、イロモノ文具コレクター・きだてたくさん、ブンボーグA・他故壁氏さんの3人による文具トークライブユニット「ブング・ジャム」が、気になる最新文房具を独自の視点から切り込んでいく「月刊ブング・ジャム」。Vol.29では、ブング・ジャムの3人が考える「未来の文房具」を紹介してもらいました。

第1回目は、編集部がセレクトした磁性メモパッド「クリーンノート Kaite(カイテ)」です

写真左から他故さん、高畑編集長、きだてさん

*その2はこちら
*その3はこちら

電気要らず! エコでクリーンなメモパッド

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クリーンノート Kaite(カイテ)」(プラス) 新開発の「磁性シート」を使用した全く新しいメモツール。微細なマイクロカプセルに入った黒い鉄粉がペン先の磁石に引きつけられ、鮮明で滑らかな筆記線を実現している。インクを使わないので汚れや消しカスを気にする必要がなく衛生的に使え、半永久的に繰り返し使えるので環境にやさしく経済的。磁性シートを搭載した本体、シャープで鮮明な線が書ける専用ペン(特許出願中)、消したい個所だけを表面から自由に消せる専用イレーザー(特許出願中)の3点で構成。B5サイズ税抜3,600円、A4サイズ同4,200円。

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――今回は、ブング・ジャムのみなさんが考える“未来の文房具”についてご紹介いただきます。その前に、編集部でセレクトしたプラスの「クリーンノート Kaite(カイテ)」ですが、いかがですか?

【きだて】「Kaite」に関しては、文具王が以前にどえらく長時間の解説動画をアップしてたじゃん。もうね、正直それでおなかいっぱいっちゃいっぱいなのよ。言いたいことはもうあらかた言ったろ?っていう(笑)

――まあ、動画を見ていない人もいるでしょうから。

【高畑】あんな長い動画を見られるかという問題もあるから(苦笑)。それに、あれは製品の仕組みの話だからね。

【きだて】仕組みの話ばかりで、使い心地とかが出てこないんだもの。

――まあまあ(笑)。

【高畑】気になる人は文具王の動画をご覧下さい(動画はこちら)。それで、仕組みはともかく、これどうですか?

【きだて】いや、面白いですよ。俺ね、4〜5歳ぐらいのクリスマスプレゼントで、たぶん当時発売されたばっかりのタカラ「せんせい」をもらったのよ。で、それを相当に気に入って遊び倒した記憶があって。

【他故】へぇ~。

【きだて】だから、あの手の磁性ボードはすごくいいものだ、という思い出があって。

【高畑】お~。

【きだて】だけど、大きくなってから改めて使ってみると、解像度が粗いというかさ、「あれっ、こんなに粗いものだっけ?」っていう。砂鉄が動いているのが直で分かるし、細かい文字が真っ当に書けやしないし、「あれ、こんなだっけかな」と思って。

【高畑】うむ。

【きだて】で、「Kaite」なんだけど、俺の中のイメージでは、タカラの「せんせい」はこれくらいの解像度を持ってたはずなんだよね。

【高畑】なるほどね。それはあれだよね、子どものときにクレヨンで絵を描いていたのが、鉛筆に変わったみたいな。

【きだて】そう。そういう感じだよ。まさにそうだと思うんだ。

【高畑】クレヨン解像度から、シャーペン解像度に上がるみたいな。ああ、なるほどね。

【他故】そうだよね。

【高畑】イメージってそんなもんだよね(笑)。

【きだて】すごい脳内補正がかかってたなと思うのと同時に、その思い出の中にしかなかった高解像度な「せんせい」が今、俺の手元にきているなという感じがあって。だから、これは無条件で「すごくいいもの」という気になってるの。

【他故】ははは(笑)。なるほど。

【高畑】今再びの「せんせい」だ。

【きだて】もちろん実際問題として、描線の色は薄いし、あとは細字ペン先の使い心地とか、いろいろ不満点もあるんだけど、それでもここまで細かく書ける磁性ボードはなかったし。

