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【連載】月刊ブング・ジャム Vol.47 最新人気筆記具のココに注目!(その3)
本サイト編集長の文具王・高畑正幸さん、イロモノ文具コレクター・きだてたくさん、ブンボーグA・他故壁氏さんの3人による文具トークライブユニット「ブング・ジャム」が、気になる最新文房具を独自の視点から切り込んでいく「月刊ブング・ジャム」。今回は最新の人気筆記具3本をセレクト、ブング・ジャムの独自の視点からそれぞれの気になるポイントについて語ってもらいました。
第3回目は、サクラクレパスの「ボールサインiD」です。
(写真左から他故さん、きだてさん、高畑編集長)*2020年11月7日撮影
*鼎談は2021年1月25日にリモートで行われました。
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6色全部黒! 超個性的なボールペン
――最後は「ボールサインiD」です。他故さんに余計な出費をさせてしまったようで。
【他故】いえいえ。今、ちょっと手元にないので改めて買ったんですけど。
――12本買ったんですか。
【他故】いや、全部ないと話できないじゃないですか。
【高畑】いやいやいや(笑)。
【きだて】せめて0.4か0.5のどちらかでいいだろ。
――6色あればよいのでは(笑)。
【他故】ピュアブラックは買わなくてもよかったか。
【高畑】まあ普通の黒だからね。でも、黒ばっかりで、黒以外の色を作らなかったのが、コンセプトとして面白いよね。
【きだて】6色全部黒という、「登場人物、全員悪人」みたいな(笑)。アウトレイジ系カラーとでも言いましょうか。
(一同爆笑)
【高畑】「全員犯人」というやつな(笑)。
【きだて】俺はここ2、3年、サクラクレパスのインクの色が好きなのよ。
【高畑】ずっと言ってるよね。
【きだて】そう。「ボールサインレディア」のセピアとか、スカイブルーとか、あの辺の色の使い方がすごく気に入っていて。
【高畑】「サクラクラフトラボ」のシリーズも、ちょっと違う色を入れているよね。
【他故】ああ、リフィルそうだね。
【きだて】なので、これも書いてみると、いい色揃いなのよ。
【他故】そうね。分かる分かる。
【きだて】いわゆるダークカラーを超えて、ちゃんとカラーブラックと呼ぶに相応しい色調にしてあるでしょ。これはなかなか意欲的で面白いと思うんだよ。
【高畑】サクラクレパスのくすんでる系の色違いみたいなのが、きだてさん的にはいい感じなのかな?
【きだて】くすんでいるのもいいし、さっき言ったコーラルレッドとかスカイブルーとかのあっさりした抜け色とか、あの辺もいいんだ。
【高畑】ブラックでちょっと色が違っていてということだけじゃなくて、色の選び方全体がいいんだ。
【きだて】そう。サクラクレパスのカラーのセンスがすごく好き。
【他故】ほ~。
【きだて】ぺんてるなんかも、ターコイズでちょっと人気になったりとかさ。変な言い方をすると、構造的に何か新しいものを作るのは難しいけど、色で頑張ってるみたいな。
【高畑】いろんなメーカーが純色を使わなくなったのは、本当に最近だよね。色のちょっとしたズレ感というか。どこから始まったかは分からないけど、サクラクレパスは早かったんだじゃないかな。
【他故】そうだね。
【きだて】色で売り上げが変わってくるという実証データが、各メーカーともに出ているわけじゃない。だから、今後もまだ変な色とか出てきそうで楽しみなんだけどね。
【高畑】他社のボールペンの場合だと、黒・赤・青・緑とやったあとに、ブルーブラックみたいなのを作ってくる感じの並びなんだけど、サクラクレパスの面白いところは、最初から3色ペンの並びを「クリムゾンレッド」みたいなのにして、「普通の赤ないです」みたいな(笑)。
【きだて】そうそう。
【他故】あ~、そういうのやるね。
【高畑】「レッドないです、ブルーないです、オーシャン何とかはあります」みたいなそんな話になってるじゃない。そもそも、普通の色を作らないぞというところからスタートするのって、ある意味勇気がいるじゃないですか。
【きだて】だと思うよ。相当勇気がいると思うよ。
【高畑】新しいボディを作ったら、まず赤・青・緑とか定番色があった上で、おしゃれカラーグループを作るんだったらいいけど、このボディは普通のカラーがないものね。
【他故】ない。
【高畑】そこら辺が、今のサクラクレパスの面白いところなのかもしれないね。
【きだて】宣伝の仕方も、普通のカラーを揃えた上で、「ちょっと変なブラック入れました」じゃなくて、最初から「黒以外ありません、6色全て黒です」と言った方が、ニュースリリースを見て食いつく人も多いじゃない。
【他故】店頭で見ていると、割と均等に各色がきれいになくなっているよね。
【きだて】あ、そう?
