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【店員さんに聞いてみよう③】ノートの選び方!―罫線編―
勉強を始めたい時、思考を整理したい時…。手書き派の人もそうでない人も、日常のいろんなシーンで手にする機会の多い「ノート」。
とはいえ、いざノートを買いに行って困ったことはありませんか?
A罫、B罫、方眼罫といった多くの罫線の種類に加え、ノートのサイズもたくさんあって「どれを買ったらいいか分からない」なんてことも。
そこで今回は、ノートの罫線に注目。過去6カ月で1,800種類ものノートを販売したという、有隣堂 横浜駅西口エキニア横浜店に取材。罫線の種類を詳しく教えてもらいました!
教えて!店員さん
お話しをしてくださったのは、有隣堂の店舗運営部で仕入れを担当する間仁田 亮治さん。
馬車道店(現在は閉店)で文具を担当後、アトレ川崎店で店長を務め、バイヤーに。
人気YouTubeチャンネル「有隣堂しか知らない世界」では "文房具の仕入れの全権を握る男" として多数出演されています。
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罫線の種類
有隣堂 横浜駅西口エキニア横浜店の売り場に伺うと、早速数多くのノートが目に飛び込んできました。
まずは「横罫」と呼ばれる、左右に線が引かれているタイプから教えていただきました。
【横罫】
「横罫は、線の間隔によって種類が分かれています。一番細いのは5㎜幅のC罫です。それから基本のA罫、B罫。あとU罫、UL罫と太いものまであります」と間仁田さん。
A、B罫は馴染みがあっても、C罫やU、UL罫は、初めて見た人も多いのでは?
間仁田さんによると、A罫は7㎜、B罫は6㎜、C罫は5㎜と線の間隔が狭いため、小さな文字を書くのにぴったり。
一方、U罫は8㎜、UL罫は10㎜と線の間隔が広いので、大きな文字を書くのに適しているそうです。
「特にお年寄りの方は、書く文字が大きくなる傾向があります。そうした方には太い罫線がよく選ばれていますね」と間仁田さんは話します。
【方眼罫】「次は、方眼罫です。5㎜のマス目が一般的ですね。子どもが使う学習帳では、10㎜のものや5㎜、それから1㎜と細かいものもあります」。
「最近流行っているのは、細かい2㎜方眼です。ここ5年くらいで売り出されたと思います」(間仁田さん)。
方眼罫は罫線が薄いものが多く、イラストや図を書くときにちょうどいいガイドになるそう。横罫とは異なり、縦書きで使いやすい点も特徴です。
【縦罫】
「立太罫」「立極太罫」(いずれもツバメノート)
学生時代の国語の授業を思い出すような、縦書き用のノート。太い罫線幅もあり、大きな字を書く時にも対応してくれます。 【機能的な罫線】・ドット入り罫線
「横罫に規則的に点(ドット)が入ったものが『ドット入り罫線』です」と間仁田さん。ドットが目印になり、フリーハンドでも縦線や図形が書きやすいそう。 ・ロジカル罫
「横罫の中に細かく罫線が入っているので、リズミカルに規則正しく、文字や図形を描くことができます」。
細かい罫線が程よいガイドになることで、アルファベットの大文字や小文字、漢字のフリガナなどメリハリのあるノートづくりができるそう。
・まほらノート
こちらの「まほらノート」は罫線の異なる2種類をラインアップ。
1つは「太・細交互横罫」。
太い線と細い線が交互に、5㎜間隔で引かれている仕様。「今書いている行」を認識しやすいのに加え、太・細どちらかの線だけを意識して大きな文字を書いたり、5㎜の間隔を使ってふりがなをふったりと自由な使い方ができるそう。
もうひとつは「あみかけ横罫」。
本文用紙よりも若干濃い色が帯状に印刷されている仕様。8.5㎜間隔で色が変わるので、実線が引かれていなくても目印にしやすいそうです。その一方で、実線がないからこそ、縦横無尽に書きやすいのもポイント。
「『あみかけ横罫』は罫線がないことで、書くときに負担を感じない仕様になっています。この『まほらノート』は有隣堂でもかなり売れていますね」。間仁田さんもイチ押しだそう。
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店員さんのおすすめ
・LIHIT LAB.「Pastello ツイストノート」メモサイズ
「まず一つ目はLIHIT LAB.の『ツイストノート』のメモサイズです。思いついた時にすぐに書き留められるのと、リング部分が開いてリフィルが取り出せるので便利です」。
間仁田さんのポケットからは、長年愛用されているというメモが。
問仁田さんはお気に入りのシールを貼って使っているそう
「これは私が実際に商談メモに使っている方眼ノートです。図も書きやすいです」。
・コクヨ「フィラーノート(スパイラルとじ)」B5サイズ
「縦線が入っているので見出しを書いて内容を整理しやすい点、各ページにミシン目が入っていてキレイに切り取ることができる点、切り取ってからも穴が2つ空いているのでファイリングしやすい点など、機能性が高く何十年も売れ続けています」。
多様なノート罫線の種類
これだけたくさんの種類がある「罫線」。書きたいことや好みによって使い分ければ、より一層ノートの魅力を感じられるかもしれません。
これからノートを買う人も、既に持っているという人も、罫線に注目して使ってみてはいかが?
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