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【連載】『小粋な手紙箱』 #95・「手紙の未来」についてAIに聞いてみた

文具のとびら編集部

(社)手紙文化振興協会認定・手紙の書き方コンサルタントの田丸有子さんは、子どもの頃から「手紙魔」と呼ばれるほどの手紙好き。コンサルタントとして手紙文化を広めるために活動している田丸さんに、手紙の書き方のコツや手紙に関するトピックなどを毎月紹介してもらいます。

手紙で気持ちを伝えよう!

余寒お見舞い申し上げます。
まだまだ寒い日もありますが、早春のやわらかい陽の光が差し込んで部屋が明るくなるとそれだけで嬉しくなります。お変わりなくお過ごしですか。

AIの技術が進んで、世の中が急速に変わっていく時代に生きている私たちですが、手紙の未来についてAIに質問してみました。するとこんな風に答えてくれました。

・デジタル化が進む中でも独自の価値を持ち続けるでしょう。
・デジタル化が進んでも、手紙の持つ「温かみ」や「特別感」は代替しづらいものです。
・手紙文化は完全に消えることはなく、「特別なコミュニケーション手段」として新しい形で残り続けるでしょう。

なんだか励まされているみたいです。
他にも、手書きの希少性が増す、ですとか、文化・教育的な価値の見直しで再評価される可能性があるとか、デジタルとアナログを融合させた新たな楽しみ方が発展するなど、ヒントも与えてくれました。そして最後に、手紙文化が好きだからこそ、その未来を考えるのは大切ですよね、ですって。

デジタル化が進んでいくと、手紙を書いたこと(もらったこと)がない、ポストに入れたことがない人が増えて、手紙がどんどん身近なものではなくなってしまうのがさみしい。特別でも高尚でもなくて、いつも身近で親しみやすい文化として続いてほしい。そんなふうに願っているところです。

手紙トピック

これから文具のイベントが各地で目白押しですね。中でも、私の一押しは4月11日に浅草で開催される「オリジナル切手とはがき ミニフリマ」です。同時期にすぐそばで「世界切手まつり Stamp Show 2025」も開かれており、その会場内では「文具&手紙マルシェ 2025」も開催されるそうですよ。春の暖かさに誘われるようにお出かけしてみてはいかがでしょうか。

◯ オリジナル切手とはがき ミニフリマ
日時:2025年4月11日(金)10時〜17時
場所:東京都台東区花川戸1-13-15 6階 浅草SCRビル 6A
ウェブサイト:https://inkatsu.fun/LP_minimarket/

◯ 世界切手まつり Stamp Show 2025
日時:2025年4月11日(金)〜13日(日)10時〜17時(最終日は16時まで)
場所:東京都台東区花川戸2-6-5 東京都立産業貿易センター
ウェブサイト:https://yushu.or.jp/event/s_show2025/index.html

◯ 文具&手紙マルシェ 2025
日時:2025年4月12日(土)〜13日(日)10時〜17時(最終日は16時まで)
場所:東京都台東区花川戸2-6-5 東京都立産業貿易センター
入場料:500円 https://tegamimarche.stores.jp/
インスタグラム:@tegamimarche2025

今月のマキシマムカード

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テーマ: バレンタイン
ポストカード: Shuro Taniguchi
フレーム切手:カピバラ舎
小型印:切手の博物館でバレンタイン(豊島郵便局)

お知らせ

★手紙やメールの書き方の基本について通信講座があります。
忙しい人でも自分のペースで学べます。
楽しく学んで手紙上手になりましょう!

入門講座 /通信講座「手紙の書き方講座」
ビジネスメール講座 /通信講座「仕事で差がつく!メール・文章の書き方講座」
美文字講座 /通信講座「仕事で差がつく!実用美字・美手紙講座」

プロフィール

田丸有子(たまるゆうこ)

(社)手紙文化振興協会認定・手紙の書き方コンサルタント

子供の頃から「手紙魔」と呼ばれるほどの文通好き。でも手紙の何がそこまで自分を魅了するのか、深く考えたことはありませんでした。講座を受けて一番良かったことは、手紙が私の憧れを実現する手段であると気付いたことです。自分を表現することで人に喜んでもらいたい。叶えるために出来ることは何かずっと探してきました。その表現方法こそ私にとっての手紙であり、魅かれる理由なのだと気付いた瞬間、「やっと見つけた!」そんな気持ちになりました。

また、郵趣のコミュニティに参加したことで、手紙にも色々な楽しみ方が有ることを知りました。私が今夢中になっているのは、葉書と切手、消印をコーディネートするマキシマムカード。いかにセンス良く仕上げて個性を出すか、考えるだけでワクワクします。

奥深い手紙文化を通して自分の世界が広がっていく面白さを沢山の人たちと共有し、心を豊かにしていきたいです。

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