【他故】そうそう。「よく売れてるな」と思って見ているんだけど、そんなに隔たりなく売れてるんだよね。面白いなと思って。
【きだて】へぇ~。
【他故】みんなちゃんと、自分の好きな色を確認してから選んでいるんだと思うんだけど。
【高畑】紫色のやつ(ミステリアスブラック)だけちょっと残ってて、それ以外全部売れてるみたいな感じだったよ。
【きだて】逆に、ピュアブラックが売れてるのが面白いね(笑)。このペンでピュアブラックを買うやつがいるんか(笑)。
【他故】いや、このかたちで「黒が欲しい」という人がいるんじゃないの(笑)。
【きだて】え、え~!?
【高畑】結局、無難な色が欲しい人はいるんじゃない。
【きだて】そんな逆に面白いチョイスってあるか?
【他故】あるいは、この書き味も好きで、色も好きなんだけど、いろんな書類に使えないから、黒も買うとか。
【高畑】元々、いろんな書類で、黒じゃなくて別のインクを使おうよということだからね。逆に、このボディで「赤をくれ」という人は絶対に居そうだよね。
【他故】いると思うけどな。
【きだて】ところでさ、ここまで誉めといてなんだけど、ぶっちゃけ、このボディに関しては100点満点で20点くらいだと思う。
【他故】ツルツルだから?
【きだて】そう。なにこれって言うぐらい滑る。
【他故】ははは(笑)。
【高畑】そうか~、きだてさんは滑る系がダメか。
――手汗が(笑)。
【きだて】この樹脂のツルツル具合。
【他故】グリップ感ゼロだからね。
【高畑】きだてさんのその持ち方だと、指が痛くない?
【きだて】痛い。
【高畑】ここのエッジのところが気になる。
【他故】先っぽのところね。
【きだて】俺は前の方を持つから、今冬場で手が荒れてて、そこに引っかかってすごい嫌。
【高畑】分かるよ、この中指のささくれがね(笑)。
【他故】この先端のところ、ゴツい段差だよな。
【高畑】ゴツいのと、この角のところがキンキンにとがってるのよ。
【きだて】もう、本当に面取りしてやろうかと思うくらい嫌だ。
【高畑】部品外して、ヤスリかけたくなる。
【きだて】本当にそう。その辺の細かい行き届いてない感があって、ボディとしてはかなり苦手なタイプ。
【高畑】行き届いてないというか、わざとこうしたんだと思うんだよ。
【きだて】そっけなく、こういう感じにしてあるのかね。
【高畑】わざとそっけない真っ直ぐにしているし、わざと角が立ててるから、思わずこうなったんじゃなくて、計画してこうなったんだけど、そこは使い勝手とか持ち心地もあるけれど、見た目のコンセプトのところは大きいなとは思う。ボディも、「六角形の角アールを大きくしました」と書いてあるけど、どうなんですかね。ここら辺は、きだてさん的には滑るだろうなという気はするね。
【きだて】握ると滑るし、あとこれ六角形とは言っているけど、かなりなめらかに転がっちゃうんだよね。撮影の時にいろいろと面倒だった。
【高畑】1本200円だしね。
【きだて】ただね、色は全部好きなのよ(笑)。
【他故】あ~、色はいいよね。
【きだて】ピュアブラックはさておき、カラーブラックがどれもいいのよ。
【高畑】きだてさん的には、あえて推すとしたらどの色がいいの?
