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「東京おもちゃショー2018」にも注目文具続々!

6月7日(木)から10日(日)までの4日間、東京ビッグサイト西1-4ホールで国内最大規模の玩具の展示会「東京おもちゃショー2018」(一般社団法人日本玩具協会主催)が開催された。最初の2日間は、ビジネス関係者向けの商談見本市として開催されたが、後半の2日間は一般公開となり、今年も多くのファミリー層で週末は賑わった。おもちゃショーには、文具関連メーカーも何社か出展しており、最新の文具・雑貨を自社ブース内で展示していたので、その中から注目のアイテムをピックアップしてご紹介したい。

おもちゃ大賞受賞した未就学児向けプログラミングトイ

学研1.jpg学研ステイフルブースは、「日本おもちゃ大賞2018 エデュケーショナル・トイ部門」で大賞を受賞した未就学児向けプログラミングトイ「カードでピピッと はじめてのプログラミングカー」を大々的に紹介。同社にとって初めて大賞受賞となった商品で、初日朝から早速取材に訪れるメディアの姿もあった。

学研2.jpg学研3.jpg2020年から小学校でプログラミング教育がスタートすることから、将来どんな職業に就いても求められる力であるプログラミング的思考を、遊びながら身に付けることができる知育玩具として、今年4月に発売されたもの。スタートとゴールを決めて、進む方向を“めいれいカード”を“くるま”にかざすだけの簡単操作で、付属の冒険マップの上で命令どおりに“くるま”が動く。どの“めいれいカード”を“くるま”に登録するか、思考を整理しながら遊ぶことでプログラミング的思考が自然と身に付き、さらにやり抜く力やことば化する力も育むことができるという。


学研4.jpgこのほか、8月に発売される「おふろじゃぶじゃぶコースター」も。自由に組み替えて、お風呂の壁に水が流れるジェットコースターが作れるというもの。お風呂に入るのが楽しくなりそうな商品だ。

あの人気キャラクターの黒い甲冑をお披露目!

ショウワ1.jpgショウワノートブースを訪れると、何やら黒い甲冑を着た人がポーズを決めてブースの前面に立っているのを目撃した。これは、先日当サイトでもニュースを掲載したが(こちらの記事を参照)、着用可能なダンボール組み立てキット「着れちゃう!ダンボール」の新製品で、今秋発売予定の「ダース・ベイダー編」をアピールしているのだ。言わずと知れた、「スター・ウォーズ」の人気キャラクター、ダース・ベイダーのコスチュームをダンボールで手軽に作れるのである。

ショウワ2.jpg同シリーズではこれまで、戦国武将の甲冑やスーパーサイヤ人、さらには新幹線にまでバリエーションを広げていたが、ダース・ベイダーは多くの人から商品化をリクエストされていたものだそうだ。それにしても、ダンボール製とは思えないほどの精巧なつくりで、秋の発売が楽しみだ。


ショウワ3.jpg女子向け商品では、6月下旬発売の「さくらのストラップペン」をアピール。およそ20年前に放映されていたTVアニメが女の子たちに大人気で、今もまた新作アニメが放映されている「カードキャプターさくら」の主人公が使っていたアイテムをストラップ付きボールペンにしたもの。きれいに飾れるペンスタンドも付属しているが、バッグなどに付けておけばいざというときにボールペンとして使えるので、実用的なアイテムでもある。


ショウワ4.jpg大ヒット発売中の「塗り絵セレクション」も大きくアピール。ドラえもんやポケモン、サンリオキャラクターなどの人気キャラクターを“大人の塗り絵”として展開しているもの。大人はもちろんだが、子どもたちにも人気があるそうだ。週末のパブリックデーでは、塗り絵のイベントも実施した。ちなみに、こちらで展示しているぬりえ作品は、同社の塗り絵マイスターが制作したものだとか。


ショウワ5.jpgグループ会社のショウワグリム商品も展示していたが、中でも気になったのが、こちらのおりがみ新製品「マットメタリックおりがみ」。その名の通りマット調のおりがみなので、ギラギラ感のない気品のある輝きなのが特徴だ。また、折り目やきずも目立ちにくいという。片面タイプと両面マットメタリックの2種類。ちなみに、パッケージ右上にはスマホやタブレットで折り方の動画が見られるQRコードが付いている。

オリジナルバッグが作れるキットが人気

ビバリー1.jpgビバリー2.jpgビバリーのブースで一際人気を集めていたのが、「日本おもちゃ大賞2018」ガールズ・トイ部門で優秀賞に選ばれた「パチェリエ」。正方形のぷにぷにとしたピースを専用のジョイントでつなげると本格的なバッグやポーチが作れるというもの。糸を使わず専用のジョイントをつなげるだけで、本格的なバッグが簡単に作れる(こちらの記事も参照)。


ビバリー3.jpgあと気になったのが「難読歌留多」。以前、当サイトでも紹介した「熟語トランプ」(こちらの記事を参照)に続く商品で、読むのが難しい漢字や熟語をカルタにしたもの。写真のカルタ札を見ているだけでもかなり難易度が高そうだ。



