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【文具時評】2025年春注目の最新個性派シャープペン
今、筆記具の中でも一番元気なのがシャープペン。ハイスペックなモデルやハイグレードなモデルが続々と生まれている。ここでは、2024年夏から2025年春にかけて発売された最新モデルを紹介する。
プロユース 241(プラチナ万年筆)
プラチナ万年筆は、製図用シャープペンの書きやすさ・使いやすさを追求した「PRO-USE(プロユース)」シリーズ最高のハイスペックモデルとして2024年8月に「プロユース 241」(税込2,750円)を発売。
筆記中に芯が先端パイプから見えなくなると筆記とともに芯パイプがスライドして筆記できる「ハヤーイ機構」や、筆記中に一定の筆圧をかけると芯がパイプに戻る「シンスイッチ機構」を搭載。どちらもON / OFFを設定でき、1本で4種の筆記感が設定可能。さらに、芯が折れにくい「オ・レーヌガード機構」を搭載し、 筆記時に起こる芯折れのストレスを軽減する。
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モノワーク(トンボ鉛筆)

同社初の太さ1.3mm芯のシャープペンで、マークシート解答欄を素早くマークできる。さらに、シャープペン先端にガイドパイプを加工することで、解答欄周りの見通しがよく、ペン先は一体の金属を加工しているためガタつきやブレが生じない。「モノグラフ」で好評の回転くり出し式ホルダー消しゴムをボディエンドに搭載している。
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リント(ゼブラ)
ゼブラは、書いている文字が見えやすいシャープペン「リント」(税込495円)を2024年10月に発売。
書いている文字の見えやすさは「美しい書き姿」に繋がるのではという点に着目。1回ノックすると先端のパイプがスライドして出てきて、パイプの長さが約2倍以上になる「リントシステム」を搭載。パイプを長くすることで文字が見えやすく、のぞき込まなくても書けるようになり、美しい文字を書きやすくなっている。
さらに、見える範囲を広げるペン先の形状、持つところは指になじむようにカーブした形状など、美しい書き姿に向かうためのデザインにもこだわった。
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プーマハイグレードシャープペン(クツワ)

クツワは、「プーマハイグレードシャープペン」(税込2,970円)を2025年2月に発売した。
フルメタルボディで安定感のある書き心地が特徴。握りやすいスリット・ローレット加工のされたグリップ、手元の見やすいシャープな先端形状と、「ハイグレード」の名にふさわしい高級感のあるデザインとなっている。
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クルトガ ウッド(三菱鉛筆)
三菱鉛筆は、“芯が回ってトガりつづけるシャープ”「クルトガ」シリーズから、色みや木目にこだわった木製グリップと、上質なメタル製の軸を組み合わせたモデル「KURUTOGA Wood(クルトガ ウッド)」(税込3,850円)を2025年3月に発売。
「クルトガ」シリーズで初めて天然木を使用したグリップを搭載した。木製グリップには、美しい木目と重厚感のある黒褐色を特徴とする“ウェンジュ”を使用。天然素材である木製グリップは一つ一つ、色みや木目が異なるため、違いを楽しむことができる。
後軸は、「KURUTOGA Metal(クルトガメタル)」と同様のアルミ製となっており、さらに筆記中のブレを軽減した「クルトガエンジン」に加えてペン先に樹脂製パーツ「ニブダンパー」を搭載。筆記時の衝撃を和らげ、さらに安定した筆記感を実現する。
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Solid Write(LACONIC)
LACONIC(ラコニック)は、美しい所作を持って書くことの楽しさを追求したシャープペン「Solid Write(ソリッドライト)」を4月に発売。
安定感のある絶妙な重量バランスや、快適なホールド感を得られるラバー塗装、転がり防止のために設計された六角リングなど、どこまでもシンプルに、 美しい所作を持って書くことの楽しさを追求したシャープペン。単品(税込3,960円)と、よりスマートに携帯するために開発された「1本差し用」の牛革製ペンシースとのセット(同6,930円)をラインアップしている。
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