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【コレ買いました!】万年筆と同じ書き心地で手軽にインクを楽しめるつけペン

文具のとびら編集部

パイロットコーポレーションから、万年筆のペン先が付いたつけペンタイプの筆記具「iro-utsushi (いろうつし)」が2022年6月20日に発売された。インクブームがますます加熱している昨今だが、コレクションしたインクのアウトプットのためにつけペンを使う人が増えている。ガラスペンペンがブームとなっているのもそうした背景があるわけだが、「iro-utsushi」は、より手軽にインクが楽しめるツールとして発売されたものだ。

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ペン軸は、樹脂軸(ノンカラー、クリアブラック、クリアブルーの3色、各税込770円)と木軸(ブラック、モクメの2種、各税込1,980円)の2種類。樹脂軸はとても軽く、お値段的にも手頃なので、初心者でも気軽に使えるだろう。一方木軸は、漫画家が使うようなクラシカルな趣があるペン軸だ。樹脂軸は転がりにくく、木軸も裏面がフラットになっているので転がる心配がない。

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従来のつけペンだとペン先は消耗品で、摩耗して書けなくなったら交換していたが、この「iro-utsushi」のペン先にはペンポイントが付いているので、万年筆と同様のなめらかな書き味が得られるのが特徴。摩耗が少ないのでペン先を交換する必要がなく、ペン先も外れないように固定されているから、筆記時にぐらくつことがない。使用する際は、丸穴のところまでインクを付けるのだが、それが分かりやすいようにペン先に波線が刻んであるのは親切だ。

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では、インクを付けて筆記してみよう。

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万年筆と同等の滑らかな書き味なので、書いていてとても気持ちがいい。
インクはパイロットの染料インク「色彩雫」の“月夜”と“山葡萄”の2色を使ってみた。ペン芯がないので、長時間筆記の場合は何度かインクを付け直さないといけないが、その代わり水に1回浸ければインクが落ちるので、一度に何色ものインクを代わる代わる使うことができる。

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こちらは同じくパイロットの顔料インク強色(TSUWAIRO)」。顔料インクを万年筆で使う場合は、インク詰まりなどに気を付けないといけないが、つけペンならばそれを気にせずに使えるのである。

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万年筆でインクを入れ替えるのは大変だが、つけペンだとちょっと水洗いするだけで済むので、一度に何色ものインクを使いたいという場合はおすすめだ。しかも、ガラスペンと違って割れる心配がないので、扱いがとても簡単なのもポイントだろう。

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