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【レビュー】手指消毒は自動噴射が断然便利!「テッテ」を自宅と会社で使ってみた

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千葉 勇

コロナ禍の必須アイテムの代表格といえば、マスクとアルコール消毒液。外出時、個人的にはマスクを常に装着しているが、アルコール消毒液までは持ち歩いていない場合もある。そんなとき、お世話になるのがオフィスや店舗の入り口に置かれたアルコール消毒液である。

これらのアルコール消毒液のほとんどがポンプ式または自動式だろう。ポンプ式は手でポンプを触ることになるので、やや不安を感じる場合があるのは事実。一方、自動式は手をかざすだけで消毒液が手に噴射されるので、より衛生的で安心。これまでは自宅でもオフィスでもポンプ式を使用してきたが、自動式に変えてはどうかと思い、自動式のアルコールディスペンサー「tette(テッテ)」を自宅とオフィスで試してみた。

「テッテ」TE500とTE1000

キングジムのアルコール消毒器「テッテ」は、コンパクトながら500mlのボトルを備えたTE500(2019年2月15日発売、税込5,390円)と、1Lの大容量タイプTE1000(2020年11月6日発売、オープン価格)の2種類をラインアップ。手指を自動噴射でシュッと消毒できる機能性を備えながら、清潔感漂う白いボディーと丸みを帯びたデザインが評判となり、どちらもかなりの人気商品となっているようだ。

特にTE500は、その高いデザイン性が評価され、全世界の工業製品などを対象に優れたデザインを選定するデザイン賞「iFデザイン賞」を受賞。さらに、国際的に権威のあるドイツのデザイン賞「German Design Award 2021」にも輝いている。



テッテ1.jpg
【製品名】「テッテ」TE500
【寸法】約102(W)×162(D)×180(H)mm (本体のみ)、約120(W)×212(D)×188(H)mm (トレー使用時)
【質量】約330g(トレー、消毒液、乾電池を除く)
【容量】約500ml
【電源】単3形アルカリ乾電池×4本(別売)
【材質】PP(本体、ボトル、トレー)
【セット内容】本体、トレー、メッセージパネル、パネルスタンド、取扱説明書(保証書付)



テッテ2.jpg
【製品名】「テッテ」TE1000
【寸法】約113(W)×168(D)×229(H)mm(本体のみ)、約120(W)×212(D)×236(H)mm(トレー使用時)
【質量】約350g(トレー、消毒液、乾電池を除く)
【容量】約1,000ml
【材質】PP(本体、ボトル、トレー)
【電源】単3形アルカリ乾電池×4本 (別売)
【セット内容】本体、トレー、メッセージパネル、パネルスタンド、取扱説明書(保証書付)




テッテ5.jpgTE500の箱(左が表、右が裏側)



テッテ4.jpg

セット内容




セット内容を確認したら、次は使用するための準備として、消毒液の補充と電池をセットする必要がある。消毒液の補充は、本体を回してボトルを外し、ボトルに液体アルコールタイプの消毒液(※ジェルタイプの消毒液、次亜塩素酸水は使用できない)を投入すれば完了。

テッテ7.jpg本体をボトルから外したところ




電池のセットは、まず別売りの単3乾電池4本を用意したあと、本体を回してボトルを外し、本体を両手で支えながら裏側のチューブの周囲を親指で押す。すると本体カバーが外れるので、電池ボックスに電池をセット。本体カバーをはめて、ボトルに装着すれば準備OK。


テッテ8.jpg本体からカバーを外すと、電池ボックスが現れる



それでは早速使ってみよう。はじめに本体をトレーのくぼみに合わせて乗せる。トレーはなくても使用可能だが、消毒液の受け皿になると同時に、センサー感度の安定性を向上する役割もあるので、使用したほうが良い(説明書には「トレーを必ず使用してください」と記載されている)。最後に本体の裏側にある電源をONにすれば全ての準備が完了。あとは本体から突き出た「Auto」と書いてある下に手をかざせば、センサーが反応して消毒液が噴射され、手指を消毒できる。

