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【ニュース】セロテープが「ソーシャルプロダクツ・アワード2020」大賞を受賞

ニチバンの「セロテープ®︎」が、一般社団法人ソーシャルプロダクツ普及推進協会が主催する「ソーシャルプロダクツ・アワード2020」の大賞を受賞した。

ソーシャルプロダクツ・アワードは、ソーシャルプロダクツ(人や地球にやさしい商品・サービスの総称で、購入者がより良い社会づくりに関する行動や団体とつながることができるもの)の普及・推進を通して、持続可能な社会を実現することを目的にした、日本で初めての、そして唯一の表彰制度。


大賞に輝いた「セロテープ®︎」は、1948年の発売当初から、原料のほとんどを植物由来の天然素材で製造している。テープの基材となるセロハンの原料は紙と同じ木材パルプ。粘着剤はゴムの木の樹液を主成分とする天然ゴムに、樹皮から分泌される松ヤニなどの天然樹脂を配合して作られている。巻心にも再生紙を使用。
焼却してもCO2の発生量はプラスチック製の粘着テープと比較して7分の1程度であり、カーボンニュートラル※の観点からも、大気中のCO2増加抑制に貢献している。
(※「セロテープ®︎」の原材料である樹木は成長過程でCO2(二酸化炭素)を吸収してO2(酸素)を排出する。カーボンニュートラルとは焼却廃棄時に発生してしまうCO2をオフセット(相殺)しようとする取り組み)


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「セロテープ®︎」のこうした特徴が今回、「プラスチックごみ問題」の解決につながる商品として評価された。
審査員評価は次のとおり。

「日常生活やビジネスのあらゆるシーンに溶け込んでいる『セロテープ®︎』が、70年間も脱プラスチックに取り組んできた実績は、多くの生活者やビジネスマンに驚きと感動、安心感、誇らしさなど、あらゆるポジティブな感情を喚起するであろう。2010年からは、テープの巻心を回収・再利用している点、リサイクルから生じる利益金などでフィリピンにおけるマングローブ植樹・保全プロジェクトを支援している点も高く評価できる。さらに、2018年からは、国内における植樹・保全活動もスタートさせており、発売から70周年を迎えた現在もなお、進化を続けている」


なお、「ソーシャルプロダクツ・アワード2020」のソーシャルプロダクツ賞として、「サラサクリップ」(ゼブラ)の寄付金付き商品「サラサクリップ 赤い羽根」、再生紙のピクニックラグ「crep(クレプ)」(山陽製紙)なども選出された。

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