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【新製品】発達の専門家と考えた「だれでもかんたんおりがみ」

図工・美術教材の企画販売・ミュージアムショップ運営を行う美術出版エデュケーショナルは、発達の途中段階にいる小さな子どもや、発達が気になる子どものための折り紙「だれでもかんたんおりがみ」を、2018年4月24日から全国書店等で発売する。45枚入りで、価格は税抜720円。

一般的に発達障害・グレーゾーンの子どもを支援する商品にはドリルなどが挙げられるが、図画工作の描く、貼るなどの基本動作の習得をサポートする商品が少ないのが現状。そこで、「つくる」動作に関して困りごとがあるこどもたちをサポートする商品を、筑波大学附属大塚支援学校の主幹教諭・安部博志氏と(株)東京リハビリテーションサービスの作業療法士とともに開発。家庭、学校、アフタースクールなど様々な場所で、こどものペースにあわせて段階的に支援ができる画期的な折り紙で、「分かりやすい」「見通しがたつ」「スモールステップ(段階的)」という3つのポイントで“折る”練習が効果的に行えるので、子どもの「できた!」という成功体験と、「もっとやってみたい!」という自信を育むことができる。

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1つ目のポイントは、「折る順番がわかりやすい」(写真上左)。折り紙1枚1枚に、折る順番と折り線が同じ色で印刷されているので、折り線で折るのが難しい場合は、折る順番の色同士を合わせるように折ると、折り線で折ることができる

2つ目のポイントは「見通しがたつ」(写真上右)。説明書で完成形と折り方の説明が対になって見られるので、「何をすればいいのか」という見通しを立てられるようにしている。折り方の説明は、折り紙に印刷されている折り順と同じ色で順番を表記し、始まりから完成までの流れが一目で分かるようになっている。また、学習障害のある子どもにも読みやすいよう、説明文は文節を区切っている。

3つ目のポイントは、「3つのスモールステップ」(写真下)。紙を折るのが苦手な子どもに、最初から折れる子どもと同じように教えてもうまくいかないので、ステップ毎に「ミシン目」「折りすじ」「折り線印刷」と異なる加工を施した。この加工によって、スモールステップで段階的に折る練習が効果的にできるので、各ステップで学びの成功体験が得られる。

なお、同社直営オンラインショップ「ARTLOCO(アートロコ)」では、4月18日から先行販売している。

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