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【ニュース】「黒板アート甲子園2021」結果発表!

黒板・ホワイトボードメーカーの日学は、2015年から通算7回目となる、中高生対象の黒板アートの全国大会「日学・黒板アート甲子園 ® 2021」の結果をこのほど公開した。

「黒板アート甲子園」は、「2014年にSNS上の著名な絵画の黒板アートの模写に驚愕したことから、チョークで描いたとは思えない色鮮やかな黒板アートを社会に広めて後世に残したい」との思いから開催しているもの。今回は、一部地域の学校でコロナ感染拡大で作品制作ができないことがあったため応募期間を1カ月間延長し、2021年7月5日~10月11日のおよそ3カ月間で作品を募集。227点の作品が集まった。

黒板アート部門メイン大会(高校生)、同ジュニアの部(中学生)の最優秀賞受賞作品は以下の通り。

■黒板アート部門メイン大会最優秀賞
静岡県立浜松大平台高等学校(静岡県)大平台高校Aチーム・7人「冬の幾何学」

メイン大会_最優秀賞.jpg〈制作エピソード〉
部活帰りの渡り廊下は肌を貫くような厳冬の風が吹く。私は制服のシャツで眼鏡のレンズを拭いながら、今日は星が綺麗だと思った。唐突に部活の仲間が星の散る夜空を指し、興奮した様子で声を上げた。私が徐に眼鏡をかけると、そこには…。絵のモチーフとして皆で写真を撮りに行きました。部活の結束が強まりました。

〈審査員長・武蔵野美術大学三澤一実教授 コメント〉
「部活帰りの渡り廊下は肌を貫くような厳冬の風が吹く。私は制服のシャツで眼鏡のレンズを拭いながら、今日は星が綺麗だと思った。」という高校生活の一場面から生まれた作品です。メガネを掛けると友達の背中越しに一段とくっきり見える星。そして浮かび上がる星座の形。太古の昔から人間を引きつけてきた星空は現代を生きる高校生をも強く魅了するでしょう。そのとてつもなく広がる宇宙に指を指しながら、友達同士どんな言葉が語られているのでしょうか。かけがえのない青春の一場面を見事に描いています。黒板の黒い地を生かした夜空にきらめく星と天の川。チョークの粉を吹き付け表しているのでしょうか。また、校舎の壁や眼鏡のフレームなど、それぞれの質感を丁寧に描き分けています。レンズを通して見ているような風景の歪みと水平を斜めに傾け切り取った構図も素晴らしいです。

■黒板アート部門ジュニアの部最優秀賞
熊谷市立富士見中学校(埼玉県)1年齋藤組・4人「夜の静けさ」

2.jpg

〈制作エピソード〉
みんなで、いろいろおしゃべりしながらの制作で、いっぱい笑い合い、いっそう仲良くなれました。

〈審査員・チョークアーティスト 熊沢加奈子先生コメント〉
背景のグラデーションと、木の部分はあえて塗り込みをせず黒板の地を活かして表現し、右側の池(湖?)に映り込む木々の描きこみも良かったです。タイトルどおり、静寂さを感じる仕上がりで、全体的なバランスも良いです。

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