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【2023年Bun2大賞】ベスト文具1位「1 冊でも倒れないブックスタンド」(LIHIT LAB.)受賞インタビュー

文具のとびら編集部

弊社では毎年、文具ファンの投票によりその年のベスト文具を決定する「Bun2大賞」を実施しているが、今年も「2023年Bun2大賞」の投票結果がまとまり、弊社発行の文具のフリーマガジン「Bun2」12月号や本サイトでベスト文具30を発表している(投票結果はこちら)。

2023年のベスト文具に選ばれた30点の文具の中から、上位3点の文具について受賞インタビューを実施。今回は、1位に選ばれたLIHIT LAB.の「1 冊でも倒れないブックスタンド」のインタビューを掲載する。

取り出しても本が倒れない!

ブックスタンド.jpgLIHIT LAB.が2022年10月に発売した「1冊でも倒れないブックスタンド」は、収納物が倒れることなく整理できるのが大きな特徴。本体に23個のストッパーが付属した従来にない形状で、本などを手前から差し込むとストッパーが上がり、差し込んだものを保持するため倒れにくい。常に収納物がキレイに並んでいる状態をキープすることができるほか、戻す場所も一目瞭然。コンパクトなサイズなので、本棚やキッチンカウンターなどに置いても省スペースで使用可能。また複数台使用する際に連結できるジョイントが付いている。裏面には滑り止めの足ゴムがあり、安定して置くことができる。
ブックスタンド2.jpg本体は幅203×奥行120×高さ122㎜(ストッパー収納時)とコンパクトな設計。アイボリーに加え、新色のホワイトとブラックが2023年9月に登場。各税込1,430円。


「収納ボックスに絵本などを収納していましたが、本の量が多くなってくると、子どもが本を取り出す際にドミノ倒しが起こってしまい、片付けにくそうにしていたことが開発のきっかけでした」と話すのは、同社デザインプレイスの岩上優樹さん。岩上さんは、小学生の頃にピアノを習っていたそうで、それが開発のヒントになったという。「鍵盤を押して両端が残る機構を活用できないかと考えて、ストッパーの構造に応用しました。また、すでに廃番になった弊社ファイル収納棚(コンピューターバインダーワゴン)の構造なども参考にしています」。

発売後の反響は大きく、当初の年間目標出荷数の6,000台から、6倍近い3万5,000台に大幅修正したが、1年間で128%超の4万4,800台を達成したという。「2部材だけで構成され、書籍などを支える部材がパタパタと動き、ジョイントはななめという他には見ないような商品ですが、発売から1年以上経った今でも、多くの方から評価いただき、非常にうれしく思います。ご要望にお応えし、A4対応サイズも新たに発売させていただきました。この製品をご存じない方にもぜひ手に取っていただき、使いやすさを実感いただきたいです」。

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2023年12月上旬に発売したA4対応サイズ。カラーはホワイトとブラックの2色で、税込2,530円。

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