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【店員さんに聞いてみよう】太さ・形・色で選ぶ!修正テープの種類

文具のとびら編集部

ボールペンを使ってうっかり書き損じてまったとき、誰しもきっと一度はお世話になったことがあるでしょう。そう、今回のテーマは、「修正テープ」です。

隠ぺい力のあるテープをまっすぐに貼り付けられ、書き損じをきれいに「無かったこと」にできるその手軽さから、すっかり修正用品としての市民権を得た「修正テープ」。
文房具を語るときはつい脇役になりがちですが、ここ数年の「ライフログ」人気や学習環境の変化から、さまざまな修正テープが世に出てきているようです。

そこで本記事では、修正テープの特徴的な種類を東急ハンズ新宿店で聞いてきました!

教えて!店員さん!


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今回解説してくださったのは東急ハンズ新宿店8階の池内一城さん。同店文具コーナーのスタッフとしてだけでなく、東急ハンズ店内の商店(ショップインショップ)で、万年筆のエフピー堂店主としての顔も持っています。胸ポッケには、キラキラ輝くたくさんの万年筆が。

修正テープの種類

東急ハンズ店舗で最大級の規模を誇る新宿店。その修正テープの売り場には、約70種類もの多種多様な製品が並んでいます。
池内さん:「これでもだいぶ品数を減らした方ですよ」。
その種類の多さに圧倒されます。
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【主な違いはテープの幅と長さ】
これだけ種類が多いのは、形状の違いや細かな機能だけでなく、テープ幅や長さにもよるそう。

池内さん:「幅は、4.2㎜、5㎜、6㎜が主流です。
4.2㎜はシステム手帳のような手帳系のノートの罫線に合わせています。
5㎜幅のテープはB罫(6㎜)のノートに、6㎜幅のテープはA罫(7㎜)にそれぞれ合いますね

なかでも、最近小さな文字を書く人が増えているからか、ノートではB罫のものが売れています。それに応じてか、一番売れている修正テープは5㎜幅のテープです」。

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A罫ノートに6㎜/5㎜/4.2㎜/2.5㎜を引いた

一方長さについては「5~6mが一般的です。長いもので10mくらいですよ」とのこと。
このテープの長さに比例して、本体サイズも大きくなるようです。

【本体の形】
池内さん:「今現在主流になっているのが、『携帯タイプ』と呼ばれるコンパクトなものです。
最近、大きめのペンケースを持っている人が増えてきました。なので、修正テープを入れたり、細長い形状のはさみを入れたりと、事務用品をペンケースの中にまとめて入れる方が多い。そのため、こうした携帯用の修正テープの需要が高まってきています」。


●「XS修正テープ」(デザインフィルミドリ)幅5㎜/長さ4.2m/使いきりタイプ 税込308円

XS.jpg池内さん:「コンパクトなものは学生に人気で、その中でも『デザインフィル ミドリ』の『XS修正テープ』が特に売れ行きがいいです」

この「XS」というのは「エクストラ スモール」のこと。携帯性を追求した小さな文房具シリーズとして親しまれています。この「XS修正テープ」の本体は縦5㎝、横1.75㎝、主さ約6gと超コンパクト。
池内さん:「これが、学生さんにはすごくウケています。見た目がシンプルで、中身も見やすい。で、見た目もかわいらしい。これは使い切りタイプの5㎜幅で、大学ノートのB罫(6㎜)の罫線の太さにぴったりです」。


●「ホワイパーラッシュ 抗菌仕様」(プラス)幅5㎜/長さ6m/リフィル別売 税込330円

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池内さん:「『スリムタイプ』というのもありまして。この『ホワイパーラッシュ』はノック式でスリムな形状なんです。片手でカチッとノックすれば出てくるし、ホコリも入りにくいです。しかもこの製品は抗菌仕様。使い終わったらリフィル交換も可能ですよ」

