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紙を半分に切るなら「ハンブンコ」で決まり!文具王がその魅力を探るため開発者を訪ねた

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千葉 勇

プラスの「ハンブンコ」は、誰でも簡単に紙を半分に切れるスライドカッターとして、2017年2月1日に発売。これまでの裁断機のように紙の位置合わせをする煩わしさを解消したのがポイントで、台板に置いた紙を両端からガイドで挟んでカッターをスライドさせるだけで、簡単・安全に半切できるのが最大の特徴。この機能が受け、学校や病院をはじめ、企業や商店、個人まで好評となっている。

一見地味なようでとっても便利な「ハンブンコ」の魅力を探るため、文具王・高畑正幸編集長は開発者のもとを訪ねた。

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世界で初めて(※)手動裁断機にWゲージを搭載、だから位置合わせなしで簡単に半切できる

「ハンブンコ」は、手動裁断機として世界で初めて、パンチやコピー機の用紙設定などに搭載されているガイド機能「Wゲージ」を採用。誰でも簡単に半分の位置に合わせることができ、半切をより早く美しく仕上げることに成功した。

使い方は紙を左右の「Wゲージ」で挟むだけ。「Wゲージ」は、片方のゲージを動かすと連動して反対側も開閉する仕組みになっているので、用紙を罫線に合わせるという面倒なことをしなくても、簡単に紙の中央に合わせることができる。その後はハンドルを前後にスライドさせて裁断すれば、誰でも簡単に半切できるというわけ。

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簡単に半切できるのはわかったが、そんなに半切する機会がないという方も多いかもしれない。だが、紙や印刷コストを削減するために、半切は大きな効果をもたらす。1枚の紙に2面付の資料を印刷して半切すれば、紙と印刷のコストはおよそ半分にすることができる。

プラスが実施した調査によると、教育関係者の6割の方が頻繁に半切をしているという。「ハンブンコ」なら、回転刃を往復させる方式で一度に20枚の裁断が可能。20枚を半切すると40枚の資料が一度に作れるので、例えば学校での配布物の制作では、学級1クラス分の資料が1回の作業で用意できてしまうのだ。この便利さに気づいた学校関係者から好評を得ているというのは納得できる話だ。

また、通常の直線に切る刃のほかに、「ミシン目」「折り目」の替刃(別売)を用意している。この替え刃を利用することによって、キリトリ線用のミシン目を付けたり、小冊子やリーフレットを作る際に紙の半分の位置で折り目をつけるといった作業を簡単に行うことができる。この替刃はカートリッジ式なので、刃に触れずに安全に交換できる。替刃は別売だが、本体に保管スペースがあるので、あらかじめ両方とも購入しておけば必要に応じて使い分けできて便利だ。

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左から「直線」「ミシン目」「折り目」

ラインアップは、A3用紙をA4サイズに半切できる「A4タイプ」と、画用紙四切を八切サイズに半切できる「A3タイプ」の2種類。価格は、A4タイプが5500円(税抜)、A3タイプが1万円(税抜)。替刃は直線、ミシン目、折り目の3タイプがあり、各500円(税抜)となっている。


※紙の中央を切れる(左右のゲージで紙を両端から挟み込むことにより)手動裁断機として世界初。北米、欧州、アジア、オセアニア、南米地域の主要国のWEBサイト調査。(2016年9月~11月 PLUS調べ)

開発者と高畑編集長の対談1「トリマーとハンブンコは別カテゴリーと言ってもいい」

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開発者のマーケティング本部 今井哲也マネージャー(左)と文具王・高畑正幸編集長


