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【2020年Bun2大賞】ベスト文具3位「ジェットストリーム エッジ」(三菱鉛筆)受賞インタビュー

弊社では毎年、文具ファンの投票によりその年のベスト文具を決定する「Bun2大賞」を実施しているが、今年も「2020年Bun2大賞」の投票結果がまとまり、弊社発行の文具のフリーマガジン「Bun2」12月号や本サイトでベスト文具30を発表している(投票結果はこちら)。

2020年のベスト文具に選ばれた30点の文具の中から、上位3点の文具について受賞インタビューを実施。今回は、3位に選ばれた三菱鉛筆の油性ボールペン「ジェットストリーム エッジ」のインタビューを掲載する。

世界初! ボール径0.28㎜の超激細油性ボールペン

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三菱鉛筆の大人気なめらか油性ボールペン「ジェットストリーム」シリーズから、油性ボールペンで初めて0.28㎜のボール径を採用した「ジェットストリーム エッジ」(税抜1,000円)が登場したのは2019年12月のこと。発売直後から大きな反響があり、年間販売目標を発売後5カ月で達成したという。ちなみに、ユーザーの動向に関しては、従来のジェットストリームユーザーと比べて、プライベートやパーソナルな志向が強いという。

「ジェットストリームは、国内で2006年に発売し、低粘度油性インクの先駆けとして、速乾性に優れ、細字でもなめらかな書き心地と濃くはっきりと書けるインクが好評です。従来、油性ボールペンで最も一般的なボール径は細字の0.7㎜でしたが、当社のジェットストリームシリーズでは、極細0.5㎜が最も人気のボール径となっています。より小さいボール径0.38㎜も人気が高まっており、細字ニーズの高まりがうかがえます」と話すのは、同社商品開発部商品第二グループの永見周太郎係長。

そうした極細ニーズの高まりから、超極細0.28㎜の実現に向けて、開発を進めてきたという。しかし、「小さいボール径の油性ボールペンの開発は、インクの粘度が水性よりも高いため、ボール径を小さくすると、ペン先の耐久性や、書き味が固くなるなどの課題が多く、難しいものでしたが、技術的な問題を解決し、超極細0.28㎜の発売に至りました」という。

新開発のペン先「ポイントチップ」を採用。ペン先端部にかけてスリムに絞った形状になっており、細かい筆記作業をする際にもペン先がしっかりと見える。また先軸は金属製で、グリップ部に細いライン加工を施し滑りにくい設計。そのほか、重心をペン先に寄せることで細かい筆記時にも安定する設計となっている。

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「鋭いとがった特徴は、ワイヤークリップ、本体軸からペン先に至るまで各パーツの素材とデザインに体現されています。手帳やノートなどへ、細かい文字やイラストの書き込み、細密画にも最適です」。

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なお、2020年11月25日には、新しいリフィル繰出機構 “スピロテック”機構を搭載した3色モデル「ジェットストリーム エッジ 3」(税抜2,500円)が登場し、こちらも話題となっている。

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