パイロットは、2020年度から実施される新学習指導要領で小学校1、2学年の書写の授業に取り入れられる「水書用筆等を使用した運筆指導」に対応した「水書きお習字練習シート 水書用紙」を2020年4月7日から発売した。半紙サイズを税抜700円、A4サイズを同650円、B5サイズを同550円（いずれも2枚入り）で販売している。

今回発売した「水書きお習字練習シート 水書用紙」は、水を使って習字の練習を行う水書に対応した用紙。紙面上に水を使って筆などで筆記すると、墨で書いたような筆跡が現れるというもの。これは表面に印刷された特殊水変色層が透明になり、光の乱反射を抑制することで下地の色が透けて見えるため。また一方で乾くと筆跡が消えるので、繰り返し何度も使うことができる。しかも墨を使わないので、手や衣服などが汚れることがなく安心。

一般的な水書用紙は紙を使用しているものが多いのに対し、同製品は合成紙をベースにした独自開発の水書用紙。水濡れに強く、高い耐久性を備えているのもポイント。また、筆記時の紙への水の浸透の仕方が書道用半紙と近いため、墨汁で書いたようなにじみ、かすれなどを再現することができる。書写の授業で必要となる、文字のトメ・ハネ・ハライの表現にも優れている。

半紙サイズの他、書写の教科書と同じA4、B5サイズもラインアップ。半紙サイズには、文字のバランスがとりやすい罫線入り。