1. 連載企画
  2. キットパスで「楽がき文化」を世界に広げよう!
  3. 【連載/第11回】キットパスで「楽がき文化」を世界に広げよう!

【連載/第11回】キットパスで「楽がき文化」を世界に広げよう!

連載は、第11回目となりました。キットパスアートインストラクターは、2018年9月末時点で、全国に2,141人となっております。本当に嬉しいです。
今回ご紹介をさせて頂くアーティストは、チョークアーティストAsamiさんです。
キットパスアートインストラクターの方限定ではありますが、キットパス勉強会の中で、「キットパスでチョークアート講座」をお願いして、皆さんに大好評な講座となっています。
そして、日本ペーパークラフト協会主催の展示会「ペーパーレストラン2018」に特別展示「赤富士121」(協賛:K-ART SCHOOL)とワークショップのご案内などもあります。
また、「パスフェス mini in あいち」のご報告もありますので、ぜひ最後までお読み下さい。

20181005kitpas17.jpg
20181005kitpas2.jpg

チョークアーティスト Asami さん

20181005kitpas3.jpg
《キットパスとの出会い》
プロとして駆け出しの頃、「チョークアーティスト」として名乗るからには、チョーク・黒板に関することなら何でもすべてのことに応えられることを目指していました。当時は「チョークアート」の知名度が低く、国内では表立って活動している人もいないため、チョークアートを教えてくれる教室もありませんでした。

どんな種類のチョークアート、黒板アートにも対応するということは、技術もそうですが、なんといっても画材選びが重要でした。例えば、メニューボードや看板制作には色を塗り重ねたり、色を混ぜ合わせることに適した画材。シンプルな白黒のレタリングや簡単なイラストをメインとしたチョークアート(以下、このチョークアートのスタイルを大人黒板と表記)であれば、白の発色が良い画材。黒板にアートするものであれば学校で使用していたチョークで黒板に色がのりやすい画材が必要でした。

書いた作品をそのまま残すのであれば消えない油性、描いたり消したりするのであれば水性が欲しいなどの様々な条件を満たすために国内外で手に入る何十種類というチョークやチョークに似た画材、ペンなども集めました。その中から自分の描きたいスタイル、黒板との相性が良いものを愛用していましたが、水性でカラフルなチョークアートに適した画材を見つけられませんでした。

それから数年後、パッケージは子供向けでしたが、ガラスに描け、水で消せるというカラフルなキットパスにチョークアートの可能性があるかもしれないという期待で手にしたことを覚えています。想像以上に描き心地が良く、発色の良さを感じた瞬間、何か一つの原石を見つけたような気がしました。

今では障がい者雇用をしていることでも知られている日本理化学工業様ですが、当時の私は水性のチョークアートに適していたキットパス、大人黒板や黒板アートに使用していたダストレスチョークの2つの商品が同じメーカーということも気づいていませんでした。全く先入観なく、純粋に良いものとして何十種類の画材の中から選んだからこそ、「素晴らしい画材です!」と自信を持ってお勧めしたいです。

企業様や店舗でのキットパスを使ったチョークアートを始めた頃、日本理化学工業様からキットパスインストラクターさん向けの講座についての相談を頂きました。インストラクターさんがキットパスでチョークアートのワークショップをご自身で開催できるようになれば、全国でより多くの方々がキットパスの新たな可能性を楽しんで頂けると思い、お話を受けました。

そこから始まったのがキットパスでチョークアート講座、今では全国にいらっしゃるインストラクターの皆さまが地元で開催されている「キットパスでチョークアート」の活動の様子をSNSなどを通じて拝見することができ、とても嬉しく思っています。

画材選びから始まったキットパス、ダストレスチョークとの出会い、後に「日本で一番大切にしたい会社」として大山会長の著書「働く幸せ」でも改めて自分の使っている画材の背景を知ることができました。ご縁を頂いた日本理化学工業様やこれまでの色々なことを考えると、手のひらにおさまるサイズほどの小さなこの1本にはたくさんの夢がつまった、なんとも美しく愛おしい存在だと感じながら愛用させて頂いています。

