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【イベント】丸善日本橋店で「第15回丸善世界の万年筆展」開催中

文具のとびら編集部

東京・日本橋の丸善日本橋店は、毎年恒例の展示即売イベント「第15回 丸善 世界の万年筆展 展示即売会- 心あたたまる手書きの時間 -」を2024年03月06日(水)から2024年03月12日(火) まで開催中。国内・海外の有名ブランド21社から選りすぐりの万年筆を一堂に揃え展示即売を行っているほか、手作り万年筆をはじめペンクリニックなど各種イベントを連日開催している。

限定万年筆やガラスペン、木軸ペンなど多彩に展開

会期初日は、過去最高の売り上げを記録するほどの盛況ぶりとなったという。お目当ての商品をいち早く手に入れようと、朝9:30の開店時間前から70人ほどの行列ができたそうで、特に丸善オリジナル「アテナインキ」の日本橋店限定「日本橋 さくらもよう」は、数量限定で300個用意したが、開店からわずか30分で完売となるほどの人気ぶり。このほか、多くの限定万年筆がすでに完売となった。コロナ禍が落ち着いた前回(2023年)は、過去最高の売り上げとなったが、今回も上々の滑り出しとなったようだ。「普段は置いていない商品もあるので、ゆっくりご覧いただいて、イベントを楽しんでいただければと思います」と渡辺亮平文具グループ長。

今回注目の万年筆は、丸善155周年記念万年筆「オノト マグナ ヘリテージ エボナイト」(税込14万3,000円)。樹脂軸とは異なる、エボナイト軸ならではの肌に吸い付くような質感が特徴だ。マホガニー(レッドブラウン)、ナイトブルー(ダークブルー)の2色各限定50本を販売。

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また、日本橋店限定万年筆として、プラチナ万年筆とコラボした漆塗り万年筆「出雲『全景』」を発売(税込21万5,000円)。キャップから尻軸にかけて“日本橋”全体を描いている。溜め透かし塗りの万年筆で、経年変化によって次第に全体が浮かび上がってくるのが特徴。元日の能登半島地震で、多くの輪島塗職人が被災したことから発売が危ぶまれていたが、奇跡的に発売することができたのだという。

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パイロット「カスタム会限定グランセマーブル万年筆」(左)は、2024年に発売30周年を迎える「グランセ」シリーズの初代カラーリングを踏襲し、より深みのある色調としている。熟練の職人が手間と時間をかけ一つひとつ丁寧に塗装しており、同じものが2本とないという。税込2万7,500円。
セーラー万年筆「CYLINT万年筆パティナ ブラウンパティナ」(右)は、金属着色技術の斑紋孔雀色仕上げを施しており、同じ模様は全くない唯一無二の筆記具。税込6万6,000円。

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イベントとして、「パーカー・ウォーターマンPOP UPショップ」をB1Fイベントスペースで展開。パーカーからは、135年以上にわたるパーカーの伝統と革新のDNAを宿した製造期間限定の「アローコレクション」が登場(写真)。

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B1F地下鉄口では「アウロラの世界」を展開。各919本限定生産の万年筆「アウロラ ドゥーカ」(左)と「アウロラ レジーナ」(右)を訴求している(各税込38万5,000円)。

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1Fでは、笑暮屋のエボナイト万年筆を販売。

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このほか、前回に引き続き(こちらの記事を参照)エイチワークスのカスタムペンを販売。丸棒を削り出したチタンを素材にした万年筆で、今年も大人気となっているいという。

ガラスペンのイベントも多数開催。SOURIRE(スーリール)やガラス工房aunなどの人気のガラスペンが勢揃い。特にaunもガラスペンは、予約時点ですでに完売となるほどの人気ぶりだという。


7.jpgB1Fでクラルトのガラスペンを販売。繊細で美しい模様を施したガラスペンを展開している。右写真は、尻尾がペン先になっているユニークな龍のガラスペン。


3Fでは、平井木工挽物所、REDLINE(レッドライン)、里山の木工房 真空の木軸ペンを展開しているほか、&Bのペンケースワークショップも。

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今回初登場の里山の木工房 真空は、「機能性と美しさ」を追及した多彩な木軸のペンをずらりと並べていて人気となっている。下写真のペンは、ギターと同じような「バースト仕上げ」を施した新作。

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ペンだけでなく革小物も展開。1Fでは、Legameの革小物を実演販売している。イタリア・フィレンツェの工房で修行し、一切縫製を用いないフィレンツェ独自の伝統技法を用いた革細工を製作しているという。

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