【他故】まあ、そうだね。

【きだて】さらに慣れると、筆跡の雰囲気と線の色は鉛筆っぽくて面白いなという気にもなってきた。

【高畑】ああ、なるほど。

【他故】それは分かる。

【きだて】薄い鉛筆で書いた感じがあって、意外と読みにくくもなく、味わいもあり。うちの奥さんがこれでお絵描きをしていて、楽しく使っていたよ。

【他故】そうね。

【きだて】絵を描く人もそこそこ違和感ないみたい。細字ペン先の使い勝手以外は。

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【高畑】この小さな三角の板みたいなのがついてるペン先、一時期、静電容量式のスタイラスでこういうかたちのがあったよね。

【他故】あった、あった。

【高畑】ちょっと原理は違うけど、かたちは同じだよね。

【きだて】どうしても、自分のイメージしている位置からペン先がずれるんだよね。

【高畑】そうね、それはある。

【きだて】だから、このペン先はイヤだって奥さんが言ってました。

【高畑】でも、これぐらい細く書こうとすると、このかたちになっちゃうんだよね。

【きだて】仕組上これが必要になるんだよね。まあ、その辺は文具王の動画を見て下さいということで。

【高畑】まあ、そういうことで(笑)。

【きだて】いやらしいな、さっきから(苦笑)。

【高畑】でも、ボードでこの細さの文字が書けるようになったのは確かにいいよね。

【他故】そうだね。

【高畑】びっくりしたのはさ、前面から消せるところなんだよ。以前は、後ろからガシャッと消してたでしょ。

【他故】あ~、はいはい。

【高畑】「せんせい」タイプのものは、基本全部後ろから消すからね。

【きだて】後ろから砂鉄を引っ張って沈めるというね。

【高畑】そうそう。あのスライダーが付いていて、その分分厚さがあるし、あと消すときは一気にいかないといけなかったのが、これは部分消しができるんだよね。

【きだて】細かい消しはできないんけどね。周りもジワッと消えちゃうから。

【高畑】磁力だからさ、周りに漏れちゃう感じがするよね(笑)。

【きだて】漏れちゃうのはしょうがないよ。

【高畑】モヤッとはなるけど、少なくとも書いてあるかたまりを消すのはできるじゃん。キーワードだけ消して書き直すことはできるよ。

【他故】できるね。

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【高畑】これ、ライバルとしてイメージするのは、どうしても「ブギーボード」とかが出てくるじゃない。「ブギーボード」なんかは、これと比べたら確かに鮮明じゃん。字の細さは一緒だけど、くっきり出るのがいいとこで、そのかわり白黒反転してしまうということと、ポチッと押したら全部消えるじゃん。そこら辺でどっちが好きかだよね。

【きだて】「ブギーボード」って、部分消しができるやつ出てたよね。

【他故】そんなのあったっけ?

【きだて】あれ、なかったっけ?

【他故】(スマホで調べながら)あっ、あった。「ブギーボードBB-11/BB-13 部分消し機能のご案内」という説明の動画があるよ。

【高畑】ああ、できるんだ。それは知らなかった。今度やってみよう。でも、ちょい消しっていう感じじゃないね。「Kaite」の方は、ふわふわと軽く消せるから悪くないね。

【他故】そうね。

【高畑】僕は、家でも動画撮るときなんかに割とホワイトボードを使うし、家の壁にホワイトボードのシートを貼って書けるようにしてあるぐらい好きなんだけど、あれはちょっとだけ黒い消しクズが出るじゃん。

【きだて】パラッとね。

【高畑】それはしょうがないなと思って使ってるけど、リビングにホワイトボードだとちょっと嫌な人はいるじゃない。それだと、このクリーンな感じはいいんじゃないかな。

【きだて】さっきから、サクサクと絵を描いている他故さん的にはどうなの?

