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【文具時評】"赤7:青3"の赤青鉛筆がトレンドに
文具のとびら編集部
2022年の新年度が4月から始まり、早1カ月が経過した。新入学生はもちろん、新学期に備えて学用品を新たに買い揃えた子どもたちも多いと思う。
主に小学生が授業で使う文房具に「赤青鉛筆」というものがある。赤鉛筆と青鉛筆の2つが1本の鉛筆で使えるというもので、かつて小学生だった筆者も、筆箱に必ず1本入れていた記憶がある。
赤青鉛筆は赤と青の割合が1:1のものが大半だが、近年はその割合が“赤7:青3”となっているものが、大手鉛筆メーカー2社から相次ぎ発売されている。確かに、赤鉛筆に比べて青鉛筆の使用頻度は少ないので、従来の赤青鉛筆だとどうしても青だけ残ってしまったなという記憶がある。そこで、使用頻度を考慮して赤7:青3の鉛筆が生まれたというわけだ。
まだご存じでない方も多いと思うので、各社の赤7:青3鉛筆をここでご紹介しよう。今後の買い替えの際にご参考いただければ幸いである。
トンボ鉛筆「ippo! 丸つけ用赤7青3えんぴつ」

さらに、「赤/Red」に近い同社独自の学習用「赤芯」を採用したことも特徴の一つ。白色度の低い再生紙のノートやプリントで強く発色する。これまで「赤鉛筆」と呼んでいた色は「朱色(Vermilion)」だったが、この赤芯は色相を赤(Red)に近づけ、明度をやや上げている。同社では、この赤芯を「丸つけ用赤えんぴつ」として2009年に発売。児童と保護者から評価されているという。

三菱鉛筆「uni 学習・丸つけ用 赤青7:3えんぴつ」
三菱鉛筆は、「uni 学習・丸つけ用 赤青7:3えんぴつ」(3Pパック税込198円 、1ダース同792円 )を、2022年4月20日に発売した。同社によると、「学習の時の丸つけは、一度目は赤鉛筆で、二度目の丸つけは青鉛筆で行われることが多い」そうで、2色を使い分けるのに便利な青鉛筆を、使用頻度の高い赤鉛筆を7、青鉛筆を3の割合に配合している。また軸形状は、鉛筆と同じように持てる六角軸を採用。鉛筆の正しい持ち方の練習がしやすく、転がりにくい。
芯は、赤(Red)と藍(Prussian Blue)を採用。赤(Red)は線の色が濃く、ノート等へ書き込んだ文字の視認性に優れているため、丸つけや重要な箇所を囲うなど色分け学習用途にも適している。
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