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【イベント】KAIDO!project「キットパスの皆画展」!渋谷のパン屋で開催中

千葉 勇

「KAIDO!project」による展覧会「キットパスの皆画展」が、渋谷のベーカリーカフェ「パン・オ・スリール」で 開催されている。店内にはおよそ110人のアーティストが制作したキットパスによる作品が展示されていて、来店客はこだわりの天然酵母で作られたおいしいパンを味わいながら作品を鑑賞でき、気に入った作品を購入することもできる(非売品もある)。会期は2017年7月4日から8月12日まで。会期中にはキットパスを使ったワークショップやトークイベント「障がいのある人と働くこと」も行う。また、同展の支援者をクラウドファンディングで募っている。

「KAIDO!project」の詳細はこちら

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店内の展示作品はおよそ110点

KAIDO!projectとは

KAIDO!projectは、「だれもが働く幸せを感じる社会」を目指してこのほどスタートしたプロジェクト。障がいのある人を含め、さまざまな人たちの“働くこと”について考える機会を、アートを通じて広めていくのが狙い。社員の7割以上が知的障がい者という日本理化学工業の製品、人と環境にやさしい画材「キットパス」を使った展覧会を皮切りに活動を始めた。

なお、「KAIDO」とは、日本理化学工業の大山泰弘会長が提唱する「皆働社会」に由来している。


【KAIDO!project実行委員会メンバー】(敬称略)
ときたま/土岐 小百合(アーティスト)、加藤未礼(コミュニケーションデザイナー「おおきな木」代表)、杉千種・山口里佳(障害のあるアーティストのコーディネーター「con*tio」)、おかどめぐみこ(「写真集食堂めぐたま」主宰)、須藤美智子(「パン・オ・スリール」オーナー)、大山隆久(日本理化学工業社長)・大山真里(会長秘書)

「キットパスの皆画展」と参加アーティスト

「キットパスの皆画展」は、KAIDO!projectの主旨に賛同した画家、童話作家、インテリアデザイナー、版画家、障がいのあるアーティストなど、さまざまな人たちが参加している。

【参加アーティスト】(敬称略)※順不同
小熊千佳子、岡本典子、鈴野麻衣、サイトウマサミツ、政岡勢津子、山口マオ、那須慶子、上原由祈子、奥勝實、宇田川一美、Yuzuko、dan、竹永絵里、yun、平戸香代、ラジーゴ、佐野純子、飯沢耕太郎、Hisayo、きむらゆういち、橋本夕紀夫、かとうゆめこ、関ジェシカ、シマダナオ、神尾茉利、荒木伸子、西村公一、武永リヨ、かちのちのら、虹囲なな、内海初寧、笹木芳夫、外村友紀、ひびのさなこ、上野健一郎、武永ゆり、Hoseob Yoon、渥美順子、Cュ タツヤ、Ryinco、本田昌大、今関絵美、うてなかよこ、Pafiquo et はしばみ、竹田一雄、板鼻美幸、Keith Suzuki、田川誠、スギヤマカナヨ、uwabamiはらだかおる・ムトウアキヒト、福島康司、小泉稔、いまぜきまり、鷲田悦朗、いけべけいこ、スズキユイ、武田幸絵、牛嶋浩美、はせがわいさお、タケダミホ、飯塚じゅんこ、貫井裕美、しまぶくろえみ、前田春江、安生すみえ、こちょうかずこ、紙屋瞳、cannan、影山俊、高橋キンタロー、柏村早織里、倉持直美、中津川浩章、大平暁、貝塚歩、夏海花澄、東明子、東美名子、SEIYA、StudioCOOCA、アール・ド・ヴィーヴル、StudioFLAT、佐々木卓也、おがたりこ、阿山隆之(木馬工房)、工房集、カタノヨシト、アートかれん、かうんと5、ヤマダジュンヤ(多機能型事業所わっくす)、宮原裕美(川越いものこ作業所)、放課後デイサービスみるきいうえい、結城周平、小茂根福祉園、目白福祉作業所・生活実習所


会場となっている渋谷のベーカリーカフェ「パン・オ・スリール」は、以前から環境保全や文化の視点を通して、豊かな社会について考える場を提供している。こだわりの天然酵母で作られるおいしいパンを味わいながら展覧会をみてもらうことで、働くこと、食べること、暮らすこと、全てにつながる「幸せに生きること」に思いを馳せてもらいたいという。

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天然酵母で作られたおいしいパン


トークイベント「障がいのある人と働くこと」は、7月29日午後7時から9時まで、パン・オ・スリールで開催する。ゲストは齋藤正(目黒区心身障害者センター)、仙葉淳治(公益財団法人東京しごと財団)、大山隆久(日本理化学工業)、の3氏で、コーディネーターを加藤末礼さん(おおきな木)が務める。2000円(軽食付き)、定員40人(要予約)。
〈会場〉
「パン・オ・スリール」 東京都渋谷区渋谷 1-4-6-1F(渋谷駅から徒歩 5 分、表参道駅から徒歩9分)

クラウドファンディングで広がる支援の輪

KAIDO!project実行委員会では、同展の支援者をクラウドファンディング形式で募っている。1口3000円、5000円、1万円、3万円、5万円、10万円の中から選択可能。例えば5000円を支援すると、お礼状と障害のあるアーティストのポストカードおよび展覧会場「パン・オ・スリール」のパン引換券が提供される。

目標金額は50万円で、締め切りは8月11日。もし目標金額に達しなくても、8月11日までに集まった金額がファンディングされる。

「キットパスの皆画展」のクラウドファンディングはこちら

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