【他故】ホワイトボード的なイメージがあるよね。

【きだて】ああ、イレーザーがこのかたちだからね。

【他故】余計にそういう感じはある。

【高畑】描線の細さは、ボードマーカーだと思うとかなり細いよね。

【きだて】だから、きれいな絵も描けているわけじゃん。

【他故】ペン先の位置が確定できれば絵も描ける。

【高畑】他故さんのその絵は、太い方で描いたの、それとも細い方?

【他故】細い方で描いた。

【高畑】細い方で描いたんだ。描ける人は描けるな。

【他故】やればできる。まあ、慣れというか、この位置に当たってるというのを理解してから描き始める感じはあるけどね。一番最初は、どこに置いたのか分からなかったから。まあ、気持ちよく描けるかというと、そこまでではという感じがするけどね(笑)。

【きだて】他故さんといえば、筆記具なわけじゃん。

【他故】「筆記具なわけじゃん」って(苦笑)。

【きだて】その筆記具の人として、書き味の部分とかその辺はどうなのさ?

【他故】何というかさ、「描いている」という味じゃないんだよね。サラサラくるわけじゃなくって、ちょっと押し込んでいるような感覚が感じられるじゃない、これって。盤面に対してへこむというかさ。

【きだて】あ~。

【他故】もうちょっと、サラサラ書けるといいんじゃないの。これって、筆圧関係あるの?

【高畑】いや、むしろかけると良くない。強すぎると中のカプセルがつぶれる。

【他故】そうだよね。

【きだて】一応、プラスは「紙のような書き心地を目指しました」と言っているんだけど。

【高畑】表面の感じがね。

【きだて】表面が、ペーパーライクなフィルムになっているんだよ。

【高畑】ガラスのツルツル感よりは、シャリシャリした感じの。

――ちょっと電子ペーパーっぽい感じで。

【きだて】筆記具での書き味にあんまりこだわりのない俺としては、思ったよりは紙っぽいと感じたんだ。

【他故】あ~、なるほど。

【きだて】それこそ、液晶タブレットにスタイラスで書くよりは紙っぽい。

【他故】それはそうだね。

【きだて】という意味では、割とよくできているなと思ったんだけどね。

――しかも、電池が要らないし。

【他故】電源不要というのはいいですよね。

【きだて】他故さんレベルのこだわりだと、まだ物足りないんだ。

【他故】もっと黒く描けてほしいとか、もっと細く描けてほしいとか、絵を描いている人だとどんどん欲が出てきちゃうんだ。

【高畑】普通に書けるので、メモパッドとしては充分なんだけど、すごい惜しいなと思ったのは、俺はこれをお風呂で使おうと思ったのさ。

【きだて】あ~、はいはい。

【高畑】お風呂の中で思いついたことをメモするものは大分前から試行錯誤していて、今は濡れても大丈夫な耐洗紙でできたメモに鉛筆で書いているんだけど、やっぱフニャフニャになるじゃん。だから、これをお風呂で使えたらちょうどいいなと思ったんだけど、これ箱に「水に濡らさないで下さい」って書いてあって、ダメっぽいんだよ。

【他故】そうなんだ。

【きだて】ダイバーの人って海中で磁性ボードに文字を書いてやりとりをしているじゃない。だから最初に見たときに、これも水中で使えるんだと思って。「ダイバーの人がこれを使って、海中で魚のスケッチとかしたら面白そう」って考えたんだけど。

【高畑】できそうな気がするけどね。

【きだて】残念ながら対応してないんだよね。

――防水仕様ではないんですね。

【他故】防水ではないんだ。

【高畑】何がダメなのかはよく分からないんだけど。横から染みてくるのかもしれないし。

【他故】表面がはがれてきちゃうのかもしれないし。

――でも、防水になったらいいですよね。

【他故】次の段階で防水になってくれたら、また評価が変わりますよね。アウトドアでも使えるし。

【高畑】ちょっとした野外で使える強さがあったら、自分的には用途が広がるんだけど。そこはちょっと、できたらいいなと思う。

【他故】うん。

【高畑】きだてさんが言うように、これは解像度がだいぶ高いから、これ1面あったら結構書けるじゃん。

【他故】ああ、書けるね。

【高畑】このぐらいの文字の大きさで書けば、原稿用紙2枚分は書けるじゃん。今はアプリもあるんだけど、書いたやつを写メで撮っておくだけで、それを次からは持って行けるので。

