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【新製品】木から生まれたカラフルなクレヨン「森のクレヨン」

文具のとびら編集部

フェリシモが展開する、今より“もっと”しあわせな世の中にするアクションやきっかけをともに考え一歩踏み出しやってみる新メディア「more felissimo[モアフェリシモ]」は、日本各地から集めた木で作られた10色のクレヨン「木の色の豊かさをみつける 森のクレヨン」を2022年4月18日に販売開始した。

【NEW】木の色の豊かさをみつける 森のクレヨン
1セット 税込2,855円
→うち50円は「フェリシモの森基金」として運用される(基金部分は非課税)
商品の詳細と申し込み>> https://feli.jp/s/pr220427/2/


同製品は、着色料は使用せず、国内で採れた木材の粉と、米ぬか由来の原料を混ぜた、100%日本の木の色だけで作られたクレヨン。「木=茶色」という常識が覆されるカラフルさは、日本の樹木の豊かさそのものを表している。森林大国でありながら、木が有効活用されていないという現状から、森の豊かさや、森とのつながりを感じてもらいたいという想いと共に生まれたという。原料となる木材の大半は、建物や家具には使用できないような割れや節が入ってしまったもの。製品化には、クリエイティブユニット・Playfoolさんと取り組んだ。森に想いをはせながら絵を描くのはもちろん、木のインテリアとの相性もよいので部屋に飾るのもおすすめ。販売価格の一部は「フェリシモの森基金」として運用される。

ウェブメディアで読む:
100%日本の木の色だけで作られた「森のクレヨン」とは?」>>https://feli.jp/s/pr220427/1/




◆森のクレヨンができるまで

国土の約3分の2が森林である日本は、南北に長く、多種多様な樹々が生息している。森で伐採した木は、「土場」と呼ばれる集積所へ運ばれる。「森のクレヨン」は、通常ははじかれるゆがみや割れのある木を中心に、製材の際に出た切れ端、おがくずなどを原料に選定。さまざまな種類の原料を、それぞれ工場で細かく粉砕してパウダー状にし、米ぬか由来のライスワックス、米油と混ぜ、型に流し込んで冷まして製品化。日本各地から集めた40種類以上の木から10色を厳選した。

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原料は木の粉とライスワックス、米油のみ。着色料無添加のクレヨンで、純国産にこだわって製造している。10本の表情豊かな茶色のカラーパレットはもちろん、木の硬さによって異なる描き味も楽しめる。木製のインテリアになじむ自然な色合いも特徴のひとつ。

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◆10色のクレヨン

●NO.1 神代木(じんだいぼく)
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ナラ、ニレなど
主な生息地:北海道、本州、四国、九州
「神の代から」とたとえられるほど長い年月、沼や土の中で朽ちずに眠り続けて色が変化した貴重な古木。



●NO.2 センダン
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センダン科
主な生息地:伊豆半島から四国以西
大きく手を広げたような樹形で、虫よけや虫下しなど薬用植物としても有名。春は薄紫の花が咲く。



●NO.3 ヤマモモ
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ヤマモモ科
主な生息地:関東および西日本
やせ地でもよく育ち、庭木や街路樹に多い。初夏には直径1~2cmの甘酸っぱくて赤い果実をつける。



●NO.4 ケヤキ
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ニレ科
主な生息地:本州、四国、九州
日差しや雨よけになる扇形の樹形が特徴。古くは格の高い木材で、現代では街路樹でよく見られる。


●NO.5 カイヅカイブキ
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ヒノキ科
主な生息地:北海道南部から九州
うろこ状の葉や、らせん状に巻き上がるような枝ぶりが特徴的な常緑針葉樹。木の中心部は美しい赤褐色。


●NO.6 スギ
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スギ科
主な生息地:本州、四国、九州
日本を代表する樹種のひとつで、長寿でまっすぐ育つ。屋久島の縄文杉をはじめ、日本各地に巨木が存在する。


●NO.7 カツラ
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カツラ科
主な生息地:北海道、本州、四国、九州
ハート型の葉が初夏は緑、秋には黄になり、キャラメルのような香りがする。木材は彫刻に適している。


●NO.8 ホオ
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モクレン科
主な生息地:北海道、本州、四国、九州
まな板に適した、弾力があり緑がかった色の木材。大きな葉は飛騨高山地方の名物・朴葉味噌や朴葉寿司でも有名。


●NO.9 ハゼ
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ウルシ科
主な生息地:関東南部から沖縄
紅葉の美しさでも有名。実から抽出したろうを和ろうそくに、しんが黄色い樹木は染料としても使われる。


●NO.10 ヒノキ
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ヒノキ科
主な生息地:福島県より南エリア
世界最古の木造建築物、法隆寺はヒノキ造り。鮮やかな年輪、美しい淡褐色、香りのよさも特徴。



◆発案者は、遊び心あふれるプロダクトをデザインするクリエイティブユニット・Playfoolさん。
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