【高畑】まず「ハンブンコ」の開発の経緯をお聞きしたいと思います。

【今井】これまで発売してきた裁断機から繋がっているので、そこからお話しをすると、160枚の紙を一気に断ち落とす「PK-513」という大ヒットした断裁機があったのですが、これはもともとコンシューマー向けには作っていないので、家庭で使う想定はしていませんでした。同機をもっと安全に扱いやすくしたのが「PK-113」です。これが個人向けだけではなく、機能と安全性が学校で受け入れられ評価が高かったのですが、そのときに言われたのが「A4をどうやったら半分に切れるんだ」という問い合わせでした。ここに罫線があるのでこの罫線に合わせて切ってくださいと説明したら、「うまく切れないんだ」と言われました。「とりあえずA4だけでもなんとかしてほしい」ということで、リニューアルして出したのが「PK-213」です。部品を追加し簡易的にA4を半分に切れる機能を付けました。次に本格的に半分に切れるものを作ろうということで開発したのが「ハンブンコ」です。A3をA4に半切できるA4タイプと、画用紙四切を八切に半切できるA3タイプがあります。

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「PK-513」

s16_cdans_10.jpg「PK-213」

【高畑】用紙の規格って正確にはA4を半分に切ったものとA5は違うんです。

【今井】実はそうなんですよね。「ハンブンコ」は、どうやったら簡単に半分に切れるかを考え、思いついたのがパンチやコピー機の給紙トレーに使われているWゲージでした。開発に先立ち、全国の教育関係者598名に裁断機の使用状況に関するアンケートを実施したんです。その結果、6割の方が紙の半切を「ほぼ毎日」または「週3、4回」の頻度で行い、裁断機を〝紙を半分にする道具〟として日常的に使っていることが分かったんです。それなら簡単に半切できる専用の裁断機をつくろうということになったわけです。もちろん、半分に切るだけではなく、七夕で使用する短冊のように細長く切り揃えることもできます。

【高畑】裁断機の考え方自体がこれまでは定型サイズを切り出すために残部を切り落とすというものでした。その考え方と半切するのは全然別の考えだと思います。面白いのはA4を半分にするとA5にならないという事実もそうだし、実際半分にするのは何mmにしたいというわけではないんです。ちょうど半分にしたいという考え方だと、A4の長辺である297mmの半分は148.5mmですが、148.5mmの四角が欲しいのと、A4の半分の四角が欲しいのは意味が違います。ほとんどの人は真ん中に線を入れたい、真ん中に切れ目を入れたいというわけです。何mmの四角が欲しいときには端から何mmという長さを測らないと絶対ダメ。真ん中で切ったのは工学的にも全く意味が違うわけです。例えばパンチの穴は端から測って何mmのところに1個穴をあけてということではなく、穴と穴の距離が80mmというのが大事。それが真ん中にあるのが大事で、端から何mmというのはどうでもいいわけです。だからパンチに両側ゲージが付いているものがあるのは、真ん中を合わせるため。これが片側ゲージと両側ゲージでは全然使い勝手が違うわけです。意外と見過ごされていた数学的な意味や工学的な意味が出てくるわけです。

【今井】そこまで深くは考えていませんでした。確かにそうですね。

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【高畑】私は、結果的にだいたい同じものが出来上がったとしても、この意味の違いは大きいと思っています。「フィットカットカーブ」が出たときに、いろんなことを言われたんですね。私はハサミの歴史が3000年くらいあるのに、このような商品が今まで出てこなかったという話をしたら、「いや、昔から笹葉のハサミはあったよ」という人がいたんですね。それはそうなんです。昔から経験的に刃を丸くしてあげることによって先端までしっかり切れるということは知られていました。歯車の振動がうるさかった時にインボリュート曲線を開発したことによって、だれが作っても歯車が静かに回るようになって伝達効率が上がったというのと、それと同じ問題がハサミには応用されていなかった。ハサミだってそう考えれば当たり前のように設計できるはずだったのに、あえてそこでベルヌーイ曲線という名前を付けて、プラスさんが発売したときは、なるほどと思いました。使う人からしたら先端が切れやすくていいでしょ、という話なんですが、「ハンブンコ」も使う人からしたら半分に切れればいいでしょ、という話。今までやっていた作業と今やろうとしている作業が全く意味の違う作業だということがすごいと思っています。作った人がどう考えているか知りませんが、私が勝手にすごいなと思っています。

