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【イベントリポート】世界で唯一のセロテープアート®作家・瀬畑亮さんのアーティスト活動25周年記念展が横浜で開催中

文具のとびら編集部

ニチバンのセロテープ®でアート作品を制作する、世界で唯一のセロテープアート®作家・瀬畑亮さんの個展「アーティスト活動25周年記念 瀬畑 亮 セロテープアート®展2023 in 横浜」(主催:ベンチャーアート・プランニング/協賛:ニチバン)が、2023年6月22日から7月11日まで神奈川県横浜市のFEI ART MUSEUM YOKOHAMA(フェイアートミュージアムヨコハマ)で開催されている。入場料は税込500円。
*イベントの詳細はこちらへ。

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セロテープアート®は瀬畑さんが考案した、セロテープ®だけを使用するアート作品。芯となる材料を使わず、一からすべてセロテープ®を巻きつけて造形することを基本とし、さまざまな独自の技法を生み出している。ニチバンは、2004年に瀬畑氏とスポンサー契約を結び、材料の提供や展覧会の協賛などを通じて、瀬畑さんの活動をサポートしている。

瀬畑さんが個展を開くのは5年ぶり。その間にコロナ禍で活動もままならず、「苦しいことが多く、挫折しそうでした」と振り返る。「作品を見て喜んでくれるお客さんの笑顔が創作の力になっていたので、モチベーションが上がらず苦しかったです」と言うが、その中でも作品を作り続け、今回の25周年記念展を迎えた。「またお客さんから力をもらえます」と瀬畑さんの表情も晴れやかだ。「これからも、みんなを笑顔にするような楽しい作品を作り続けていきたいです」という。

会場には、「セロフラワーシリーズ」や「動物シリーズ」などの立体作品の人気シリーズと、「セロハン画 TM」などの平面作品を中心に50点程度を展示。

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そして、「未来を創る社会的距離」と題して、「Withコロナ時代」を象徴するメイン作品を展示。新型コロナウィルスの世界的大流行という未曾有の社会難を乗り越え、未来を創る子どもたちに「人と人との繋がり」の大切さや温かさを伝えたいという社会的メッセージを込めて制作したという。

2.jpg3.jpgコロナ禍でマスクをしてソーシャルディスタンスをとる少年と少女は、やがて近づいてキスをする。「人と人との繋がり」のメッセージが作品に込められている。

5.jpgこちらもメイン作品の展示の一部。カラフルなマスクは布テープを使って制作したという。

会期中には、セロテープ®を使った作品づくりが体験できるワークショップ「みんなのセロテープ®工作」を開催(7月2日、7月8日)。参加費は500円で、子どもからお年寄りまで誰でも参加可能(先着順で各回10組限定)。

7.jpg会場には「みんなのセロテープ®工作」の作例も展示。このような楽しい作品が手軽に作れるという。


ニチバンは、2018年4月から、一般社団法人 障がい者自立推進機構が推進する「パラリンアート」の活動を支援しており、支援の一環として、パラリンアート登録作家を対象に「第14回ニチバン巻心ECOプロジェクト」で使用する印刷物(ポスターや感謝状)のデザインを選定。その際に、瀬畑氏が選考委員を務めたことから、今回の展示会で同コンペの入賞作品7点を展示している。

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なお、2023年8月5日(土)~9月3日(日)に愛知県安城市の安城市民ギャラリーで「瀬畑 亮 セロテープアート®展 2023 in 安城」を開催する。

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