20181005kitpas4.jpg


《画材としてキットパスのすきなところ》
発色と伸びの良さ、水で消せるという点です。
描き心地が良い、「気持ち良く描ける」ということは、絵を描くうえでとても大切なことだと思います。
キットパスでチョークアートの動画も配信していますが、あっという間に描けると感心して頂いたり、自分も描いてみたいと思って頂けるのは、この伸びや発色の良さにあるのかと思います。
お子様でも大人の方でも、筆圧が少し弱いなど障害がある方でも使うことができ、描けたという達成感を味わえるのがキットパスの大きな魅力だと思います。

《キットパスの作品紹介》
20181005kitpas18.jpg描いたり消したりすることが出来るキットパスでチョークアートは看板としても、メニューボード、POP、オファリングボードとしても活躍してくれます。

20181005kitpas6.jpg

ワークショップではお子様から大人の方まで、どんな方でも達成感がある作品を作ることが出来ます。
お子様が参加するワークショップでは保護者の方が「わが子は天才!絵の才能がある!」と思って頂けたり、お子様を褒めて頂くことでお子様も嬉しく笑顔があふれるワークショップということで大変ご好評を頂いています。ぜひインストラクターさんが開催するワークショップでお楽しみ下さい。

20181005kitpas7.jpg20181005kitpas8.jpg

学校のチョークで有名な日本理化学工業様のダストレスチョークも愛用しています。ホタテの貝殻を再利用しているというエコ商品ということだけでなく、発色のよさ、黒板との相性、そして何と言っても描き心地の良さが特徴です。こちらもYouTubeにて動画でメイキングをご覧頂けますのでダストレスチョークの良さを目でも感じで頂けることかと思います。ぜひご自身でも手にとってお試し下さい!


《今後のイベントなどの活動予定》

●キットパスでチョークアートのワークショップを自分で開催してみませんか?

キットパスアートインストラクターさん向けに、日本理化学工業様主催で毎年11月に「キットパスでチョークアート」の講座を行っています。(2018年は11月10日開催予定)
チョークアートに興味があり、自分でもワークショップを開催できるようになりたい方はもちろん、既にチョークアーティストとして活動していらっしゃる方でもキットパスでチョークアートの特徴を知り、技法を共有し、キットパスを一緒に応援して頂ける方にご参加頂きたいです。
(※キットパスアートインストラクターさん限定の講座のため、インストラクターさんのみ受講可です)


こんな方におすすめ!
 ・描いたり消したりできるチョークアート、POP、看板を求めていらっしゃる方
 ・小さなお子様がいらしてチョークアートをあきらめていらっしゃる方
  (キットパスの主成分は口紅にも使われているパラフィンのためお子様にも安心です)
 ・粉が出ないチョークアートを求めていらっしゃる方
 ・デパート、病院など閉鎖された空間でチョークアートのワークショップをしたいのに
  コーティングスプレーに悩んでいらっしゃる方(キットパスはスプレーなしで定着します)
などなど・・・・・・

一緒にキットパスでチョークアートを盛り上げて頂ける方、キットパス愛にあふれていらっしゃる方、ぜひキットパスアートインストラクターになってご参加ください。心よりお待ちしております。


●著書「大人黒板おしゃれなチョークアートの描き方」(ソシム)絶賛発売中!

20181005kitpas9.jpg
かっこよくてかわいい大人の雰囲気のチョークアートの描き方をご紹介しています。
基本的なレタリング、装飾などのイラストの描き方、黒板を取り入れるアレンジの方法などの応用までご紹介しているだけでなく、飾ったり、読むだけでも楽しんで頂ける本となっております。

20181005kitpas10.jpgAsami
(チョークアーティスト
/株式会社LIFE with CHALK 代表取締役)

カラフルなチョークアートだけでなく、白のチョークで描くレタリングやイラストなど、独自のスタイルの黒板アートを制作。
チョークだけでなくペンを使ったレタリングやイラストで広告や雑誌の挿絵、商品デザインなども手がけている。
YouTubeにてチョークアートの描き方などの動画も公開中。
主な書籍「大人黒板おしゃれなチョークアートの描き方(ソシム)」

