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【コレ注目!】「有隣堂しか知らない世界」の岡﨑弘子さんがプロデュースした「岡﨑百貨店」

文具のとびら編集部

有隣堂のYouTubeチャンネル「有隣堂しか知らない世界」の最多出演者である、同社バイヤーの岡﨑弘子さん(店舗運営部商材開発課主任)がプロデュースした「岡﨑百貨店」が、有隣堂が運営する横浜・桜木町の「STORY STORY YOKOHAMA」(コレットマーレ5F)店内に2022年7月8日にオープンした。

STORY STORY YOKOHAMA(写真)は、書籍をはじめ文具、ビンテージ雑貨など多彩な商品を取り扱っているほか、カフェも併設ししている有隣堂の新業態店。今回、文具・雑貨売場に隣接して、「岡﨑百貨店」を新設した。

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さんは、テレビ東京系 TV チャンピオンの「文房具選手権」に出場し、文とび編集長の高畑正幸文具王と決勝戦で対戦し惜しくも準優勝となったが、「有隣堂しか知らない世界」では、「文房具王になり損ねた女」として、その文房具の知識を披露している。そんな岡さんは、「YouTubeをきっかけに、遠方の方まで有隣堂に来店していただけるようになりました。そういう方たちのために、おすすめのアイテムをきちんとしたかたちで商品展開したいと考えていたら、名智店長が『岡﨑百貨店』を企画してくれました」と、今回のオープンの経緯について話してくれた。

2.jpg「岡﨑百貨店」をプロデュースした“準文具王”の岡弘子さん。後ろの棚の上にある赤いミニチュアの二段ベッドは岡さんの私物で、飼い猫のベッドとして使用しているものを、お店のディスプレイにするために持ってきたのだという。


STORY STORY YOKOHAMAの名智理店長によると、「岡さんをフィーチャーした売り場」というアイデアは、同社の松信健太郎社長の発案だったそうだ。その話を人伝に聞き「それをやるんだったら、うちの店しかない」と手を挙げたのだという。「去年(2021年)10月に、岡がセレクトした商品を集積したガラスペンフェアを開催したところ、1週間で商品が売り切れるほどの大きな反響がありました。その時の手応えがあったので、今回手を上げました。元々岡﨑のセレクト色が強い店ですが、それをより強く打ち出していきたいです」(名智店長)。

やはり、ファンの来店が目立つそうで、「待ってました!」という声が多いようだ。先日、店内で岡﨑さんが出演したイベントを行ったところ、大勢の人が訪れ多いに盛り上がったという。「ファンが集まれる場所ができたのは大きいと思います。みんなで楽しむ“ごっこ遊び”のような場所なので、お客様と一緒に楽しめるイベントは今後も行っていきたいです」(名智店長)。

約5坪の売り場には、岡﨑さんが愛してやまないアイテム約500点がずらり。文具はもちろん、雑貨やアクセサリー、お菓子、さんが日頃から愛用している日用雑貨などが集積しているほか、古道具屋で仕入れたという1点もののヴィンテージ雑貨や家具まで並んでいて、「岡﨑が100%詰まった売り場」(名智店長)となっている。岡﨑さんが好きなアーティストのアナログ盤のLP(非売品)まで置いてあって、まさに“岡﨑ワールド”全開といったところで、ファンにはたまらない場所となっている。

11.jpg売り場にはレコードプレーヤーも置かれていて、実際にレコードをかけることもあるようだ。ちなみに、このデスクは古道具屋で仕入れたヴィンテージ物だが、ディスプレーとして使用しているだけでなく、商品として販売しているものでもあるという(ただし、レコードとレコードプレーヤーは非売品)。


取材では、売り場に並ぶアイテムについて、岡﨑さんが一つひとつ詳しく解説してくれた。さすがに、全部を紹介しきれないので、その中からいくつかご紹介したいと思う。

まずはガラスペン。今回の「岡﨑百貨店」のために改めてセレクトしたものばかりが並んでいる。さらに、ガラスペンを作っている作家さんが手がけたガラス作品も販売(下写真)。この写真のガラス作品は、シャボン玉を作る道具なのだという。

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木軸筆記具の最高峰と言われる人気ブランド「工房楔(せつ)」の木軸シャープペン。木軸シャープペンといえば男子中高生にブームとなっているが、「より多くの方に知ってほしいと思って展開しています」と岡﨑さん。

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「鉱石が大好き」という岡﨑さんがセレクトした約50種の鉱石も販売。「普段は業者さんがあらかじめセレクトした鉱石を持ってきてくれるのですが、自ら出向いて好きなものを1個、1個選んでみたいなとかねてから思っていたので、その念願がかないました」という。

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ミニチュア赤電話の貯金箱「電話銀行」は、売り場でも人気のあるアイテム。本当に通話できそうなリアルなつくりで、ダイアルもちゃんと回るそうだ。

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オープン直前にYouTubeで配信した「岡﨑百貨店の世界」で、R.B.ブッコロー(『有隣堂しか知らない世界』のMCキャラクター)が気に入ったという、定規を使わなくても真っ直ぐ線が引ける「直記ペン」が大人気。

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文具類は、岡﨑さんが日頃愛用している文具ばかりが並んでいる。ボトルインクは、定番アイテム中心の品揃えとなっているが、「ガラスペンを始められる方にインクについてよく訊かれるのですが、その際におすすめしている基本的なインクを置いています」という。

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さんが着ている&cocochiの「No.1」エプロンも販売。「着ていてとても楽で、肩も凝りません」という。手にしているのは、クッキング不織布の「シェフロール」。岡﨑さん愛用の逸品で、吸水力抜群。また、右写真は「キムワイプ」という産業用ワイパー。一見ティッシュペーパーのようだが(ゴワゴワとした紙なので、鼻をかむ用途には適していないようだ)、毛羽立ちや紙粉が少なく、ガラスペンや万年筆のペン先を拭くのにおすすめしているそうで、こちらも人気のアイテムとのこと。

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こだわりのアイテムは、まだまだたくさん並んでいるので、興味のある方はぜひお店に足を運んで実際にご覧いただきたいと思う。今後も、岡﨑さんセレクトの商品を続々と展開予定で、「ここに来たら“面白いものがある”と思ってもらえるように、期待に応えていきたいと思います」という。

【STORY STORY YOKOHAMA】
■所在地:神奈川県横浜市中区桜木町1-1-7 ヒューリックみなとみらい コレットマーレ 5F
■営業時間:11:00 ~ 20:00(カフェのラストオーダーは19:00)

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