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- 【連載】他故となおみのブンボーグ大作戦!Bootleg #28 夏休みなので楽しい気分で文房具と向き合うために「フライング タイガー」に行ってきました。

【連載】他故となおみのブンボーグ大作戦!Bootleg #28 夏休みなので楽しい気分で文房具と向き合うために「フライング タイガー」に行ってきました。
30分間、文房具の話題だけをお送りするラジオ番組「他故となおみのブンボーグ大作戦!」のパーソナリティ「なおちゃん」こと、ふじいなおみです。
番組では毎週たくさんの文房具が登場します。その中から、他故さんとなおちゃん2人で選んだ商品をピックアップ。より掘り下げてご紹介していきます。

今回は、7月2日の「ふじいなおみ文房具10番勝負」で文具王がご紹介したフライング タイガー コペンハーゲンの「試験管セット」を受けて、実際にお店へ出向き、(取材と称して!?)文房具を大人買いしてきました!
フライング タイガーとは
正式な名称は「フライング タイガー コペンハーゲン(以下 フライング タイガー)」。最初の店舗が1995年にデンマークのコペンハーゲンにオープンした雑貨ブランドです。
キッチン用品から文房具、フィットネス用品からお菓子まで数千点に及ぶオリジナル商品を取り揃えていて、店舗だけでなくオンラインストアでも購入することができます。
カラフルで個性のある商品は見ているだけでも楽しくて、私が過去に思わず購入してしまった中にはこんなものもあります。
鉛筆ですもの、ちゃんと書けるんだぞ!!
でかいけど、ものすごくでかいけど、ちゃんと書くことができるんですよ。しかも軸色が3色あって、10分くらい「あーでもない、こーでもない」とブツブツ言いながら(本当に言っていた気がします)購入して、「わー。ほんとに買っちゃった!!」とテンションが爆あがりしました。
フライング タイガーの良いところは、意外とリーズナブルなところ。50円や100円(税別)といったきりのいい金額に設定されていて、お子さんでも計算しやすく購入しやすいところです。
(だからこそ大人は特に買いすぎるので、紐をキツく縛らないといけなくなるのです。)
「記事のため!」と思ったら結構購入していました。これで3,000円でおつりが!
帰省先のフライング タイガーは大きかった
娘が夏休みに入ってすぐ、10日ほど実家のある札幌に帰省していました。そんな札幌にもフライング タイガーは2店舗ありまして、そのうちの1件が老舗デパートである丸井今井に入っていたので母親と娘と3人で行ってきました。
デパートの中だしコンパクトなお店だよな……と高をくくっていたら、30分あっても「まだまだ足りない!」と思うくらいのサイズ!(その後、打ち合わせがあるので強制撤収)。
フロアマップのうち緑で囲った部分が売り場。かなりの面積でした
お店の中の写真は撮れませんでしたが、カラフルでたくさんものがこんもりと並んでいる売り場を見て、母親には「今度また来てみようかな」と話していたほど魅力的だったようです。
では、買ったものの中からいくつかレビューしてまいります。
恥ずかしいのにお気に入りの「鉛筆削り」(税込110円)
鼻の穴に鉛筆を入れてぐりぐりすると、削れます。
「見た目だけで面白いヤツ」の定番ですね。右の鼻穴に鉛筆を入れて、ぐりぐり回すと削れるのですが、悔しいほどキンキンに研ぐことができます。そうなんですよ、こんな見た目(褒めてます)なのに軽い力できれいに削れるところが悔しい!なんか悔しい(褒めてます)。
鉛筆の尖り方をよくご覧になってください!
我が家の娘さんは、売り場でははずかしがっていたのに、帰宅して購入物の整理をしていたら横から手を伸ばし、自分の鼻の上にこれを当ててノリノリになっていました。
ただ、この鉛筆削りは削りかすを溜められないので、エアコンや扇風機の風に煽られたりしないよう気をつけましょうね。
かわいすぎ。これに似合う女子になりたい「メモ帳」(税込220円)
チョコレートってかじった跡がついている方がかわいらしく見えませんか?
かじった跡があるのがあえて良い!
二枚のチョコレートの間に白いアイス? マシュマロ? が挟まっているようなかわいいメモ帳。年齢のことを持ち出されると辛いけれど、かわいいに年齢制限はない!これに似合う女子になりたいぞ!!
紙の裏抜けチェック
1cmほどの厚みのメモ帳です。万年筆やゲルボールペンの抜けはこのようなくらいですが、汁だくではないゲルボールペンや鉛筆・シャープペンシルを使う分にはまったくの問題なしです。
むしろこのカワイイ子と合わせるならばファンシー系の筆記具を使いたい。(だから万年筆の裏抜けチェック自体は意味がないかもですね)
紙は一枚ずつきれいに剥がせます。
「人類はなぜ、小さき物に愛を持つのか」を考えさせられる「ステーショナリーセット」(税込385円)
人間の赤ちゃんもそう。動物の赤ちゃんもそう。小さきものをみると胸キュンをする。
万人がそうとは言いませんが、大多数の人たちにその傾向があるのではないでしょうか?
私が高校生くらいの時でしょうか? 「女の子なんだからこれくらいは持ち歩きなさい」と母から手渡された手のひら大の小さな裁縫セット。中には外出先でボタンが取れたり、ちょっとした服のトラブルになんとか対処できる程度のミニミニの道具が入れらたものです。
「かわいい」
一目惚れしたそのセットには小さなハサミや針のケースなどが入っていて、当時は定期入れの中に入れていたかと思います。
無人島に1つだけ持っていっていいのなら、これを選ぶ??
今回手に入れた小さきものたちは、ステーショナリーセットです。
もちろん、小さな文具の王道といえばプラスのチームデミであったり、ミドリのXSシリーズだったりしますが、フライング タイガーはお値段までかわいらしい。9×6.5cmほどのケースに6点(ハサミ、付箋4色セット、蛍光ペン、セロハンテープ、ホッチキス、ホッチキス芯)が詰まっています。
ハサミはたまに空振りするけれども、結構スパッスパッと気持ちよく切ることができます。
付箋はノリが命と思っている私ですが、思った以上にノリ面がしっかりしています!1×5cmなので、ちょっとしたマーキングにちょうど良さそうです。
蛍光ペンは、「ザ・蛍光!」なイエローの蛍光色。
テープは薄めですが、しっかりと貼り付いているところを見ると役割を果たしてくれる子みたいです。
ホッチキスはトモエリバー(薄めの紙)を使用している「いいかげんノート」10枚を留めることができました。
大人でも指が入るサイズ感
結論として、小さいので大人の指にはギリギリではあるハサミも、口が閉まってくれないホッチキスも予想以上の働きをしてくれました。そもそも「かわいい」のでなんでも許されてしまうのですがね。
大人だからこそ場所を選ばずに使える「電卓付ノート」(税込660円)