【きだて】ただ、「Kaite」の専用アプリがね、ちょっと。

【高畑】ちょっと使いづらいんだよ。

【きだて】台形補正するときの読み取り精度がイマイチだったりして、使いづらい。あと、そもそもカメラで撮影しようとしても、このボード面がけっこう光を反射しちゃって撮りづらい。

【他故】光るんだね。

【きだて】蛍光灯の下でやろうとすると、かなり大変。

【高畑】角度は選ぶね。

【きだて】だからアプリ連動を謳うなら、アプリの改良とボード面の改良の2つが要るなと思って。

【他故】ぶっちゃけ、ただ撮って保管しておくぐらいだったら、アプリじゃなくてもいいんだよね。

【きだて】他に台形補正してくれるアプリはいくらでもあるからね。

【高畑】あとこれ、板の厚みが案外薄いじゃない。これもいいよね。

【きだて】薄いし、軽いしで。

――さっき、きだてさんが言っていたところの精度があがると、未来の文房具っぽくなるのかな。

【きだて】未来っぽさで言うと、俺にとっては未来の「せんせい」なんだけど。

【高畑】未来の「せんせい」なんだけど、イメージとしては随分子どもの頃になっちゃう(笑)。

【他故】わはは(笑)。

【高畑】今はタブレットだ何だというのが山ほどあるのに。

【きだて】ずいぶん昔に夢見ていた未来の話だよね。とはいえ「いいもの」という刷り込みもあるので、俺はちょっとどう答えていいか分からない(笑)。

――まあ、厳密に未来性を語っても仕方ないですが(苦笑)。

【高畑】タブレットやコンピューター、ブギーボードもそうだけど、いろんなメーカーが紙に変わるものを模索してきているわけじゃない。ペーパーレスが本当にできるのかというのも含めて、あれこれやっている中の一つだという気はするけど、完全に電源レスでスタンドアローンで使えるというのは、とりあえずパソコンで処理して何でも液晶で表示してしまえ、というものとはまた別の意味がある。