HP:http://www.atoa-art.com/
YouTube:https://www.youtube.com/user/ChalkArtatoa

『ペーパーレストラン2018』への出展

一般社団法人日本ペーパークラフト協会が主催する「ペーパレストラン2018」に日本理化学工業株式会社が協賛します。
自己肯定感を高めるアート教室を運営する「K-ART SCHOOL」によるキットパスを使った大型作品の特別展示「赤富士121」と展示会初日に開催されるキットパスのワークショップについてご案内をさせて頂きます。
20181005kitpas11.jpg

《特別展示》
「赤富士121」

3歳~10歳のK-ARTSCHOOLに通う子どもたち121人による共同制作です。
一人一人が責任を持って担当する部分のモザイクアートを作り、その作品を組み上げて2,310mm × 1,628mmという大きなサイズのモザイクアート作品を完成させました。
葛飾北斎が描いた富嶽三十六景「凱風快晴」が、子どもたちにの手によって新しいスタイルで再現されました。
(画像を大きくして頂くと、子どもたちががんばった様子がわかります)
キットパスは、子どもたちにとって安心・安全な画材として、K-ARTSCHOOL でも活躍しています。
子どもたちも大好きな画材の一つで、「キットパスで描きたい!」と、いつも言っています。
キットパスの特徴の一つとして、やわらかく、色が混ざりやすいという特性を持っているので、子どもたちでも手軽に混色を楽しむ、色を作り出すということができるのです。今回も見本に合わせて一人一人がキットパスでいろいろな色を塗り重ねながら混色をして、色を作り出しています。ですので、少しずつ人によって色が違うところもありますが、それもまた味わいになっていると思います。
実物は、質感などもよく見えて、より一層迫力を感じて頂けると思いますので、ぜひいらしてください。
 ○期 間:平成30年10月28日(日)~11月4日(日)
 ○時 間:10:00〜18:00(最終日は17:00まで)
 ○場 所:トッパン・フォームズ汐留本社1階ホール(東京都港区東新橋1-7-3)
 ○入場料 :無料
 ○協 賛:日本理化学工業株式会社 http://www.rikagaku.co.jp/
      K-ART SCHOOL https://www.k-artschool.net/course/produce/
 

《ワークショップ》
展示会のスタート日、10月28日(日)には、親子で参加できるキットパスのワークショップも開催されます。
この展示作品「赤富士121」と同じ技法とキットパスを使って、当日お持ち帰りできる素敵な作品を作ります。
ご都合の良い方は、ぜひ下記URLよりお申し込みください。

20181005kitpas12.jpg

 ○日 程:2018年10月28日(日)
 ○時 間:午前の部 11:00〜12:00
      午後の部 15:00〜16:00
 ○対 象:小学生以下(保護者同伴)
 ○人 数:各回30名(申し込み先着順)
 ○場 所:トッパン・フォームズ汐留本社1階多目的ホール(東京都港区東新橋1-7-3)
 ○入場料:無料
 ○お申し込みフォーム https://ws.formzu.net/fgen/S84753157/
 
今回は、親子対象のワークショップですので、お間違いないようにお願い致します。
先着順ですので、ぜひお早めにお申し込みください。


《イベント概要》
「ペーパーレストラン2018」
– 紙の力・紙を使いこなしたアートの世界 –
 紙(かみ)KAMI がおりなす花鳥風月

一般社団法人日本ペーパークラフト協会と株式会社オフ・クリエイト(クリ8)は共催で、2018年10月28日(日)から11月4日(日)までトッパン・フォームズ株式会社本社ビル1階ホールで開催いたします。
期間中は、上記キットパス作品の展示・ワークショップの他、21人のペーパーアーティストによる作品の展示、前世みちびき画のワークショップや講演などもありますので、ぜひご参加ください。
 ○期 間:平成30年10月28日(日)~ 11月4日(日) 最終日17:00まで
 ○時 間:10:00〜18:00(最終日は17:00まで)
 ○場 所:トッパン・フォームズ汐留本社1階ホール(東京都港区東新橋1-7-3)
 ○入場料:無料
 ○URL:http://www.j-papercraft.com/paperrestaurant2018