多分、数学の時間に机上に出していたら先生に何か言われますね。表紙にソーラー式の電卓がついているノート。
でも、私はもう大人なので好き放題楽しめます。苦手な食べ物を残してもおこられないのと、こういうツールが使いほうだいなのが大人の特権なのですから!
紙の部分の厚みは8mmほど。電卓が埋め込まれている表紙は4mmですが、逆に考えると4mmの厚さで電卓が成立するのですね。そっか、昔はカードサイズの電卓なんてものもあったからできないことはないですよね。
ちなみに私、大学の理系の学部を出ているのですが、M+とかMーを使いこなせたことはありません。
裏抜け度合いはこれくらい。紙は柔らかでスラスラと書けますよ!
そして、まだ使い終えていないのでしてはいませんが、電卓のある表紙にはミシン目がついているのでノートが終わったらカットして、でかい電卓として活躍をしてくれるでしょう。
キャンペーン商品はどんどん入れ替わり
フライング タイガーには新商品(通称「キャンペーン商品」)と定番商品とがあるそうです。
キャンペーン商品はなくなり次第終売というものが多いそうなので、気に入ったものがあったならばすぐに手に入れてね! とのことです。
ちなみに、ネットショップで販売終了になってしまっていても店舗に行くとまだ残っているということもありました。
機能性を求めたり、使いやすさを重視したり。文房具は実用面で判断することが多いのですが、100%「かわいい」「楽しい」方向に振り切ってみると、こんな胸キュンの世界に出会うことができました。他にも、購入こそしませんでしたが子どもと遊べるシールブックや元々額縁のような枠がプリントされているお絵かき用の紙などお子さんと楽しめる商品や子どもに戻った気持ちで楽しめそうな商品もモリモリでした。
「かわいい」。でも小学生の時に夢中になったファンシーショップとも違う世界。今回じっくりとお店に並ぶ商品を見て、実際に購入もして、新たな世界が広がりました。
商品情報
フライング タイガー コペンハーゲン 通販サイト
https://www.rakuten.ne.jp/gold/flyingtigercopenhagen/
ブンボーグ大作戦!こぼれ話
ブンボーグ大作戦!では夏休みの自由研究にもぴったりの「夏休みリモートインク調色会」を2023年8月20日、13:30〜15:30 にZoomを使って開催いたします。
参加は5組限定でブンボーグ大作戦!のBOOTHのショップより
【「リモートインク調色会」参加権&キット一式】を購入いただければ開催日までに材料と当日用のURLをお送りします。
今回はカミオジャパンさんご提供の「Daily deco 調合ペンセット」を使用します。
また、5月に番組で「インク調色」の楽しさについて語っていただきました、永都りすさんを講師としてお迎えしております。永都さんの丁寧に書かれたテキストは一件の価値ありです。
もちろん、大人だけの参加でもOKです。
自分だけの色を作ってペンを作る楽しさをあなたにぜひ味わっていただきたいです!
(応募を締め切りしていたらごめんなさい)
プロフィール
【ふじいなおみ】
1979年北海道札幌市生まれ。ラジオパーソナリティ/文房具プレゼンター
ナナコライブリーエフエムで放送中のラジオ番組「他故となおみのブンボーグ大作戦!」のパーソナリティ及び制作・技術を担当。万年筆インク(中でもご当地インク)コレクター。
他故壁氏さんとユニット「たこなお文具情報室」として、文房具の楽しさを伝える活動を行っている。
2015年生まれの娘とともに知育・学童文具を使用しているため、リアルな声を届けられる数少ない存在である。
そして、きだてたくさんと色物文具をひたすら紹介する動画コンテンツ「イロブンの引き出し開けていこう」もYouTubeにて配信中。
【他故となおみのブンボーグ大作戦!】
埼玉県朝霞市のコミュニティFM「ナナコライブリーエフエム」にて放送中の30分間文房具の話題だけをお送りするラジオ番組。
パーソナリティーは他故壁氏&ふじいなおみ。
放送時間は毎週日曜日19:30~20:00/毎週水曜日 11:30~12:00(再放送)
FMラジオ77.5MHz(埼玉県朝霞市・志木市・新座市・和光市とその周辺地域)の他、パソコンやスマートフォンではListenRadioのサービスを利用すると気軽に聴くことができます。
詳しい聴き方は番組Webページへ
https://daisakusen.net/howto/
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