テッテ15.jpg

手をかざすとセンサーが反応して、消毒液が噴射された




実際に準備から使用するまで一連の作業を試してみたところ、消毒液の補充は説明書を読まなくてもできるくらい簡単。電池のセットについては、本体カバーを裏側から親指で押して外す作業がややわかりにくかったものの、一度行ってみて構造を理解できれば何も問題がないと感じた。

次は機能面に注目したい。主な特長は6つある。
【特長①:自動噴射で消毒】
【特長②:市販の消毒液が利用可能】
【特長③:500mlと1Lサイズ】
【特長④:乾電池駆動】
【特長⑤:透明ボトル】
【特徴⑥:メッセージパネル付き】

これらの特徴を順番に見ていこう。

特長①:自動噴射で消毒

鳥のくちばしのように突き出た部分の下側をのぞいてみたところ、消毒液のノズルと赤外線センサーが2カ所確認できた。この部分に手をかざすと、赤外線センサーが感知して消毒液を自動で噴射する仕組みになっている。本体に触れずに手指消毒を行うことができるので、衛生的なことはもちろん、安心して使用することができる。

また、噴射される消毒液の量は多くも少なくもなく、両手をしっかり消毒できる適量と感じた。


テッテ3.jpg手をかざす部分を下から見ると、消毒液のノズルと赤外線センサー2カ所が確認できた

特長②:市販の消毒液が利用可能

市販の液体タイプのアルコール消毒液を詰め替えて使用できる。そのため、専用の消毒液をわざわざ購入する手間が必要ないだけでなく、コスト面でもメリットがあるだろう。

なお、ジェルタイプの消毒液、次亜塩素酸水は使用できないので、その点は注意が必要。

テッテ10.jpgアルコール消毒液をボトルに補充し、本体に装着するところ

特長③:500mlと1Lサイズ

消毒液の容量は、500mlと大容量の1Lの2サイズから使用頻度によって選択が可能。家庭では500mlで十分だと思うが、病院やホテルなど人の出入りが激しい施設の場合は、消毒液の継ぎ足しの手間が省ける1Lサイズが適している。

本体サイズを比べてみると、500mlのTE500が約102(W)×162(D)×180(H)mmで、1LのTE1000が約113(W)×168(D)×229(H)mmとなっている。設置面積はほとんど変わらず、高さはTE1000が49mm高い。

テッテ12.jpg左がTE500、右がTE1000

特長④:乾電池駆動

2機種とも単3形アルカリ乾電池4本で動くので、コンセントがない場所でも設置することができる。乾電池駆動はどこにでも置けて移動も簡単なので取り扱いが楽。しかも電源コードがないので、デザイン的にすっきり見えるうえ、電源コードに足を引っかけてしまうといった事故を防ぐこともできる。

テッテ11.jpg単3形アルカリ乾電池4本で駆動する

特長⑤:透明ボトル

ボトルは透明なので、消毒液の残量を確認しやすく、詰め替えのタイミングが一目でわかる。また、ボトルは取り外し可能な構造のため洗いやすく、清潔に保つことができる。

テッテ13.jpg透明ボトルなので、消毒液の残量がわかって便利

特徴⑥:メッセージパネル付き

「手をかざして かんたん消毒」と書かれた付属のメッセージパネルをトレーに取り付けることで、使用者へ消毒を促すことができる効果が期待できそう。オフィスの受付や店舗の入り口など、設置する場所によって使い分けられる。

また、英語、中国語、韓国語の3カ国語表記となっているため、海外の方も使用できる。

テッテ6.jpg付属のメッセージパネルはスタンドを使ってトレーに装着する

まとめ

自宅でTE500を、オフィスではTE1000を使ってみた。自宅では玄関に置いてみたが、かわいいデザインということもあって家族にも大変好評。たまたま訪ねてきた隣人に試してもらったところ、「これはいいわね」と気に入ってもらえた。

オフィスでは入り口付近のカウンターに設置。社員が出入りするたびに使用している。片手がふさがっている状態でも使用しやすいのが自動式の大きなメリットだと感じた。

手をかざすだけで、適量の消毒液が噴射されるアルコールディスペンサー「テッテ」。それほどスペースを取るわけでもなく、これまで使っていたポンプ式よりも断然便利だと感じた。これからは毎日、自宅とオフィスで「テッテ」のお世話になりそうだ。

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