ビバリー4.jpgまた、人気の「ミニオンズ」のステーショナリーシリーズも紹介。好評発売中の「書けるクリアファイル」「ノンアイロンプリント」「ココサス」「チェックスタンプ」などに加え、6月に「てのひらスタンプ」(こちらの記事も参照)や「めもかん」などが発売される。

子どもたちが手作りを楽しめるアイテムが充実

シヤチハタ1.jpg自分だけのオリジナルスタンプが作れるスタンプ作成機「オスモ」(上写真)が大人気となっていたシヤチハタブースは、子どもたちが夏休みに手作りを楽しめるアイテムを多数紹介していた。


シヤチハタ3.jpg2013年5月の発売開始以来、累計販売個数が35 万個(2018年3月末現在)を超える人気商品となっている「コロピカどろだんご制作キット」シリーズに、ラメがきらめくどろだんごを作ることができる「コロピカどろだんご制作キット ラメ入り」が仲間入り(こちらの記事も参照)。展示してあった見本をみると、ラメのキラキラ感がハンパないどろだんごが作れそうだ。


シヤチハタ2.jpgこのほか、木工作で「輪ゴムピストル」が作れるキットも紹介していた。なかなか本格的なかたちのピストルで、輪ゴムが6連射できるそうだからすごい。

おもちゃ大賞受賞商品

会場では、「日本おもちゃ大賞2018」の受賞商品も展示していた。先ほど、学研ステイフルのエデュケーション・トイ部門大賞受賞商品「カードでピピッと はじめてのプログラミングカー」は紹介したが、それ以外の大賞受賞商品を簡単にご紹介しよう。

大賞1.jpgボーイズ・トイ部門大賞の「野球盤3Dエース モンスターコントロール」(写真左、エポック社)は、9カ所に投げ分けできる「3Dコントロールピッチング機能」や高低の打ち分けができる「3Dスラッガー機能」などを搭載したさらに進化した野球盤。ガールズ・トイ部門大賞の「しゅわボム カップケーキベーシックセット」(写真右、セガトイズ)は、スイーツ型のバスボムをクッキング感覚で簡単に作れるもの。


大賞2.jpg
共有玩具部門大賞の「トミカ4D」(写真左、タカラトミー)は、トミカに音・振動を加え、エンジンを体感することができるもの。コミュニケーション・トイ部門大賞の「人生ゲーム タイムスリップ」(写真右、タカラトミー)は、今年で国内発売50周年を迎えた同ゲームの新作で、1968年にタイムスリップして、50年間の話題を追体験しながら億万長者を目指す。


大賞3.jpgハイターゲット・トイ部門大賞の「DX超合金魂 超電磁ロボ コン・バトラーV」(写真左、BANDAI SPIRITS)は、1976年~77年に放映された人気ロボットアニメ『超電磁ロボ コン・バトラーV』のデラックス版超合金。5台のマシンが合体してコン・バトラーVになるのはもちろん、「レッツ・コンバイン」などのサウンドギミックも内蔵している。個人的な話で恐縮だが、幼少の頃に欲しかったおもちゃなので、非常に気になった。イノベイティブ・トイ部門大賞の「おせっかいなスマート貯金箱 バンクワン 100円玉専用/バンクニャン 500円玉専用」(タカラトミーアーツ)は、史上初?のIoT貯金箱で、その日のニュースや天気予報などを教えてくれる。


大賞4.jpg前年度ヒット・セールス賞の「変身ベルト DXビルドドライバー」(写真左、バンダイ)と、特別賞の「アンパンマンシリーズ」(写真右、アガツマ「アンパンマン よみかきカラーキッズタブレットDX」、ジョイパレット「のっけてポン!クレープもいかが?アイスちょうだい!! SPセット」、セガトイズ「くみたてDIY はしるぞっ!ねじねじアンパンマンごう」、バンダイ「ブロックラボ はじめてのブロックワゴン」)。

そのほかにも気になるアイテムが!

チューブロック.jpg配管資材メーカーから生まれたパイプ型のブロックとして話題となり、グッドデザイン賞も受賞した「チューブロック」。右写真は、10月発売予定の「toolboxセット」(仮)で、まるで道具箱のようなスペシャルボックスにチューブロックのパーツを詰めている。500台限定での発売だという。


ハロ.jpg今回、どうしても見たかったのが、バンダイが先頃発表していたAIコミュニケーションロボット「ガンシェルジュ ハロ」。『機動戦士ガンダム』に登場するマスコットロボット「ハロ」が、ついにリアルなロボットとして登場するのだ。ハロとは、ガンダムトークが楽しめるそうで、ガンダムに関連するワードを話しかけることで、ガンダムに関連する会話やクイズが楽しめる。価格は税抜138,000円。7月下旬からプレミアムバンダイで予約開始される予定とのこと。



人生ゲーム.jpg最新作がおもちゃ大賞を受賞した「人生ゲーム」だが、タカラトミーブースでは、国内発売50周年を記念してゲーム盤が輪島塗になった「人生ゲーム」を特別展示していた。これ唯一の1点もので、もちろん非売品とのこと。

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