1. イベント
  2. 【イベント】「文具女子博 #インク沼」初開催! 限定インク売り切れ続出

【イベント】「文具女子博 #インク沼」初開催! 限定インク売り切れ続出

千葉 勇

万年筆インクに特化した即売イベント「文具女子博 #インク沼」が、2019年8月23日(金)に五反田TOCビル(東京都品川区)で開幕した。8月25日(日)までの3日間にわたり、各日3部構成の入れ替え制で開催されているが、初日の第1部で売り切れる限定インクもあり、初開催にもかかわらず“インク沼にはまった女子”で大きな賑わいとなっている。
入場チケット料は税込1,200円で、事前購入が必要だが、まだ25日(日)の分は購入可能のようだ。なお、購入特典として文具女子博オリジナルインク帳と透明ボディ万年筆「Fonte」が提供される。

20190823ink1.jpgチケット購入特典の文具女子博オリジナルインク帳&透明ボディ万年筆「Fonte」




20190823ink6.jpg

「文具女子博 #インク沼」は、日本最大の文具の祭典といわれる「文具女子博」を主催する文具女子博実行委員会(日本出版販売、エムディーエス)によるイベント。セーラー万年筆、プラチナ万年筆、ナカバヤシ、呉竹などの文具メーカー14社に加え、丸善、文具の杜、文具館コバヤシ、石丸文行堂といった専門店27社の合計41社が出店し、インクや万年筆、万年筆に適した紙などを出品。通常は試し書きできない万年筆やインクも、試してから購入することができるため、好評となっている。
しかも会場では、現地に行かなくてもご当地インクが購入できるとあって、驚くほどの売れ行きとなっており、特に会場限定のインクは品切れが続出していた。

20190823ink5.jpg
20190823ink8.jpg


インクに特化したイベントを開催することになったきっかけについて、日本出版販売の浦田瑠衣さんは次のように話す。
「SNSを見ていると、『#インク沼』で投稿している写真がよく見られるようになりました。これまでは男性のイメージが強かった万年筆ですが、投稿しているのは女性が多いことに気づき、女性のなかでインクが流行っているのなら女性向けのインクのイベントを開催しようということになりました」。

インクがここまでブームになったのは、ご当地インクと透明ボディで比較的価格の安い万年筆が発売された影響が大きいものと考えられる。また、インクを調合して自分だけのオリジナルインクを楽しめるサービスもあり、お気に入りのインクを透明ボディの万年筆に入れて色を楽しむ女性が増えているというわけだ。
ちなみにご当地インクとは、その土地の産物や特色をテーマにしたインクのことで、全国各地の文具店がプロデュースしたインクが続々と発売され人気となっている。

20190823ink4.jpg

浦田さんによると「来場者の95%が女性」だが、なかには万年筆を使ったことがないという女性も含まれているという。まだまだこれから“インク沼にはまる女子”が増えそうな、そんな期待を感じさせるイベントとなった。

【文具のとびら】が気に入ったらいいね!しよう