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【文具時評】2024年春の新学期シーズンに注目の最新シャープペン

文具のとびら編集部

いよいよ新学期。新年度が始まるのに合わせて、シャープペンを新調するという学生も少なくないだろう。
そこで今回は、2023年秋~2024年春に発売された最新シャープペンの中から、注目のアイテムをピックアップしてご紹介しよう。

「nocfree(ノクフリー)」(サンスター文具)

ノクフリー.jpgサンスター文具は、“自動芯出し機構”を採用したオートマチックシャープ「nocfree(ノクフリー)」(税込495円)を2023年10月下旬に発売した(関連記事)。

筆記時にペン先が紙面に当たり上下運動することで自動で芯が送り出される仕組み。本体サイドのノックをするのは使い始めの1回だけで、ノックの煩わしさを気にせずに書き続けることができる。ガイドパイプ付きで、芯折れを防いでくれる。芯径は0.5㎜。軸色は全8色で、カラーバリエーションが豊富なのも魅力。

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「モノグラフ ファイン」(トンボ鉛筆)

トンボ鉛筆は、ノック式シャープペンにくり出し消しゴムを備えた「モノグラフ」シリーズに、新たな3つの“ファイン”を付加したハイクラスモデル「モノグラフ ファイン」を2023年10月31日に発売した(関連記事)。

ペン先は4段のテーパー加工を加えてペン先周りを明るく、筆運びをさらに緻密にした。また、ペン先からグリップまでの先軸にメタル軸を採用。ペン先のガタつきやブレも解消したほか、低重心で安定した筆記感が得られる。グリップ部は胴軸直径を0.4㎜細めて握りを安定させ、ソフトフィール塗料を使用することで革製品のようなしっとりとした肌触りを実現した。ノック式ながら消すときはロックされる消しゴムユニットを新たに採用。芯径は0.5㎜と0.3㎜の2種で、価格は税込1,210円。

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「Writoll(ライトル)」(サクラクレパス)

ライトル.jpgサクラクレパスは、ダブルノック機構のシャープペン「Writoll(ライトル)」を2023年11月中旬に発売した(関連記事)。

従来のペン先が細いタイプは筆記時の文字の視認性は高いものの、ペンケース等に収納して持ち運んでいる時にペン先の折れ・曲がりが生じるという悩みがあった。そこでペン先を完全に収納できるダブルノック機構と、「書く」ことに集中できる視認性の高い細いペン先を併せ持つ「Writoll」を開発。芯径は0.3㎜と0.5㎜の2種類を用意し、価格は税込550円。

「AMAIN(アメイン)シャープペン」

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ぺんてるは、芯径1.3mmの太芯でしっかり書ける「AMAIN(アメイン)シャープペン」を、2023年11月22日に発売した(関連記事)。

強い力で書いても折れにくい芯径1.3mmで、濃くなめらかな書き心地の太芯が特徴。しっかり握れるグリップ付きで、強い力で書いても折れにくいため、初めてシャープペンを使う子どもも安心して使うことができる。税込396円。

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「あの・とき・いろ 六角シャープペンシル」(ナカバヤシ)

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ナカバヤシは、学生生活の甘酸っぱい思い出や学校の場面、季節のイベントなどの情景を色に込めたエモ色文具「あの・とき・いろ」シリーズを2024年1月中旬に発売。誰もが心に残る学生時代の思い出や情景を色に込めて展開するステーショナリーシリーズで、“あのとき”を表現した12色の本体カラーから自分好みの色を選ぶことができる。ラインアップは六角シャープペンシル、低粘度油性ボールペン、ノック式消しゴムの3種類(関連記事)。

「六角シャープペンシル」は、鉛筆のようなデザインのシャープペンシル。鉛筆径(7㎜)に近づけた8㎜の軸径を採用して握りやすさを実現している。書きやすさに加え、どこか懐かしい使い心地を味わえる。定番の芯径0.5㎜は全色展開、また手帳などの細かな書き込みにも適した0.3㎜と鉛筆に近い描き心地の0.9㎜は2カラー(ノートの落書き、音楽室のピアニスト)限定でラインアップ。文字を描く時に力を入れすぎても芯が柔らかに凹んで折れにくい安心機構を採用。他にも繰り出し消しゴムや転がり防止のクリップといった便利機能を搭載している。税込275円。

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「S3(エススリー)」(パイロットコーポレーション)

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こちらは新製品ではなくて、新色の発売。パイロットコーポレーションは、学生に人気の製図用シャープペンシル「S3(エススリー)」(税込330円)の芯径0.4㎜と0.3㎜の新色を2024年2月27日に発売した。

同社が行った芯径3種類を比較するアンケート調査では、0.5㎜と0.3㎜に比べても、細い罫線や方眼のノートに対しては0.4㎜が一番好まれる傾向があるという結果が出ている(こちらの記事を参照)。そんな調査をもとに、シャープペンシルの新しい選択肢として同社が打ち出す0.4㎜に新色のボディカラーであるクリアタイプのコーラルピンク、パープル、ミントグリーンを発売。さらに、ミルキーホワイトとクリアタイプのネイビーを数量限定で発売。男女を問わず好みのボディカラーを選べるラインアップとなっている。また、0.3㎜にも同色のボディカラー(限定色は除く)を追加した。

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「ノックペンシル M-1700」(ゼブラ)

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ゼブラは、軽くて使いやすい鉛筆型のシャープペン「ノックペンシル M-1700」を2024年3月4日に発売した(関連記事)。

同社は、1980年に100円のシャープペン「ノックペンシル」を発売。鉛筆のような外観とノックすれば書き続けられる便利さで、大ヒット商品となった。今回、再販を希望する消費者の声に応え「ノックペンシル M−1700」を発売。初代ノックペンシルが持つシンプルな要素を継承しながら、現代のニーズに沿った機能を搭載した。

鉛筆のようなやわらかな六角軸にはグリップ部品がなく、持つ位置を選ばない。そして、振るだけで芯が出るフリシャ機能搭載しているので、持ち替えずに素早く芯を出すことができる。付属の消しゴムは、キャップが要らない繰り出し式。芯径は0.5㎜で、価格は税込220円。

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「プロユース 231」

プロユース.jpgプラチナ万年筆は「プロユース」シリーズの新アイテムとして、製図用シャープペン「プロユース 231」(税込1,650円)を2024年3月22日に発売した(関連記事)。

外部の衝撃から芯を守る「オ・レーヌガード機構」を同シリーズで初搭載。落下等の衝撃はもちろん、移動時のペンケース内での衝撃からも芯の中折れを防いでくれる。また、先端芯パイプを収納可能にした「パイプスライド機構」も搭載。芯径0.5㎜で、税込1,650円(限定生産品)。

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「KURUTOGA Metal(クルトガ メタル)」(三菱鉛筆)

2.jpg三菱鉛筆は、“芯が回ってトガりつづけるシャープ”「クルトガ」シリーズから、メタル製の軸を採用した上質なモデル「KURUTOGA Metal(クルトガ メタル)」を2024年4月22日から新発売する(関連記事)。

上質感のあるメタル製の軸デザインで、表層の質感やクリップの形状など細部にもこだわっている。また、「クルトガ KSモデル」にも搭載している、筆記中のブレを軽減した「クルトガエンジン」をベースに、ペン先に樹脂製パーツ「ニブダンパー」を搭載することで筆記時の衝撃を和らげ、さらに安定した筆記感を実現。グリップ部分は、手になじむよう表面加工を施した「マイルドエッジグリップ」を採用。芯径0.5㎜で、税込2,750円。

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