【きだて】そうだね。

【高畑】書いたものを、常時表示しておけるじゃないですか。

【他故】ああ、そうね。

【高畑】画面が消えちゃうというのは、色々と困るときもあるわけで。

【他故】うん。

【高畑】でもさ、たまたまこれしか持っていないときに、偶然アイドルに会ってサインしてもらったら、もう消せないよね。

【きだて】そりゃそうだろうけどさ(笑)。

【他故】その上から油性マーカーでサインしてもらえばいい。

【高畑】ああ、極端な話、ここにマジックで罫線を書いておいて、書き消しできるボードにはできるよね。そういう定型ボードに使えるよ。

【きだて】それで方眼タイプもあるわけだからね。

【他故】タイプはその2種類ということ。

【高畑】そう。方眼と無地で、その大小で4タイプある。

【きだて】7㎜罫とか欲しい人はいるかもね。

【他故】細かく書くという意味でね。

【きだて】それこそ、メモをとるんだったら、ここにびっしりと7㎜罫が引かれていると、使いやすいかもしれないよ。

【高畑】もうちょっと太い罫の方がいいかもしれない。

【きだて】ああそうか、ペンが太いからね。10㎜くらいか。

【他故】それだったら、5㎜方眼でいいじゃんっていう話だよ。

【きだて】でも、横罫好きの人いるじゃん。

【他故】分かるよ。

――ああ、方眼と無地に加えて、横罫があってもいいでしょうね。

【他故】文房具っぽいっていう意味では、横罫があった方がいいですね。

【高畑】しかし、「せんせい」から考えると、随分シャープになったよね。

【きだて】ねえ。

【高畑】本体の薄くてきっちりした感じもそうだし、書いたときの線も細いし。解像度が2段階ぐらい上がった感じはあるよね。

【きだて】あるね。「4Kせんせい」ぐらいの感じだよ。

――4K(笑)。

【高畑】あ~、そういうことだね。

【他故】解像度がかなり上がっているわけだ。それまで「VGAせんせい」だったのが、「4Kせんせい」になったんだ(笑)。

【きだて】そう。「Retinaせんせい」でもいいや(笑)。

【高畑】でも、今の「せんせい」も解像度が高くなっているんだよね。びっくりした。比較用に買ってみたんだけど、Kaiteほどじゃないけど細かく書けるんだよね。

【きだて】だから俺も、記事で紹介するとき、昔の「せんせい」の雰囲気を比較用に見せたいから、わざわざ中国製の安い磁性ボード買ったもの。

【高畑】これはこれで独自の世界というか、紙に行くでもなく、デジタルに行くでもなく、どっちでもないし。あと、「クリーンノート」と言っていて粉が出ないから、ある意味クリーンルーム的なところで使えるんだよ。

【他故】多分、病院とかそういうところでの使用を考えているんだろうね。今でも、いわゆる筆談コーナーと言われるところには、こういうのを置いているんでしょ。

【きだて】そうだね。

【他故】そういうところに、これが代替わりで入っていくんじゃないのかな。

【高畑】僕らが子どもの頃に比べたら、随分ここまで来たじゃない。だから、しばらく様子は見たいね。もっと良くなるかもしれないじゃん。

【他故】そうね。

【きだて】でも、これが進化するのかどうか。結局、E Inkや液晶に負けちゃうのか。

【高畑】例えば、針なしホッチキスなんかは100年前からずうっとあって、4枚ぐらいまでだったのが、急に10枚くらいまで綴じられるようになって、「使ってもいいかな」ぐらいにまでなったわけじゃないですか。安全性というところで、狭いけどその領域のところを確保している。これに関しても「これじゃないと困るんだ」という人がいて、場所を確保しているから。

――その、粉が出なくて清潔感を保つというところでもね。

【高畑】だから、もうちょい筆跡が濃くなるとか、防水になるとか、機能の向上はあってもよさそうだけれどもね。

【きだて】とりあえず、この「未来せんせい」に会うまでに40年ぐらいかかっているので。

【高畑】そうだよ。

【きだて】あと何十年か待つぐらいだったらいいよ、待つよ。俺の今際の際には、改良型の「超未来型スーパーせんせい」に遺言を残すようにするよ(笑)。

【高畑】消えるやん(笑)! その時は、きだてさんの目の解像度が足りないという問題があるけどね(笑)。

【きだて】つらいな~。

【高畑】でも、それでも見えるくらい描線がくっきりしているのが出てくれればいいということだよ。

プロフィール

きだて たく
小学生の時に「学校に持っていっても怒られないおもちゃ」を求めて、遊べる文房具・珍妙なギミックの付いた文房具に行き当たる。以降、とにかく馬鹿馬鹿しいモノばかり探し続けているうちに集まった文房具を「色物文具=イロブン」と称してサイトで公開。世界一のイロブンコレクターとして文房具のダメさ加減をも愛する楽しみ方を布教している。著書に『イロブン 色物文具マニアックス』(ロコモーションパブリッシング)、『愛しの駄文具』(飛鳥新社)など。
色物文具専門サイト【イロブン】http://www.irobun.com/

他故 壁氏(たこ かべうじ)
文房具トークユニット〈ブング・ジャム〉のツッコミ担当。文房具マニアではあるが蒐集家ではないので、博物館を作るほどの文房具は持ち合わせていない。好きなジャンルは筆記具全般、5×3カードとA5サイズノート。二児の父親。使わない文房具を子供たちに譲るのが得意。

たこぶろぐhttp://powertac.blog.shinobi.jp/


*このほか、ブング・ジャム名義による著書として『筆箱採集帳 増補・新装版』(廣済堂出版)と、古川耕さんとの共著『この10年でいちばん重要な文房具はこれだ決定会議』(スモール出版)がある。

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