1. 連載企画
  2. 【連載】他故となおみのブンボーグ大作戦!Bootleg #002「DELDE(デルデ) ブングポーチ」

【連載】他故となおみのブンボーグ大作戦!Bootleg #002「DELDE(デルデ) ブングポーチ」

30分間、文房具の話題だけをお送りするラジオ番組「他故となおみのブンボーグ大作戦!」のパーソナリティ「なおちゃん」こと、ふじいなおみです。

番組では毎週たくさんの文房具の話題が登場します。その中から、他故さんとなおちゃんが注目した1点をピックアップ。より掘り下げてご紹介していきます。

今回は、2021年5月9日On Airのコーナー「なおちゃんの使ってみた」でご紹介したサンスター文具の「DELDE(デルデ) ブングポーチ」をピックアップします。

一度この目で確かめてみたい!

今回の話題は、約100本のペンを収納・持ち運びできるポーチです。

読者の大半の方は「そんなにペンは持っていない」「持ってはいるけど持ち歩くことはない」とお思いでしょう。発売時(2020年10月)に、よくチェックしているSNSのタイムライン上で話題になっていたので私は存在を知っていましたが、「自分には関係ないな」とスルーをしていました。

だって、自分はそんなにペンは持っていない……と思っていたから!!

そんな私の興味がモリモリMAXになったのは「他故となおみのブンボーグ大作戦!」でリスナーさんからいただいた「私の自慢の文房具」をテーマにしたメッセージを紹介した時です。

要約するとこのような内容のメッセージでした。

「サンスター文具の『DELDE ブングポーチ』に、複数メーカーのボールペンを通常色から限定色まで入れています。このブングポーチはとても気に入っているので、いつでも魅力をプレゼンできます!」

その内容を受けて番組パートナーの他故さんと二人で「どのくらい大きいのだろう?」「一度この目で確かめてみたい!」と話が膨らみました。

ちまたはカラーペンブーム

「高まるカラーペンブームの需要にマッチするため約100本のペンが入るポーチが出来ました。」
DELDE ブングポーチのWebページにはこのような文言が書かれています。

2020年は「ボールペンの当たり年」と言われるほど豊富な商品・シリーズが発売されました。それは2021年に入っても続いています。色味が微妙に異なる黒を複数ラインナップさせた商品、時間帯や季節をイメージした限定色セット、今までにない淡い色合いだけをそろえたシリーズ……。文具のとびら読者の方ならどれもピンときますよね?

これを「カラーペン」と範囲を広げてみましょう。文具店を眺めてみると、マーカーペン、筆ペン、他工夫を凝らした商品が所狭しと並び、それぞれの特長を訴えかけているではないですか。

ここ2年ほどは、理由がない限り万年筆を使っていた私でしたが、「限定」という言葉にひかれたりコンセプトに魅力を感じたりするたびに商品を購入。気づけば私の手元にもかなりの数のカラーペンが集まっていました。私と同じように、気付くと商品を手にし、足が勝手にレジの方向へ進んでしまっている、いうなれば「カラーペン沼」の住民が続々と誕生していることは否定できないでしょう。しかし、今まではお気に入りの全【推しメン(ペン)】を持ち歩く手段なかった。

そんな中、満を持して彼ら・彼女らを救った存在こそが、このブングポーチなのです。

DELDEとは?

ここで、「DELDE」について説明をしましょう。

2016年2月「両脇のつまみを引っ張るだけでペンスタンドになるペンケース」(リリースより)として、「DELDE スライドペンポーチ」が発売されました。

1_DELDEスライドペンポーチ.jpg

DELDE スライドペンポーチ


その後、ポーチの他、リュックサック、ショルダーバッグなどが発売されています。

「DELDE」は「Design Life Debut(デザインライフデビュー)」の頭文字を取った造語。「機能性もおしゃれも妥協したくない女子」に向けた雑貨ブランド(リリースより)で、「人の身近にある雑貨だからこそ、『これでいい』ではなく『これがいい』と、選んだことに満足してほしい。日常の中で、心から満足した雑貨に囲まれて暮らす生活をしてほしい。」(DELDE Webページより一部抜粋)とつづられています。

日常生活でこんな経験はありませんか?

ご飯に何を食べたいかを聞かれて「チャーハン【で】いい」と答えること。この時の【で】からはどことなく妥協した気持ちが伝わってきます。一方、「チャーハン【が】いい」と言うと、自分の意志がしっかり込められているように聞こえます。そのため「これ【が】いい」と選んだものには強い愛着が湧いてきます。

文房具や雑貨も「これ【が】いい」と選んでいきたいですね。

100本入れても大丈夫!?

