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【コレ注目!】衛星画像を元に海から色を抽出した「海のクレヨン」

文具のとびら編集部

スカパーJSATは、宇宙から撮影された衛星画像を元に、世界12カ所の実際の海から色を抽出した「海のクレヨン」12色(税込2,420円)を2022年1月31日から発売している

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パッケージを開けると、いくつもの海の写真が印刷されている中蓋がある。これが、このクレヨンに採用されている色の元となった海の衛星写真だ。ちなみに、パッケージには穴があいていて、この海の色がちらっと見える仕掛けになっている。

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そんな海の色を元に作られたクレヨンはこの12色。海の色というから「青ばっかりじゃね?」 と思っていたが、さにあらず。茶褐色のような色や黄土色のような色もあり、なかなかバラエティに富んでいる。そういうところに地球の神秘のようなものが感じられて、何だか面白い。海の色が地域によって何故こんなに違うのかは、パッケージに印刷されているQRコードを読み込むと、その理由を知ることができる。温暖化など環境問題にも触れているので、地球について理解を深められるいい機会になるだろう。

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また、パッケージの底に世界地図が載っていて、どの地域の海の色を抽出したのかが一目で分かる。

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このクレヨンには色の名前がない。その代わりに、
海の場所を示す緯度と経度をクレヨンに記している。名前を付けなかったその理由は、「衛星画像を通して地球の“色”の豊かさを多くも子どもたちに伝えたいから」ということや、「実際の地球の“色”を思うがままに楽しんでほしいから」ということ、そして「地球を好きになってほしいから」だという。

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特に絵心はないので、画用紙に全色を適当にササッと塗ってみた。パッと見同じ青に見えても、実際に使ってみると結構違った色になっている。今は、“インク沼”で、万年筆インクの微妙な色の違いを楽しんでいる人は多いが、このクレヨンでもそうした色の違いが楽しめるなと思った。

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久しぶりに画用紙にクレヨンで描いてみたが、凹凸のある紙面に柔らかなクレヨンの書き味がからんで、なかなかの心地よさを感じた。地球のことを考えながら、この感触をぜひ味わっていただきたいと思う。

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