【きだて】さっき、売れ残っていると言っていた、紫ブラックのミステリアスブラック。これはね、いい色なんだわ。なんかね、暗くエロい色。情念みたいな色で、すごくいい。
【高畑】きだてさんは、これは黒の代わりに使うペンなの?
【きだて】そうそう。
【高畑】普段の普通の文字書き用だね。
【きだて】俺は、普段の文字書き用もブルーブラックがメインだし。手書きの宛名書きに、平気でグリーンブラックとか使っちゃう人間なので。その辺は全然問題なく、日常使用の色だね。
【高畑】うん。
【きだて】というか、基本的に日常を面白くしようよという意図があるわけじゃない。
【高畑】僕らはこうやって色を揃えちゃってるけど、元々はこの中にある自分に合った黒を選びましょうというのがコンセプトだよね。
【他故】そうだね。
【高畑】カラフルペンとしていっぱい揃えましょうではなくて、「あなたの普通書きはどれ?」というのだよね。
【きだて】またこの6色が、照明の具合で色の見え方が全然違うじゃない。
【他故】ああ、違うね。分かるよ。
【きだて】だから、店頭で試し書きしたときと、家に持って帰って書いたときの感覚が違うと思うんだよ。本当は、揃えて買って、家で好きな色を決めてほしい。
【他故】あ~、なるほどね(笑)。
【きだて】店頭で試し書きして決めるんじゃなくて。
【高畑】買って帰ってきて、「あれ、これだっけ」って。
【きだて】「イメージ違うな」ってなっちゃうと思うんだ。そういう意味では、難しいペンではあるんだけど。でも、それだけ色に魅力はあると思う。
【他故】こういうペンってさ、6色あったら強引にでも6色セットを作るじゃない。これはないよね。
【きだて】ないんじゃないかな。
【他故】ケースに入って、6色セットで売ってないよね。
【高畑】だから、これはカラーペンじゃないからだよね。
【他故】そうだよね。完全に「選んで買って」という話だよね。
【きだて】「自分のブラックを選びましょう」というコンセプトなんだものね。そういう意味で徹底はしてるよね。
【他故】徹底してる。
【高畑】色んな色遣いのやり方が流行ってるけど、その中でも分かりやすくて特徴のある、新しい色の提案という感じはする。
【他故】そうね。
【きだて】2019年末ぐらいに「カラーブラックが流行りそうだぞ」と言っていたのが、見事にドンズバな製品が出たわけでしょ。「あー、予想がちゃんと当たって良かった」というところもあって。
【他故】ははは(笑)。
【高畑】きだてさんは、前からカラーブラックとかカラーグレーとか好きじゃん。
【きだて】うん、割と好き。
【高畑】コクヨの「マークタス」のちょっとずつ違うカラーグレーも好きじゃん。ちょっとだけずらしてこういう色を使うのは、おしゃれだよね。
【きだて】こういうのが、マニアの間のバカ話で終わるのではなくて、ちゃんと製品としてメーカーから「6色とも黒」というのが出てくることは、とても意義があることだと思うんだよ。
【高畑】だから、ちゃんと続いてほしいというのもあるしさ。これ、定番色として残ってくれないと、あんまり意味がないじゃん。「限定なんとかカラー」だとさ。
【他故】ああ。
【高畑】サクラクレパス的には、カラーいっぱい作るのもいいけど、「ブラックもちゃんと品揃えするんです」というのをここで言ったわけで、例えば今後もいろんなペンが出てくると思うけど、それでも選べるようにしてくれれば。このリフィルが使えればいいけどさ、他のでもそういうの作ってくれるといいけどね。
【きだて】「サクラクラフトラボ」でこの色が使えるようになればいいけどね。
【他故】そうだね。
【高畑】あれも、ちょっとズレたブラック系の色が選べたりするよね。
【他故】そうそう。
【きだて】「ユニボールワン」の限定色でも、すごく濁った色とかも入っててさ。濁り色なんて、今までだとまあ外れてたカラーラインアップだったりするじゃない。