【今井】その話を聞いて、なるほどと思いました。

【高畑】そこにはA4とA5が抱える矛盾があります。日本が使っているAサイズは白銀比になっていて、半分に切ったらその次のサイズになり、まったく縦横比が変わらないのがレターサイズと違うところ。白銀比ってすごいよね、便利だよね、と言ってそれを昔から使っているんだよね、という話をしているのに、A4を半分にするとA5になっていないという事実。それをなんとなくぼやかしながら、A4を半分にしたのがA5です、それを半分にしたのがA6です、という話をしているけど、0.5mmのズレがあって、なってないじゃんという事実をここまでは黙っていたんです。そこに「ハンブンコ」が出てきて、それをちゃんと説明しなくてはいけなくなりました。あと、半分に切るとき、意外に問題が大きくなる原因として、裁断機で半分に切ったときの誤差は2倍になるんですよという話があって、切ろうとした線から1mmずれると、出来上がりの2枚を比べると2mmずれてるんですよ。

【今井】そうなんですよね。「PK-113」を出したときに、それを指摘されました。今までの裁断機にないくらい高い寸法精度で作っているんですが、これでそんなに言われるのかと思ってビックリしました。それなら次は絶対言われないものにしようということで開発したのが「ハンブンコ」なんですよ。ただ限界はありますが…。

【高畑】もちろん限界はありますね。誤差が出るのは当たり前ですから。誤差のより少ない方向に安定させるのが大事なことで、「ハンブンコ」は半分にしたいという要望に対してはストレートな答えだと思います。

【今井】ハンブンコは台板にA8まで表示しています。これは紙を半分、半分を繰り返すとカードサイズまで小さくできますよ、ということを伝えたかったからです。ここまで小さいサイズを表示している裁断機は無いと思います。

【高畑】A8はないですね。ところで、「ハンブンコ」の英語表記ではなんですか。

【今井】まだ海外には出していないので、英語表記はこれからですが、「ロータリートリマー」でしょうか。

【高畑】そこなんですが、「ハンブンコ」は本質的にはロータリートリマーではないんですね。トリマーというのは、片側に必要な部分があって、いらない部分を落とす道具なんですよ。「ハンブンコ」は真ん中を切る道具なので、実はトリマーじゃないんですね。刃が端に付いているのがトリマー。本質的な考え方として端っこを落としたいのがトリマー。真ん中を切るトリマーだと、真ん中を切る端っこを切る道具になってしまい、ちょっと変ですよね。見た目はすごく近いんだけれども、本質的に違うところに行こうとしているんだよということで、今までの端っこトリマーと「ハンブンコ」は僕の中では別カテゴリーと言ってもいいくらい別物と思っています。

【今井】なんだか深い商品になりました。

【高畑】文具王的には勝手に深い話にして、トークイベントではこういうような話をずっとしています。

開発者と高畑編集長の対談2「“世界初”(※)を証明するため、世界の裁断機を調べました」


【高畑】台板は鉄板ではなく樹脂ですね。

【今井】樹脂にしたおかげで、台板をいかに反らさずに成形するかとか、ウェルドライン(樹脂が流れた模様)をどうやって逃がすかとか、いろいろ制約はありましたが、工場の方で頑張ってもらいました。

【高畑】頑張った経緯は台板の裏側を見るとわかります。このリブ(反りやねじれなどの変形を防ぐための突起物)の立て方とか、足の位置とか、趣味でやっているのか、必要でやってるのか、いろいろ必然が見えるところもありますね。

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【今井】試行錯誤しながらやりました。台板が樹脂でも反らないようにするため、リブをハニカム状にしてつなげて、縦横だけではなく斜めにも対応できるように工夫しました。

【高畑】持ったときの印象が思ったより軽くてビックリしました。軽い割に強度は十分、しかも精度も出ている。昔に比べたらこの軽さでもしっかり使えるものができるようになったということですね。

【今井】はい。外からは見えませんが、必要なところは金属で補強しています。

【高畑】これは手をついて体重をかけるのが前提の製品で、凹まない強度があることは重要。そう考えると裏がよくできていて感心します。こんなに裏が複雑なのに表はフラット、しかも軽いのでちょっとしたすき間に収納できますね。僕は自宅の壁にフックを2個付けて吊り下げています。