DELDE ブングポーチの一番の特長は、ペンが約100本入ることです。

リリースには「直径10mmのカラーペンを収納した場合に100本を格納することが可能」と書かれています。

私も自宅にあったさまざまなメーカーのボールペンをかき集めて実際に試してみました。

写真の通り10本ずつのボールペンの塊を10個、つまり100本を集めて実際に入れてみます。

2_100本のボールペン.jpg



ポーチのメインのポケット内には面ファスナーにより移動が可能な仕切りが2つあります。

3_ボールペンを入れていない仕切だけの写真.jpg4_仕切り.jpg仕切りは自由に移動できます



ペンの本数が少ないと倒れてしまい使いづらいですし、大まかにペンの種類を分けるためにも仕切りを利用するのは有効です。

そうして、

5_100本のボールペンが入った.jpg

100本入っても大丈夫



見事、用意した100本のボールペンを入れることができました。

ちなみに、ボールペン100本を入れた状態のブングポーチ全体の重さは1.2kgでした。

6_はかりに乗せた.jpg

キッチンスケールで測ってみました

便利な工夫がたくさん

この商品のサイズを表現するならば、女子高生がお弁当を入れて持ち歩くランチトートが近そうです。

「ポーチ」というだけあって上部にはファスナーがあり、移動する時にはここを閉めて2本の持ち手を使って持ち運びます。

7_ふたを閉めた状態.jpg

ファスナーを閉めた状態


使う際は、まずファスナーを全開にして口を大きく開きます。口の部分にはガマ口のように金属の枠が入っていてしっかりと開くことができます。

8_口を開いた状態.jpgしっかり口を開きました


そして、サイドにあるつまみを下に引くのですが、ここで商品の工夫が光ります。つまみを引くと同時に持ち手が短くなり、使用時には邪魔にならないような仕組みになっているのです。

9_短くなった持ち手.jpg

持ち手が短くなっています


つまみを下まで引ききるとペンの頭が1〜3cmほど出る、ペンスタンドに格納しているのと似た状態となります。これこそ「カラーペン沼」の方々が待ちわびた「移動もできる大容量ペンスタンド!」。

10_真横から写した写真.jpg


前面には2つのふたのないカードサイズのポケットが、背面には消しゴムや修正テープなどを入れられるマチのあるファスナー付きポケットがあります。

11_前面ポケット.jpg12_後ろ面ポケット.jpg

前面ポケットと背面のポケット


ちなみに、商品Webページでは文房具だけでなく「コスメ系商品」「ガジェット系商品」などを入れることも提案されています。

あなたのベストな使い方は?

「私ならどう使うか」を考えてみました。コロナ禍の影響もあり最近は、自宅での仕事が続いています。自分の机で作業をする他、広いスペースが必要であればダイニングテーブルへ、ナレーション収録や写真撮影の際は寝室に作った作業スペースへと移動しています。ちょっとカッコつけるならば家庭内フリーアドレスといったところでしょうか?

そんな私が出した答えは「仕切りを2つ付けた状態で1つ目のスペースにはお気に入りの筆記用具を、2つ目のスペースにはハサミや定規、のりなどの道具類を、3つ目のスペースには最近電池がすぐなくなるスマートフォンの充電ケーブルとモバイルバッテリーを入れる」です。

13_最適解.jpg

なおちゃんの考えた最適解


約100本のペンを収納できるブングポーチは、使う人によってアレンジができる自由度の高いポーチでした。ぜひあなたもベストな使い方をイメージしてみてください。

商品情報

サンスター文具「DELDE ブングポーチ」税込3,278円(2020年10月下旬発売)
【本体サイズ】W210×H190×D105mm 
【材質】ポリエステル・スチール
【カラー】ブラック・グレー・ブルーの3色展開

『DELDE ブングポーチ』を楽天でチェック

『DELDE ブングポーチ』をAmazonでチェック

ブンボーグ大作戦!こぼれ話

年明け早々に発出された緊急事態宣言中によりいつもの収録場所が使えなくなり、Zoomを使用したリモートによる収録をせざるを得なくなりました。よって5月放送分が今年初めての対面での収録。リモート収録でもパソコンの画面を介して顔を合わせてはいるものの、やはり目の前にパートナーがいる時の話しやすさ、安心感は全然違います。

ただし、リモート収録を経験したことは悪いことばかりではありませんでした。同一の方法を使えば遠方にお住まいの方をゲストとしてお迎えすることも可能だということに気付けたのです。

今後の番組ゲストに期待していてくださいね!

プロフィール

ふじいなおみ
1979年北海道札幌市生まれ。ラジオパーソナリティ/文房具プレゼンター
FM OZEで放送中のラジオ番組「他故となおみのブンボーグ大作戦!」のパーソナリティ及び制作・技術を担当。
他故壁氏さんとユニット「たこなお文具堂」として、文房具の楽しさを伝える活動を開始。
万年筆インク(中でもご当地インク)コレクターであり、2015年生まれの娘とともに学童文具の観察を行う。

【他故となおみのブンボーグ大作戦!】
群馬県沼田市のコミュニティFM「FM OZE」にて放送中の30分間文房具の話題だけをお送りするラジオ番組。
パーソナリティーは他故壁氏&ふじいなおみ。
放送時間は毎週日曜日19:30~20:00/毎週水曜日 14:00~14:30(再放送)
ラジオ(群馬県沼田市周辺のみ)の他、パソコンやスマートフォンでも局のホームページに設置されたプレイヤーやラジオ聴取用ソフト・アプリで聴くことができる。

詳しい聴き方は番組Webページへ
https://daisakusen.net/howto/

【文具のとびら】が気に入ったらいいね!しよう