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【新製品】世界中のアーティストに愛されてきた画用紙「アルシュ」 マルマンが取り扱いを開始

マルマンは、世界中で支持されている水彩紙「アルシュ」の取り扱いを2021年1月6日から開始した。

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「アルシュ」は、美術用紙の代名詞とも例えられ、ピカソ、ドガ、マチス、ミロと世界中のアーティストに愛用されてきた。5世紀以上に渡りノウハウと伝統を忠実に守って作られた、他に類を見ない紙メーカーとして知られている。アルシュ製紙工場は、フランス独自のEPV(無形文化財企業)にも認定されている。


アルシュ水彩紙 ウォーターマーク.jpg
アルシュの紙は安定性があり、濡れた状態でも紙の変形が少ないため、スクラッチなどの幅広い技法に対応している。また発色、耐久性にも優れ、アーティストの感性を忠実に表現することができる。
今回マルマンは、水彩紙、油彩紙、木炭紙、版画用紙の4種類を取り扱う。


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アルシュ水彩紙

「アルシュ水彩紙」は100%コットンを原料とする最高級水彩紙。繊維が均一に広がっているため紙に安定感があり、濡れた状態でも紙の変形が極めて少ないのが特徴。水彩紙に欠かせない紙の親水性、発色の良さ、表面の強さを誇る。ゼラチンを浸透させたサイジング(にじみ止め)により、水彩のあらゆる技法に対応する。荒目・細目・極細の3種類の紙肌を用意している。
ブロック、パッドなど多彩な仕様をそろえており、「アルシュ水彩紙ブロック300g 荒目100×250㎜」は1冊税抜3,700円で販売している。



アルシュオイル.jpgアルシュオイル

「アルシュオイル」は、油彩用に開発された画期的な紙。油絵の具で紙が酸化しないよう特別な加工がされているため、絵の具が沈むことなく紙の表面にとどまり油浸みができない。独自のサイジングが施されており、ジェッソ(絵の具の定着、発色の補助をする地塗り剤)などによる下地の準備は不要で、すぐに描きはじめることができる。油彩画を描く人に、また油彩画の練習としてもおすすめ。パッド、シート、ロールをラインアップ。「アルシュオイルパッド300g 310×230㎜」は税抜2,700円。


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アングルアルシュMBM

世界で支持される木炭デッサン紙「アングルアルシュMBM」。木炭紙とは、木炭を使ってデッサンをする紙で、このMBM木炭紙には簾(す)の目が入っている。
原料に75%コットンが配合されているため表面が強く、また紙の目が鋭角で木炭の付く量が多くなる。これにより紙面上で木炭の伸びが広く、好きなグラデーションの表現が可能。表面にゼラチンサイジングが施されており、練り消しゴムで強く拭き取った後も毛羽立たず使いやすい。「アングルアルシュMBM木炭紙105g 650×500㎜」は1包につき税抜300円で販売している。


べランイメージ.jpgベランアルシュ

また、版画紙として2種類をラインアップ。
「ベランアルシュ」は、ピカソ、ミロ、クレー、ブラック、ゴヤ等の巨匠たちに愛用されてきた版画用紙の代名詞的アイテム。紙の表面は他の版画用紙と比較するとやや荒目で厚みがある。サイジングは弱めでも、水に強く、繊維の収縮による寸法の変化が少ないため、多色刷りにも耐えうる。1包税抜660円~。

アートプリントの名紙として知られる「ベランBFKリーブ」は版画用紙で、原料がコットン100%の絹布のように滑らかな紙肌で、適度に厚みと柔軟性も備えている。また、適度なサイジングにより、水分やインクが比較的吸い込みやすい状態に仕上げている。版画表現であるリトグラフやエッチングに適し、デリケートな細かい線や面も表現できる。1包税抜740円~販売している。


なおマルマンでは、「アルシュ」特設サイトを2021年1月末にオープンする予定。

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