【今井】なるほど。

【高畑】使い方の提案はすごく大事ですが、使っていないときの提案も実は大事なんですよね。

【今井】今までにない商品なので、いろいろ試行錯誤しています。

【高畑】文房具の面白いところは、このくらいの道具だと無駄な部品なんてあるわけないじゃないですか。わざわざ付ける意味がないんだから。なので部品が付いていたら絶対付いている意味があるんですよね。何か形が決まっていたら、ほぼほぼそこには作った人が何かを意図して形を作っているので、何か意味があるんですよ。そう思いながら見ていると、いろんなことが見えてくるんですよ。

【今井】あと、ハンブンコはWゲージの他に新しい構造があって、いざ切るときに手のブレで刃が蛇行することを防ぐため、いかに真っすぐ切れるかにこだわって、刃をハンドルの真下に付けました。今まではハンドルの横についていました。これで刃が蛇行する問題を改善しました。

【高畑】それはいいアイデアですね。

【今井】また、カッターマットを三角にすることで、カッターマットが左右にずれないようにしました。刃が轍の中を通って蛇行しないようにして、まっすぐ切りやすくなったのが隠れたポイントです。

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【高畑】そうですね。今回は全部真ん中にうまく合わせたわけですね。三角マットはどう入れても真ん中に落ちていくのが一番安定するわけですし、刃の部分に関しても力がかかる部分を左右に逃がさないことで真っすぐ力がかかりますよとした。ガイドもそう。自然に安定する場所が真ん中になるように設計したわけですね。

【今井】ハンドルのレールも1本ではなく、2本にすることで安定感を持たせました。

【高畑】1本だとどうしてもブレるので、2本にしたわけですね。

【今井】あと、カッターマットが三角になったおかげで、従来は4箇所しか使えなかったのが、ハンブンコは6箇所使えるので消耗品が長持ちします。

【高畑】経済的。

【今井】半分に切れることに加えて、ミシン目と折り目がつけられるのも特徴です。ミシン目や折り目がつけられるのは他の商品でもありますが、半分のところでミシン目と折り目がつけられるのはこの商品だけなので、そこは受けています。

【高畑】せっかく折り目をつけて、折ったときに何mmか右と左が違ったら残念ですからね。

【今井】苦労したのが折り目の刃で、他の刃とは違って、刃の出る量を調整して出過ぎないようにしています。

【高畑】しょうがないですよね。力をかければ当然切れやすくなるわけで、そのあたりは難しいですね。

【今井】強く力をかけたり、カッターマットの溝が深くなっているとうまく行かない場合があるので、カッターマットの面を変えたり、下に紙を1枚敷くと良いです。また、直線刃も含めてきれいに仕上げるコツがあるのですが、紙を手元の壁に当てて揃え、ハンドルを奥から手前に引く方がいいですね。手の平でしっかり紙を押さえることも重要です。

【高畑】刃のカートリッジもよく工夫されています。学校で使うことを考えたら、刃が出てこないのはいいですね。

【今井】そうですね。道具は安全に使えて当たり前という考え方です。

【高畑】ここしばらくプラスさんの製品は徹底して刃を触らせないという方針ですね。それが企業のポリシーなんだろうなと思います。刃を替えるときはカートリッジごと替えるんですね。

【今井】はい。ワンタッチで交換できるので、折り目やミシン目に切り替えるのも簡単です。

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【高畑】こういう商品では海外の商品もよく見ますが、日本以外にこういう細かい作り込みをする国はありませんね。

【今井】今回、Wゲージを使った手動裁断機としては世界初だということを証明するために、世界各国の裁断機を調べました。その資料は10cmくらいの厚いファイルになりました。こんなにたくさん裁断機があることに驚きましたが、ほとんど性能は一緒。簡単に半分の位置で切れる裁断機は無かったですね。

