
【連載】『小粋な手紙箱』 #20 クリスマスカードで感謝の気持ちを伝えてみませんか?
(社)手紙文化振興協会認定・手紙の書き方コンサルタントの田丸有子さんは、子どもの頃から「手紙魔」と呼ばれるほどの手紙好き。コンサルタントとして手紙文化を広めるために活動している田丸さんに、手紙の書き方のコツや手紙に関するトピックなどを毎月紹介してもらいます。
手紙で気持ちを伝えよう!
冬の足音が聞こえる季節になりました。
2018年もあと1ヶ月ちょっとですね。お変わりなくお過ごしですか?
年末が近づくと、一年を振り返ってあれこれ考え、お世話になった方々の顔が思い浮かんでお礼を言いたくなります。
年賀状で「昨年はお世話になり、ありがとうございました」と謳うこともできますが、年が明けると気分的にも過去について述べるより、未来に向かう言葉の方が強く、しっくりくるものです。
そこで使えるのがクリスマスカードです。
封書で送るカードでもポストカードでも、クリスマスムード満点の華やかなカードが郵便受けに入っていると嬉しいもの。年の瀬の忙しい時に、カードに綴られた感謝の気持ちを読むことで、張り詰めた心が緩むような、フッとひと息つけるような、そんな効果もあります。
クリスマスカードで今年一年お世話になった方に感謝の気持ちを伝えてみませんか?
手紙トピック
手紙を開封する時にほんのり良い香りがすると、ちょっとした贈り物を受け取ったような気持ちになります。実はアロマテラピーの資格を持つ私ですが、その経験から時々手紙に香りをつけて送るようになりました。
やり方はとても簡単!
- 封筒に入るぐらいの画用紙を用意して、そこにエッセンシャルオイルを垂らします(10滴以内)。
- それをティッシュで包んで手紙と一緒に封筒に入れます。
- さらに香りが逃げないようにビニール袋に入れて密封します。
- 一晩置いてから画用紙を取り出し、封をして投函します。
エッセンシャルオイルはラベンダーやローズ、レモングラスなど、お好きな香りで良いと思いますが、それぞれの香りの効用を知っていると目的別に使うことができます。たとえばイランイラン、サンダルウッド、パチュリーは催淫効果があるとされていますからラブレターを送る時に隠し味としてブレンドすれば想いが伝わるかもしれませんよ。
お試しあれ!
今月のマキシマムカード
テーマ:Thank you!
葉書: 7 days cards
切手 & 特印: 冬のグリーティング切手
お知らせ
★手紙やメールの書き方の基本について通信講座があります。
忙しい人でも自分のペースで学べます。
楽しく学んで手紙上手になりましょう!
【入門講座 /通信講座「手紙の書き方講座」】
【ビジネスメール講座 /通信講座「仕事で差がつく!メール・文章の書き方講座」】
【美文字講座 /通信講座「仕事で差がつく!実用美字・美手紙講座」】
★ 体験講座も有ります!
プロフィール
田丸有子 (たまるゆうこ)
(社)手紙文化振興協会認定・手紙の書き方コンサルタント
子供の頃から「手紙魔」と呼ばれるほどの文通好き。でも手紙の何がそこまで自分を魅了するのか、深く考えたことはありませんでした。講座を受けて一番良かったことは、手紙が私の憧れを実現する手段であると気付いたことです。自分を表現することで人に喜んでもらいたい。叶えるために出来ることは何かずっと探してきました。その表現方法こそ私にとっての手紙であり、魅かれる理由なのだと気付いた瞬間、「やっと見つけた!」そんな気持ちになりました。
また、郵趣のコミュニティに参加したことで、手紙にも色々な楽しみ方が有ることを知りました。私が今夢中になっているのは、葉書と切手、消印をコーディネートするマキシマムカード。いかにセンス良く仕上げて個性を出すか、考えるだけでワクワクします。
奥深い手紙文化を通して自分の世界が広がっていく面白さを沢山の人たちと共有し、心を豊かにしていきたいです。
ブログ「Cordially yours」
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