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【連載】『小粋な手紙箱』 #27 手書きの手紙は素敵!

(社)手紙文化振興協会認定・手紙の書き方コンサルタントの田丸有子さんは、子どもの頃から「手紙魔」と呼ばれるほどの手紙好き。コンサルタントとして手紙文化を広めるために活動している田丸さんに、手紙の書き方のコツや手紙に関するトピックなどを毎月紹介してもらいます。

手紙で気持ちを伝えよう!

こんにちは!

東京は梅雨入りして雨の日が多くなりました。

みなさん、お変わりありませんか?

さて、アナログ大好き! な私も、以前より通信販売やインターネット販売で買い物をすることが増えてきました。商品が届くと納品書と一緒に小さな冊子やお手紙が入っていることがあります。そのお手紙が手書きで書かれたものだと「あぁ、いいなぁ」とそれだけで感激してしまいます。もちろん、手書きの文字を印刷したものであることが多いのですが、人が書いたものを目にすることは、必然的に人の熱を感じるような気がします。

そして、手書きの文字だと受ける印象が印刷されたフォントとは断然違ってきます。書いてある内容はあまり覚えていなかったとしても、素敵な手書きのお手紙が入っていたという記憶は深く残るのです。不思議なものですよね。それで、そのお手紙がいただきたくて、またそのお店から商品を買ってしまう。そんなことも少なくありません。

手書きの文字はその人だけが持てる唯一無二の個性だと私はいつも思っています。もっと大げさに言うと生きている“瞬間”そのものですよね。言葉とは別に、息遣いや心、魂までも感じられるものだからこそ、無意識に深く記憶に残るのではないでしょうか。手書き文字が集合している“手紙”は、その時のその人自身からこぼれ落ちた“かけら”のようなものだと思います。だから愛しく、大切なのです。

まぁ、いつもそんな風に思われていては手紙なんか書けないよ、と言われてしまうかもしれませんけれどね。

手紙トピック

滋賀県と言えば琵琶湖が有名ですが、琵琶湖の中に沖島という人口300人ほどの小さな島があります。そこに郵便局があるというので風景印を取りに行ってきました。沖島のように人が住んでいる湖島は世界的にも珍しいとのこと。舟に乗って風景印を取りに行くという行為もなんだか乙に感じられて嬉しかったです。

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今月のマキシマムカード

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テーマ: 紫陽花

葉書: PIN UP (Hydrangea アジサイ)

切手: おもてなしの花シリーズ 第8集

風景印: 江東亀戸七郵便局

お知らせ

★手紙やメールの書き方の基本について通信講座があります。

忙しい人でも自分のペースで学べます。

楽しく学んで手紙上手になりましょう!

入門講座 /通信講座「手紙の書き方講座」

ビジネスメール講座 /通信講座「仕事で差がつく!メール・文章の書き方講座」

美文字講座 /通信講座「仕事で差がつく!実用美字・美手紙講座」


★ 体験講座も有ります!

(社)手紙文化振興協会 体験講座スケジュール

プロフィール

田丸有子 (たまるゆうこ)

(社)手紙文化振興協会認定・手紙の書き方コンサルタント

子供の頃から「手紙魔」と呼ばれるほどの文通好き。でも手紙の何がそこまで自分を魅了するのか、深く考えたことはありませんでした。講座を受けて一番良かったことは、手紙が私の憧れを実現する手段であると気付いたことです。自分を表現することで人に喜んでもらいたい。叶えるために出来ることは何かずっと探してきました。その表現方法こそ私にとっての手紙であり、魅かれる理由なのだと気付いた瞬間、「やっと見つけた!」そんな気持ちになりました。

また、郵趣のコミュニティに参加したことで、手紙にも色々な楽しみ方が有ることを知りました。私が今夢中になっているのは、葉書と切手、消印をコーディネートするマキシマムカード。いかにセンス良く仕上げて個性を出すか、考えるだけでワクワクします。

奥深い手紙文化を通して自分の世界が広がっていく面白さを沢山の人たちと共有し、心を豊かにしていきたいです。

ブログ「Cordially yours

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