ゼブラは、水に濡れた紙にも書ける加圧式ボールペン「ウェットニー」を2020年9月23日から発売する。税抜600円。

「ウェットニー」は、ボールペン内部の空気を加圧することでインクを押し出す機構を採用することにより、従来のボールペンでは書きにくかった水に濡れた紙への筆記や、壁に設置したボードの紙面にそのまま上向き筆記ができるボールペン。ボール径は0.7mmで、油性の黒インク。軸色はガンメタリック、オレンジ、ブルーの3色を用意している。

ノックをすると中芯内部のインクに圧縮空気が送り込まれ、その圧縮空気がインクを押し出すことにより、筆記が可能となる仕組み。従来の非加圧式に比べインクを押し出す力が強いため、ペン先から水や空気の侵入を防ぐことができ、水濡れ面や上向き筆記ができる。なおノックをもどせば圧力も解除される。

さらに、ミルスペックと呼ばれる米国軍事規格に準拠したメタルボディにより、ハードな仕様環境にも耐えうる頑丈さを備えている。
ペン上部には紐などを通せる穴があり、アウトドアシーンなどでの持ち運びにも便利な仕様（紐は付属していない）。

屋内で使うイメージの筆記具でも、屋外での使用シーンは多く、雨に濡れた屋外作業などで「濡れた紙に書けない」、硬い地面に落として「軸が割れることがある」といった不満を解消してくれるアイテム。ゼブラ公式YouTubeチャンネルでは、同商品の紹介動画を公開している。

なお、商品名の「ウェットニー」は"濡れた紙にも書ける"、"ペン先が上向きでも書ける"ということを伝えるため"ウェット（濡れている）に良い"という意味から。同社の過去のヒット商品ボールペン「ジムニー」も"事務に良い"から名付けられたこともあり、ゼブラらしさを出す「ウェットニー」に決定したという。

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