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【コレ買いました!】駅名が目盛に! 鉄道路線図がデザインされた定規

北澤孝之(Bun2編集長)

万年筆ファンで大いに盛り上がった「第2回 東京インターナショナルペンショー」には、「Kumpel」(クンペル)が初出展していた。「Kumpel」は、創業以来約100年にわたって切符の印刷を手がけてきた山口証券印刷が展開するブランドで、昔ながらの硬券切符と同じ紙を使ったノートやメモ、切符型のふせんなど紙製品を発売している。以前にもこの文とびで紹介したこともあるので、ご記憶の方もいるのではと思う(記事はこちら)。

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そのブースで気になった商品は、ノートでもふせんでもなくこの定規。JR山手線と中央快速線の路線図をプリントした「路線スケール」である。実は、この定規はKumpelが発売しているものではなく、発売元はJR東日本のグループ会社のオレンジページとなっていて、同社は製造元として商品デザインなどを手がけているのだという。折角なので、2つとも購入してきた。会場でのお値段は、1つ590円だった。

定規5.jpgラインカラーを全面に使ったカラフルな定規なので、101系とか103系とかかつての国電時代を彷彿とさせる、子どもよりはお父さん世代が喜びそうなアイテムではある。スカイブルーの京浜東北・根岸線とか、カナリヤ色の中央・総武緩行線なんかの定規も欲しいところだが、駅の数が多すぎて30㎝では納まらないか。

この定規を見ていて面白いなと思ったのは、山手線の定規は26㎝のところの駅名が空欄になっていること。ここは2020年開業予定の新駅・高輪ゲートウェイの名前が入るのである。新駅が誕生すると、山手線の駅数はちょうど30になるわけだ。

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新たな鉄道文具を発見できただけでなく、会場で買い物をしたおまけで硬券切符までいただいた。しかも、切符に自分ではさみを入れることができたのだ。ペンショーに行って鉄道定規を買ってきたのは、なんだかスッキリしない話ではあるけれど、自分的には大満足である。
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