20181005kitpas13.jpg◇出展作家(あいうえお順)
秋山美歩/ アクツユウト/ 阿部奈津加/ 石川日向/ オダカマサキ/ 北村胡桃木/ 黒須和清/ 佐倉圭/ 高橋孝一/ 高橋洋一・高橋としえ/ 竹中健志郎/ 中村凰伯/ 中山ゆかり/ 濱直史/ 張江真代/ 平塚啓/ 古橋恵美/松本康孝/ 山内史子/ ともだあやの/ 亘理知之

◇協力
株式会社紙宇宙、株式会社テイ・デイ・エス、トッパン・フォームズ株式会社

◇協賛
大王製紙株式会社、ダイナパック株式会社、株式会社竹尾、特種東海製紙株式会社、富山スガキ株式会社、日本理化学工業株式会社、プラス株式会社、株式会社文友社、平和紙業株式会社、北越コーポレーション株式会社、一般社団法人日本ダイレクトメール協会

『パスフェス mini in あいち』のご報告

2018年9月8日(土) 「パスフェス mini in あいち」が『TSUTAYA 春日井店様』のイベントスペースで開催されました。
2018年6月に、日本理化学工業主催で「パスフェス2018(キットパスのいろいろな楽しさを体験できるフェスティバル)」を川崎で開催しましたが、この「パスフェス」地方版として「パスフェス mini」は、全国のキットパスアートインストラクターの皆様と共に展開していきたいという思いを持ってスタートした活動です。

川崎の「パスフェス2018」に愛知県から参加して頂き、すぐに「愛知県・東海地区でも開催したい!!」と 連絡を頂き、3ヶ月後の9月に日程を決めてから、いろいろと協議を重ねながら準備を進めて参りました。

愛知県のキットパスアートインストラクター【名古屋校本部認定講師】柄澤真代さんと三上紀子さんを中心に、浅井由夏さん、今枝清美さん、大西春佳さん、こじまともこさん、鈴村奈津枝さん、高橋弘子さん、坪井美代子さん、早川 宣子さんという中部・東海地域のインストラクター10名の方々が協力して運営してくださいました。

20181005kitpas14.jpg約200人のお客様に、いろいろなキットパスの使い方を体験して頂きました。
キットパスを楽しんで頂けたと思います。ありがとうございました!

20181005kitpas15.jpg成長記録作り、紙バッグ作り、手形アート、うちわを作り、ガーランド作り、ステンシルバッグ作り・・・
そしてキットパスの窓ガラスにお絵かきなど、様々な楽しみ方を実施して頂きました。
インストラクターの皆さん、ありがとうございました!

20181005kitpas16.jpgこの「パスフェス mini in あいち」から、新しい場所や店舗でのキットパスを使ったワークショップ開催計画など、活動はどんどん広がっています。
また、第2回の「パスフェス mini in あいち」の開催も決定しています!

 ◎日時:2019年3月23日(土)
 ◎場所:TSUTAYA春日井店 1Fイベントスペース
 
お近くの方は、ぜひ予定を入れてご参加頂ければと思います。

今後、全国のキットパスアートインストラクターの皆様と一緒に、この活動を広げたいと思っております。
お近くで「パスフェス mini in ○○」が開催される際は、ぜひご参加頂き、キットパスの楽しさをいろいろと体験して頂ければと思います。宜しくお願い致します。

プロフィール

全国のキットパスアートインストラクターの状況・本部認定講師さんの紹介などは、こちらからご確認ください。
https://www.kitpasproject.com/instructor/

キットパスアートインストラクター制度・養成講座に興味を持って頂いた方は、こちらをご覧ください。
https://www.kitpasart.jp/
拡げようキットパスアート
https://m.facebook.com/kitpasart2013/

**********************************************
 いろいろな情報やご利用頂いているシーンをお届けしているHPやSNS
 ◇キットパスプロジェクト https://www.kitpasproject.com/
 ◆日本理化学工業株式会社 http://www.rikagaku.co.jp/
 ◇キットパスポータル Facebook https://www.facebook.com/kitpas2005/
 ◆日本理化学工業 Facebook https://www.facebook.com/NihonRikagaku/
**********************************************

【文具のとびら】が気に入ったらいいね!しよう