【他故】まあ、そうだね。
【きだて】それが、きちんといい感じの色になって売られているのって、すごい面白いなというのはあるよ。
【高畑】「ユニボールワン」は全部鮮やかな色ばかりで、今回出たのってあくまでも限定色という立ち位置じゃん。でも、サクラクレパスはあくまでそことは違うコンセプトだから、ライフスタイルの違いをちゃんと提案している感じがするので。
【きだて】そうだね。
【高畑】普段から書いている書類を、「これで書いてよ」という話なので。
【きだて】会社でカラーブラックを使っていると、自分が書いた内容だというのが一目で分かるんだよね。
【他故】ああ、そうか。
【きだて】筆跡を見るまでもなく、パッと視認した色だけで「あ、これは俺が書いたやつだ」というのが分かるので。ちょっと楽なこともある。
【他故】さりげなく自己主張だよね。
【きだて】そういう使い方もできるので、仕事でこういう遊びをするのは、ある程度意義はあると思うんだ。
【他故】うん、そうだね。
【きだて】なので、「ボールサインiD」は、もっと売れてくれるといいなと思っています。
【他故】本当にそうだね。
【きだて】ただ、軸はバージョンアップしてほしいと本当に思っています。
【他故】ははは(笑)。
【高畑】まあ、手汗で滑らないボディにね。これって、リフィルないの?
【他故】ないんじゃなかったっけ? ああ、替芯って書いてある。だから、替芯あるよ。
【きだて】あるんだ。
【高畑】リフィルあるんだったら、別のボディに入れ替えて。サクラクレパスで互換性のあるボディってあるんだっけ?
【きだて】普通の「ボールサイン」のボディに入ったりしないかな。
【他故】「サクラクラフトラボ001」とかに入らないかな。
【きだて】ああそうか。後で試してみよう。
【高畑】「サクラクラフトラボ」は全部リフィルのかたちが違うのね。
【きだて】一々専用を作ってるのか。
【高畑】揃ってないよね。
【きだて】これにシリコングリップをつけてやりたい。
――「プニュグリップ」は着けられますか?
【きだて】着けられると思うけど、それじゃ台無し。
【高畑】僕が前から言っている「令和デザイン」が台無し。「何もないのがいいんじゃないか」と言っているのに、プニュグリップを着けちゃう(笑)。
【他故】台無しだ(笑)。
【きだて】それもこれも、手汗で滑るのがいけないんです。
【高畑】まあ、確かにこれは滑るかな。
【きだて】う~ん。素材的なものもあり、かたちもありで。そしてこのエッジが嫌で、色々とつらい。
――だけど、インクは素敵だという。
【きだて】そう。このリフィルが入る、1,500円くらいのこじゃれた金属軸があったら嬉しい。
【高畑】なるほどね。サクラって、これが入る単色のいいやつってあったっけ?
【きだて】それこそ「サクラクラフトラボ001」が入ったら面白いんだけどな。
【他故】「001」は長さ違うね。切れば入らなくはないけど、残念ながら同じ長さではないね。
【きだて】まあ、違うボディに入れるとなおのこと何ブラックか分からなくなるな。
【他故】ははは(笑)。
【きだて】シールはがしちゃうと、このボディでも見分けつかないけどね。
【高畑】マジで分からなくなるんだよ。
【きだて】パーツの色が微妙過ぎて(笑)。これこそ老人が戸惑うやつだよ。
【他故】モカブラックとカシスブラックが区別つかないときがある。
【きだて】あっ、それ分かる。
【高畑】モカブラックとカシスブラックが似てるんだよ。
【きだて】「茶色と赤がどう違うんだよ」みたいな。
【他故】本当に変わらないんだよな。
【きだて】撮影するときに、並べ間違えて撮り直したんだ。
【他故】ははは(笑)。
【きだて】それで、これはどう締めるんだ? さっきの「ビジネスの現場でもこれを使おうよ」というところで締めていいのか?
