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【文具時評】"音ハラ"対策で静音設計にこだわった筆記具に注目!
「音ハラスメント(音ハラ)」という言葉を最近よく耳にするようになった。音ハラとは、耳障りな音で周囲を不快にさせる行為のことだが、日常の中で何気なくたてた音が相手をイラつかせることがあるのだという。しかも、世代が若くなるほど、音ハラを気にする割合が増えてくるそうだ。
筆者が初めて音ハラという言葉を知ったのは、ぺんてるが音ハラ対策のために静音設計を施したボールペン「カルム」を発売した時である。そう言われてみれば確かに、仕事中にガチャガチャとボールペンをノックし続ける人がいたら気になるだろうし、授業中にシャープペンをカチカチノックする音が響いたら授業に集中できないかもしれない。自身の発する音で相手を不快にさせているのではと不安になる人もいるだろう。
「カルム」は多くのユーザーから支持されてヒットとなったが、それだけ「音ハラ」を意識する人が多かったということなのだろう。それを皮切りに、音ハラ対策のために静音設計を施した筆記具が各社から相次いで発売されている。筆記具では、この10年ほどの間に、“なめらか・消せる・折れない・ブレない”といったトレンドが次々と生まれているが、新たに“静音”というトレンドが加わった格好だ。
ここでは、これまで登場した静音設計の筆記具を紹介する。
カルム(ぺんてる)

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ミュートン(サンスター文具)

サンスター文具は、静音設計にこだわったゲルボールペン「mute-on(ミュートン)」を2023年4月に発売。同じ静音設計のボールペンでも、「カルム」は油性だが、「ミュートン」はゲルインクを搭載している。ノック時の操作音を同社従来品と比べて約33%カットしているほか、トレンドカラーを採用した軸色にもこだわっている。
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