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【イベント】津久井智子さんの個展が開幕!消しゴムはんこで描いた作品は見ごたえあり
消しゴムはんこ作家・津久井智子さんの個展「津久井智子の消しゴムはんこ これまでとこれから展」が、静岡・三島のさんしんギャラリー善で2023年4月1日(土)に開幕した。会期は2023年4月16日(日)まで。入場無料。
新作と津久井智子さん
津久井さんは、2003年に「はんこや象夏堂」の屋号ではんこ制作業を開始し、今年で20周年を迎える。そこで、今回の個展では作品展示に加え、20年の軌跡を振り返る企画を実施。「はんこや象夏堂」を始めた日の写真をはじめ、文具フリーマガジン「Bun2」に連載中の漫画、これまでに手掛けたオーダーはんこや商品デザイン、著書などを時系列で紹介している。その点数の多さに圧倒されるとともに、消しゴムはんこの表現の幅広さに驚かされる。
20年の軌跡を紹介
ギャラリー内の一角では、プロジェクターによる動画も投影。壁画制作やライブペイント、イベント、ワークショップ、香港での個展の様子など、これまで行った活動を紹介している。
動画でもこれまでの活動を紹介
作品は大小さまざま。どの作品も消しゴムはんこをポンポン捺して描いているほか、アクリル絵具や日本画の画材も使用しているそう。また、大きい作品は、小さい消しゴムはんこのパーツを組み合わせたり、たくさん捺したりして絵に仕上げている。
津久井さんは、「版画と描画の中間みたいなので、『版描(はんびょう)』と勝手に呼んでいます」という。
フレームに入った小さい作品
大きな作品と、作品に使用した消しゴムはんこ
さまざまな作品が並ぶ
津久井さんが彫った大量の消しゴムはんこも見ることができる。ものすごい量の消しゴムはんこだが、これでも所蔵している4分の1程度だという。
津久井さんが彫った消しゴムはんこの数々
来場者には、無料で津久井さんの消しゴムはんこを捺せる体験コーナーを設けた。自分のノートなどに捺せるほか、用意した紙に捺して象のオブジェに貼って楽しめる。
なお、ギャラリー内の展示作品、著書、消しゴムはんこの材料は購入することができる。
<津久井智子の消しゴムはんこ これまでとこれから展>
会期:2023年4月1日(土)〜4月16日(日)11:00〜16:30 ※木曜休館
入場料:無料
会場:さんしんギャラリー善(静岡県三島市芝本町12-3 三島信用金庫本店4階)
企画・運営:佐野美術館
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