【テープ自体にも特徴あり!?】

●「キャンパス ノートのための修正テープ」(コクヨ)
B罫用:幅5.5㎜/長さ6m/使い切り 税込253円
A罫用:幅6.5㎜/長さ10m/使い切り 税込308

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池内さん:「最近よく売れている、コクヨさんのキャンパスノート用の修正テープです。コクヨ『キャンパスノート』の紙の色と同じ色を使っているので、『キャンパスノート』のユーザーの方に人気ですよ。
これを使うと『修正した』感がないんです。いかにも修正テープって『真っ白』じゃないですか。でもこれは、テープ自体が紙に合わせた色だから、修正箇所が目立ちにくい。僕も見ましたけど、本当にそっくりな色です。パッと見ただけじゃわからない。
しかも先端にメタルプレートが付いていて、引き終わりに "ピッ" と切れる。尻すぼみになったりしないんですよ。そこもちょっと面白いですね」。


●「ホワイパープチ〈クリームテープ〉」(プラス)幅2.5㎜/長さ6m/使い切り 税込330円

プラス2.5.jpg写真左が2.5㎜幅のテープ

池内さん:「これは2.5㎜幅のテープ。すごく細いんです。最近システム手帳でも小さなサイズが人気で、それに合わせたサイズ感です。しかも、クリーム色の手帳用紙に合わせて、テープもクリーム色になっています」。

ちなみに、この2.5㎜幅以外にも4㎜/5㎜/6㎜幅のラインアップがあるそう。

【"引く"だけじゃない】
●「ホワイパースイッチ」(プラス)幅5㎜/長さ15m/リフィル別売 税込418円

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池内さん:「これも最近出た、プラスの『ホワイパー』のひとつ。面白いのは、反対側にも引ける『両引きタイプ』ってところです。普通、"引く" でしょう。もし『あいうえお』と書いてあって、『う』だけピンポイントで消したい時、右手で修正テープを"押し" た方が消しやすい。なぜなら"引い" て消そうとすると、『う』だけじゃなくて『え』までいっちゃう。それがないのが、意外とすごいところです。
しかもですよ、15m分あります! 普通のものは5.6m、多くて10m。これは15m。お値段はそれなりにしますが、リフィルがあって替えもききます。私が最近使ってみてよかったのはコレです」。


【修正テープの"ド定番"】

●「修正テープモノ YX」(トンボ鉛筆)幅5㎜/長さ12m/リフィル別売 税込440円

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池内さん:「これは定番中の定番、トンボ鉛筆の『MONO』シリーズ。これは外せないですね。長さも12mある大容量。昔からのユーザーがたくさんいて、事務職の方がたくさんカートリッジを買っていかれることも多いですよ」。

【番外編】
●「修正テープはがし」(シード)税込110円
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池内さん:「あと、『修正テープはがし』という消しゴムもありますよ。引きすぎちゃった! という時にこれではがれます。紙を傷めず、テープだけこそぎ落とせます」。

店員さんのおすすめ!


●「ホワイトライン ピタスム」(パイロット)幅5㎜/長さ10m/使い切りタイプ 税込220円
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池内さん:「まずは、これです。『ピタスム』。先ほど紹介しました『ホワイパースイッチ』同様に、反対側にも引けるタイプ。使い切りタイプなんですが、この形が独特で握りやすいです。僕は2つのパターンの握り方をします。

ピタスム持ち方.jpg親指、人差し指、中指がそれぞれフィットしてホールドしやすいそう


●「XS修正テープ」(デザインフィルミドリ)幅5㎜/長さ4.2m/使いきりタイプ 税込308円

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池内さん:「次は、一番最初ご紹介した『XS』シリーズです。
これはもう、見た目です。この小ささがぱっと見、修正テープに見えないのが面白いですね」。


●「モノエアー」(トンボ鉛筆)幅6㎜/長さ10m/使い切り 税込275円

MONOエアー単体.jpg

池内さん:「最後は、『モノエアー』です。どうしても筆箱にいれたくなるので、筆箱に入るギリギリの大きさです。
『MONO』って、消しゴムから修正テープやボールペンまでブランドがあって、親しみやすいですよね。僕はこの(青・白・黒の)カラーが好きなので、6㎜の太さをつい選んでしまいます。色によって、テープ幅4.2㎜や5㎜などもありますよ」。

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