- 連載企画
- 【連載】『小粋な手紙箱』 #86・こけしの手紙
【連載】『小粋な手紙箱』 #86・こけしの手紙
(社)手紙文化振興協会認定・手紙の書き方コンサルタントの田丸有子さんは、子どもの頃から「手紙魔」と呼ばれるほどの手紙好き。コンサルタントとして手紙文化を広めるために活動している田丸さんに、手紙の書き方のコツや手紙に関するトピックなどを毎月紹介してもらいます。
手紙で気持ちを伝えよう!
こんにちは。お元気ですか?
新緑がキラキラと輝いて、暑くもなく寒くもなく、出かけるには最高の季節ですね。私も日帰りで遠出をしたり、一泊旅行に出かけたりして楽しんでいます。
近々、東北地方へ行く計画があるので調べ物をしていたとき、ふとこんな面白い手紙をもらったことを思い出しました。こけしの手紙です。こけしが郵便受けに入っているところはかなりシュールでしたが、同時にとてもワクワクした気持ちがいまだに忘れられません。
底にネジ式の蓋が付いていて、それを取って胴体の中にくるくると丸めた手紙を入れることができるようになっています。写真のように荷札をつけてそこに宛名を書き、120円切手(2024年5月時点)を貼ればそのまま送ってもらえるのだそうです。手頃なサイズで読み終わったら立てて飾っておけるので、お土産としても喜ばれそう。
東北地方のお土産屋さんなどで購入できるようで、旅先からの絵葉書の代わりに送る人も多いのだとか。このユニークさは他にないので、私も誰かに送って驚かせてみたいものです。
手紙トピック
宿泊するホテルによっては便箋と封筒が各部屋に用意されていることがあります。ビジネスホテルではほとんど見なくなってしまいましたが、リゾートホテルや老舗のホテルには今でも置いてあるようです。ポストカードも良いですが、ときにはホテルのロゴが入った便箋と封筒で手紙を送るのも一興。ロゴ入りの便箋はそこに泊まった人しか手に入らないものですから、旅先の手紙としての格も上がる気がします。文末に「〇〇山麓にて」とか「〇〇湖畔にて」などと書いた場所を添えると旅情あふれる手紙になりますよ。
今月のマキシマムカード
テーマ: バラの季節
ポストカード: 三好貴子
切手:おもてなしの花シリーズ 第15集
絵入りハト印:おもてなしの花シリーズ 第19集
お知らせ
★手紙やメールの書き方の基本について通信講座があります。
忙しい人でも自分のペースで学べます。
楽しく学んで手紙上手になりましょう!
【入門講座 /通信講座「手紙の書き方講座」】
【ビジネスメール講座 /通信講座「仕事で差がつく!メール・文章の書き方講座」】
【美文字講座 /通信講座「仕事で差がつく!実用美字・美手紙講座」】
★ 体験講座も有ります!
月に一度、オンラインで手紙の書き方講座を開催中。
みなさまのお申し込み、心よりお待ちしています!
【(社)手紙文化振興協会 体験講座スケジュール】
プロフィール
田丸有子(たまるゆうこ)
(社)手紙文化振興協会認定・手紙の書き方コンサルタント
子供の頃から「手紙魔」と呼ばれるほどの文通好き。でも手紙の何がそこまで自分を魅了するのか、深く考えたことはありませんでした。講座を受けて一番良かったことは、手紙が私の憧れを実現する手段であると気付いたことです。自分を表現することで人に喜んでもらいたい。叶えるために出来ることは何かずっと探してきました。その表現方法こそ私にとっての手紙であり、魅かれる理由なのだと気付いた瞬間、「やっと見つけた!」そんな気持ちになりました。
また、郵趣のコミュニティに参加したことで、手紙にも色々な楽しみ方が有ることを知りました。私が今夢中になっているのは、葉書と切手、消印をコーディネートするマキシマムカード。いかにセンス良く仕上げて個性を出すか、考えるだけでワクワクします。
ブログ「手紙魔Yukoのお手紙ライフ」
You Tube「手紙魔Yukoのお手紙ライフ」
【文具のとびら】が気に入ったらいいね!しよう