開発者と高畑編集長の対談3「時間もコストも半分になるハンブンコ」


【今井】試作機を学校に持って行ってヒアリングしたら大絶賛でした。先生方も授業でいろんな形に切り出しているので、本当に便利だという評価をいただきました。

【高畑】小学校では、コピー機を使って生徒全員に配るプリントをコピーすると経費が掛かるので、多分軽印刷機を使っていますよね。

【今井】はい。軽印刷機があって、横に裁断機が置いてあります。

【高畑】そうですよね。その軽印刷機のサイズが決まっていて、その印刷機に小さい紙を通すのはコストが多くかかるので、結局、子どもたちに配りたいサイズよりも大きいサイズに面付する場合が多いです。

【今井】学校も経費削減はすごく気にしていました。テストとか、お便りの印刷など。父母のお便りは幼稚園とか小学校の低学年が多いです。子どもたちがノートを取れないので、どうしても配布するプリントが多くなります。なので2面付して半分に切ることが学校では多いです。

【高畑】A3を半分にするのと、A4を半分にするのはどっちが多いですか。

【今井】学校だとA3を半分にすることが多いです。普通だったらA4を半分にする方が多いかもしれません。今回、薬局に話を聞いてみたら、A4の無地を半分にしていると言うんです。それはなぜですかと聞くと、処方箋の裏に調剤録というものを貼り付けて保管しなくてはいけないという法律があって、調剤録を保管するのに処方箋のサイズに合わせたいという要望があるわけです。処方箋のサイズはだいたいA5が多いので、A5の用紙を買えばいいんですが、A5の用紙はA4とほぼ同じ値段。なので、A4を半分にしたら2倍の用紙ができて経済的なことから、薬剤師さんが時間があるときに半分に切っているそうです。

【高畑】A5は需要が少ないのでコストが高くつくからA4と同じ値段になっているんでしょうね。

【今井】学校や薬局での話が出ましたが、個人にも使ってもらいたいと思っているんですが。

【高畑】僕の周りにいる人を考えると、同人誌をつくっているような人にはいいんじゃないでしょうか。サークル活動をしている人にも使ってもらえそうですね。それからメルカリやミンネのようなネット系のフリマに出品しているような人にはおすすめしたいですね。ネットで何かを買ったときに同封されてきた台紙やカードが曲がっていると印象が悪いじゃないですか。商品はちゃんとしているのに、カードが歪んでいるのは損ですから。

【今井】そうですね。ハンブンコは切るだけじゃなくて、半分の位置で折ったり、チケットの半券のようなキリトリ線を作ることができるので、クラフトの用途や冊子作りにも使えます。結婚式の案内状や席札、メッセージカード作りに使ったという方もいらっしゃいます。キレイに且つ簡単に作ることができるので、早く皆さんにお知らせしたいのですが、いかんせん裁断機なので、なかなか目立たないんですよ。

【高畑】目立たないというか、買いに行くきっかけが普通の人にはないんですよ。学校としても何かきっかけがないと買わないかもしれません。これはいくらでしたっけ。

【今井】A4タイプが税抜5500円、A3タイプが税抜1万円です。

【高畑】経費節減と言ってるときに買うとなると、そこには作業が劇的に楽になるとか、経費が劇的に安くなるとか、それくらい変わるということを伝えないといけないのかもしれません。

【今井】『時間もコストも半分になる「ハンブンコ」ですよ』ということで、いまアピールしています。

【高畑】それはうまいこと言ったつもりなの(笑)。

【今井】また、店頭で実演する際に「ハンブンコ」の機能をわかりやすく紹介するため、このようなデモ用紙を作りました。

【高畑】これいいじゃないですか。店頭で実演するときにこういう小道具は本当に大事なんですよ。ただの白い紙を切って実演するのと、このように切る順番が書かれているデモ用紙があるのではお客さんの理解度は全然違います。

【今井】結構苦労して作ったので、今の言葉で報われました。

【高畑】このデモ用紙をお店とかでも使ってもらえるように、ダウンロードできるようにしましょう。今日はありがとうございました。

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