呉竹は2021年11月26日に、作品用書道液「玄徳」を発売した。同製品は、上品で力強くつややかな墨色で特に黒味にこだわった書道液。「普通濃度」「中濃墨」「濃墨」「超濃墨」の4種類を展開し、それぞれの濃度に適した伸び、運筆の良さを兼ね備え、書きやすさを感じることができる。樹脂系作品用液体墨として最適な材料を用い、製品安定性、乾き、表具性にも優れた書道液を実現した。全国の書道用品専門店、ECサイトなどで購入できる。

「玄徳」は、書道作品の黒味の強さを求めるユーザーの声をもとに開発した。上品で力強くつややかな黒の秘密は、その原料にある。書道液は煤と膠でできており、呉竹では「書芸呉竹」シリーズなど原料に膠を使用した書道液を多く取り揃えているが、「玄徳」は膠ではなく樹脂を用いることで、上品で力強くつややかな黒味を実現した。樹脂には、筆を痛めにくい種類を採用している。また「玄徳」は、経時変化によって起こる書道液の粘度の増加を最小限に抑えた配合になっており、製品の安定性にも優れている。

さらっとした液質の中に適度な濃度があり原液のまま使用できる「普通濃度」（500ml／税込1,540円）、程よい濃度と艶を感じさせる液質の「中濃墨」（500ml／税込1,540円）、高濃度でつややかな墨色で重厚な作品づくりにぴったりの「濃墨」（500ml／税込1,760円）、超高濃度の艶のある墨色で作品に変化を与える「超濃墨」（500ml／税込1,760円）の4種類で、作品に合わせて好みの濃度を選ぶことができる。

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