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【新製品】「万年毛筆 蒔絵物語」シリーズ正倉院宝物モチーフの新柄

文具のとびら編集部

呉竹は2022年5月20日、「万年毛筆 蒔絵物語」シリーズから、正倉院宝物からデザインモチーフを選定した新柄を発売した。価格は税込各5,500円。
スペアーインキ(水性顔料インキ・黒)3本付、贈答にもぴったりの桐箱入りで、各500セットの数量限定。全国の文具店、量販店、事務用品店、ECサイトなどで販売している。


同製品は、日本が誇る伝統工芸である蒔絵を現代技術と職人の手によって表現した軸が特徴の万年毛筆。今回の図案はすべて正倉院の宝物からモチーフを選定した、格別に艶やかなデザインとなっている。イタチ毛と変わらぬ性能を持つ、ポリエステル毛材を使用しているのも特徴のひとつ。



●春色萬里(しゅんしょくばんり)

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正倉院南倉に所蔵されている「紺夾纈絁几褥(こんきょうけちあしぎぬのきじょく)」からモチーフを選定している。
これは仏前に供える供物などを乗せる敷物で、夾纈と呼ばれる技法で染めた敷物。蓮華風の花座の上で相対する水鳥を満開の豊麗な花樹の下に配置したもので、文様の精密さ、配色の鮮やかさ、花葉の先のぼかしにみられる技法の巧さを、華やかな蒔絵で再現した。



●鳥歌花舞(ちょうかかぶ)

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正倉院南倉に所蔵されている「紫檀木画槽琵琶(したんもくがそうのびわ)」からモチーフを選定している。
これは五面伝わる四弦琵琶のひとつで、紫檀・象牙などを用いた木画によって華麗に装飾されたもの。花綬をくわえるオシドリを中心に、ヤツガラやカモなどの鳥文を配置したもので、大きく広げたオシドリの羽や、花綬の絶妙な色使いを、史料に基づき、鮮やかな蒔絵で再現している。



●含綬鳥(がんじゅちょう)

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正倉院北倉に所蔵されている「紅牙撥鏤尺(こうげばちるのしゃく)」からモチーフを選定している。
これは染め象牙のものさしで、春分の時期に度量衡を正し、ひいては行いを正す意味合いで、ものさしを贈答する儀礼に使われたもの。表裏に装飾性の高い文様が配されている。含綬鳥とは、綬帯(リボン)をくわえた鳥で、花座や、羽を広げた双鳥の美しさを華やかな蒔絵で再現している。




【本格的な書き味の「万年毛筆」のすすめ】

「万年毛筆 蒔絵物語」には、鼬(いたち)毛と変わらぬ性質を持つ、ポリエステル毛材を使用している。贈答用に好適な桐箱入りで、スペア―インキも3本ついているため、長く愛用できるのがポイント。付属のスペア―インキは使い切っても追加で購入することができる。

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