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【イベントレポート】楽しいイベントも充実の「お手紙サロン」が銀座 伊東屋で開催

文具のとびら編集部

東京・銀座の伊東屋本店は2025年4月12日(土)、13日(日)の2日間、G.Itoya 10階HandShake Loungeで「お手紙サロン」を開催した。

毎回、手紙愛好家の人たちが楽しんでいる同イベントを2年ぶりに開催。今回はワークショップを充実させたほか、トークショーなどの楽しいイベントも行った。

郵便局も出張

会場では、便箋やカードをはじめ、万年筆、インク、スタンプなどを販売。

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購入した便箋やカードを使って、手紙を書けるスペースも設けた。万年筆やカラーペンなどの筆記具や、便箋、封筒、カードを用意したほか、伊東屋オリジナルの「Disney100」インクとつけペンも用意。

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また、銀座通郵便局が特別出張。書いた手紙をその場で投函できるようにポストも設置した。銀座界隈にある4局の風景印も用意。さらに、日本郵便のキャラクターのぽすくま(写真)、ぽすみるくも登場した。

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ワークショップが充実

ワークショップは3つのメニューを用意。

一つ目は、12日、13日に実施したNECKTIE design officeによる「活版カード&ボックス作りワークショップ」。「HAPPY BIRTHDAY」「THANK YOU」など、作りたいメッセージの活字を自身で拾って組版し、活版印刷機で白紙のカードに印刷できるワークショップ。参加者は熱心に活字を拾いながらカード作りを楽しんでいた。

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13日には、パイロットコーポレーションによる「インクリウム~お手紙サロン特別バージョン~」と、浅野みどりさんの「箔押しスライドカードを作るワークショップ」の二つのワークショップも実施。インクリウムは、インクとインクボトルを使って作るハーバリウム(植物標本)のこと。ワークショップでは、パイロットの人気ボトルインク「色彩雫」のボトルを使ってハーバリウム作りを行った。手紙にまつわるパーツも用意。
「箔押しスライドカードを作るワークショップ」では、浅野みどりさんのデザインの版を使用して、箔押しカードを作成。お土産として、浅野さんがお手紙サロンのためにデザインしたオリジナルフレーム切手も用意した。

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スペシャルトークショー「手書きと手描きと手紙のはなし」

12日14時からは、スペシャルトークショー「手書きと手描きと手紙のはなし」が行われた。『銀座 伊東屋の仕事』『切手デザイナーの仕事』の著者・間部香代さんと、『切手デザイナーの仕事』にも登場する日本郵便の切手デザイナー・玉木明さん、同店藤木篤志店長の3人が、“手書き・手書き”や“手紙”をテーマにトークを行った。

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まずは、手書き・手描きにこだわった、切手デザイナーとしての玉木さんの仕事ぶりを披露。1993年から現在まで玉木さんが手がけた1,000種を超える切手を紹介したほか、春の草花をデザインした最新のシール切手の制作秘話などを語った。

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玉木さんが切手デザインのために描いたスケッチなどをトークショー会場に展示



続いて、間部さんが『銀座 伊東屋の仕事』執筆時のエピソードを語り、ビッシリと付箋が貼られた資料や、ギッシリと書き込まれたメモなどを披露。そして藤木店長が、昨年で120周年を迎えた伊東屋の歩みを振り返りながら、「その人のアイデンティティを語ってくれるもの、その人の取り組むクリエイティビティに寄り添ってくれるもの、この2つを重視して商品をセレクトしています」と語った。

さらに、手紙にまつわり心温まるエピソードも披露し、「手書き・手描きとは、手を動かしながら心を動かし、実感と自分らしさを高めるもの」などと手書き・手描きに対するこだわりを語った。

8.jpg(左から)玉木さん、間部さん、藤木店長


なお会場では、『銀座 伊東屋の仕事』と『切手デザイナーの仕事』も販売したほか、玉木さんが日頃から愛用しているゲルインクボールペン「シグノ」(三菱鉛筆)や、間部さんが取材メモとして使っている伊東屋オリジナル「リーガルパッド」なども販売。

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