【他故】まあ、そこだろうね。
【高畑】大人が普通に使うというものが、真っ黒という固定化したイメージになっているけど、そうじゃなくていいんじゃないとは言えるけどね。
【きだて】そこまで仕事に義理立てしなくていいと思うんだよ。真面目にやらなくても。
【他故】そうだよ。
【高畑】俺は、公式書類を青で書いているけど、それで文句言われることもそんなにないし、黒の色がどうこう言われることも滅多にないし。実際は誰も困ってないというか、「黒じゃないといけない」というのも、昔っぽいし。
【きだて】そうやって、「黒じゃないといけない」とケチつけるやつは、これの色を見分けられるほどのセンスはない。だから、堂々と使っても大丈夫。
――でも、今はテレワークが増えているから、書類を出す機会があんまりないじゃないですか。
【きだて】これは、人と比べて悦に入りたいんですよ。テレワークだと、そんなに満足感はないの。人が黒を使っているところへ、横からモカブラックとかが入り込んで、「おっ、違うな」とニヤッとしたい。そういう意味では、コロナが収まったときに、2度目の流行りを見せるかもしれないね。
――これ、手紙書くのにもいいんじゃないですか?
【きだて】いいと思うよ。長時間手紙を書くボディじゃないということだけで。くどいようですが(笑)。
――きだてさんは手汗かくからしょうがないけど(笑)。
【他故】ははは(笑)。
――話戻りますけど、さっききだてさんが紫系のミステリアスブラックがいいと言っていましたけど、ボールペンで紫色のインクってなかなか珍しいと思うので、こういう機会に使ってみたらいいと思いますけどね。
【きだて】普通の紫だと、イメージ的に普段使いには妖しすぎる気がするでしょ。でもブラック近くまで行っちゃっうと、書いていてもそんなにソワソワしない。バランスがギリで取れてる感じ。
【他故】まあ、そうだね。
【きだて】違和感持つほどおかしさはないし、かといってさっき言ったような暗さもあって、すごい魅惑的な色。
【他故】魅惑的か、いいね。
【きだて】というのを、実際に試してほしいですよね。それを、店頭じゃなくて、買って帰って試してほしい。
【高畑】そのぐらいの違いを楽しむという。インクの色って、ほんの微妙なところだけど、すごく違うというのを楽しめるというのが、アナログ文具の面白いところじゃないですか。何が書いてあるというのも、もちろん大事だけど、そこにどんなインクを使うかということを楽しむというのは、嗜みとして全然アリで、そういうのを楽しめる大人であってほしいなと思うけどね。
【きだて】今のでいい感じに締まったんじゃない(笑)。
――ありがとうございました(笑)。
プロフィール
きだて たく
小学生の時に「学校に持っていっても怒られないおもちゃ」を求めて、遊べる文房具・珍妙なギミックの付いた文房具に行き当たる。以降、とにかく馬鹿馬鹿しいモノばかり探し続けているうちに集まった文房具を「色物文具=イロブン」と称してサイトで公開。世界一のイロブンコレクターとして文房具のダメさ加減をも愛する楽しみ方を布教している。著書に『イロブン 色物文具マニアックス』(ロコモーションパブリッシング)、『愛しの駄文具』(飛鳥新社)など。
色物文具専門サイト【イロブン】http://www.irobun.com/
他故 壁氏(たこ かべうじ)
文房具トークユニット〈ブング・ジャム〉のツッコミ担当。文房具マニアではあるが蒐集家ではないので、博物館を作るほどの文房具は持ち合わせていない。好きなジャンルは筆記具全般、5×3カードとA5サイズノート。二児の父親。使わない文房具を子供たちに譲るのが得意。
たこぶろぐhttp://powertac.blog.shinobi.jp/
*このほか、ブング・ジャム名義による著書として『筆箱採集帳 増補・新装版』(廣済堂出版)と、古川耕さんとの共著『この10年でいちばん重要な文房具はこれだ決定会議』(スモール出版)がある。
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