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【イベント】丸善日本橋店で「第13回丸善世界の万年筆展」開催中

文具のとびら編集部

東京・日本橋の丸善日本橋店は、毎年恒例の展示即売イベント「第13回丸善世界の万年筆展」を2022年3月2日から8日まで、地下1階の文具売場をメーン会場に開催中。今年も国内外の有名ブランド20社から選りすぐりの万年筆を一堂に集めている。すでに売り切れとなった限定万年筆もいくつかあり、過去最高の売り上げを記録しているとのこと。会期初日には数量限定販売の万年筆福袋の前に行列ができ、あっという間に売り切れとなったほか、ペンクリニックにも行列ができるなど、緊急事態宣言下での開催となった昨年と比べ、会場は万年筆ファンで賑わいをみせており、「お客様が戻ってきたと感じています」(谷本大介副店長)という。

イベントでは、同店限定万年筆を数量限定で多数用意したほか、パイロットとサンライズ貿易のペンクリニック、パイロットの万年筆筆圧測定、セーラー万年筆のインクブレンダー・石丸治氏のインク工房、仙台大橋堂と中屋万年筆の手作り万年筆実演販売、笑暮屋のエボナイト万年筆販売、平井木工挽物所やレッドラインの木軸筆記具販売などのイベントも連日開催している。

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笑暮屋コーナーの注目アイテムは「湧然-YUZEN-」。スポイトでペン本体に直接インクを入れるという“アイドロッパー式”を採用したエボナイト万年筆。税込44,000円。


このほか、パーカー&ウォーターマンのポップアップショップ、イタリア・アウロラの万年筆を特集した「アウロラの世界」も会場で展開。「スーリール」のガラスペンも特別販売している。

9.jpgパーカー&ウォーターマンのポップアップショップでは、ウォーターマンの万年筆で手紙が書けるコーナーを用意。同コーナーに設置しているポストに投函すれば、切手を貼って出してくれるという。



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アウロラの万年筆がずらりと並んでいる



今回の同店限定万年筆は、「出雲 日本橋」(プラチナ万年筆)、「ポータブル赤溜廻り止め万年筆 羅針と獅子」(中屋万年筆)、「キングプロフィット ブルーフレイム」(セーラー万年筆)など、「日本橋」と「空」をテーマにした万年筆を用意した。また、丸善「アテナインキ」でも同店限定インクとして、日本橋から見上げた春の空をイメージした「日本橋・蒼空」を限定300個用意した。

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「出雲 日本橋」(プラチナ万年筆)は、白檀塗りの蒔絵万年筆。時間の経過とともにボディに描かれた日本橋の景色が浮かび上がる。税込21万4,500円、限定25本。「プラチナだと『プレジデント』で限定品を作る場合が多いですが、今回はあえて「出雲」にすることで、当店らしさを出したいとこだわりました」と渡辺亮平文具グループ長。


5.jpg「ポータブル赤溜廻り止め万年筆 羅針と獅子」(中屋万年筆)は、日本橋に鎮座する獅子がぶら下がっているイメージを廻り止めで表現。税込10万4,500円、限定20本。


6.jpg「キングプロフィット ブルーフレイム」(セーラー万年筆)は、青いマーブル模様が美しい万年筆。「実物を見て購入する方が多いです」と渡辺さん。税込11万円、限定33本。


8.jpg丸善「アテナインキ 日本橋・蒼空」は、日本橋から見上げた春の空をイメージ。税込2,200円で、限定300個。



日本橋店限定万年筆のほかにも、注目の新製品などを多数用意している。

7.jpgパイロット「カスタムヘリテイジ912」から、レトロなグラスをイメージしたクラシカルな透明ボディの限定商品が新発売(パイロット・カスタム会店舗限定商品)。


「限定万年筆は強いこだわりを持って企画していますが、常にお客様のことを思い浮かべながら作っているので、毎回好評を博しています。そうしたお客様との強いつながりが当店の強みでもあります。これからも、書く文化の継承に貢献できるような取り組みを考えていきたいと思います」(渡辺グループ長)。

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