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【イベント】ジェフリー・パーカー来日記念「特別トークショー」!最新作「ジョッター」の発表も

千葉 勇

高級筆記具ブランド「パーカー」の130年の歴史をたどるスペシャルイベント「パーカー ヒストリー エキシビション」が、新宿髙島屋で2017年9月10日から19日までの期間限定で開催されている。このイベントに合わせて、「パーカー」創業者の曾孫であるジェフリー・パーカー氏が来日し、イベント初日の10日午後2時から「特別トークショー」に出演。ブランドヒストリーや日本にまつわる面白いエピソード、「ジョッター」の最新作などについて語った。

「パーカー ヒストリー エキシビション」

「パーカー ヒストリー エキシビション」は、新宿髙島屋ウエルカムゾーン2階で開催しており、数々の歴史の場面に登場した「パーカー」のアーカイブスと最新モデルが特別展示されている。中でも見逃せないのが、「パーカー」の歴史のスタートを飾った記念すべきモデル「ラッキー・カーブ・ペン」。このほか、太平洋戦争終結文書にマッカーサー元帥が署名した「デュオフォールド ビッグレッド」や、創業者が日本を旅した際に感動して製作したという「デュオフォールド マンダリンイエロー」、そして「パーカー」の矢羽クリップが初めて採用されたモデル「バキューマティック」といった非常に貴重なモデルを展示。これらの名品は、この機会を逃すと2度と目にすることができないかもしれない。

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一方、現行品としては、フラッグシップモデルの「デュオフォールド」、万年筆の高級感とローラーボールの長所を兼ね備えた「インジェニュイティ」、さらに最新作の「ジョッター スペシャルエディション」などを披露している。

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〈パーカー〉ブリティッシュスタイルPOP UP SHOP

9月13日から19日までは、新宿髙島屋1階ザ・メインスクエアに「〈パーカー〉ブリティッシュスタイル POP UP SHOP」がオープンする。最新作「ジョッター スペシャルエディション」を先行販売するほか、おすすめのラインアップも販売する。限定の特典を用意しており、期間中1万800円(税込)以上の購入者には、「オリジナルペンポーチ」をプレゼント。さらに、「ジョッター スペシャルエディション」の購入者には、無料で名入れ加工を行う。店内には、自分だけのオリジナルカードが作成できる試筆体験コーナーが用意されるので、試筆してから購入するのがおすすめ。

「特別トークショー」

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新宿髙島屋ウエルカムゾーン2階で開催されたトークショーに出演したジェフリー・パーカー氏は、初めに「私は創業者ジョージ・サッフォード・パーカーの曾孫で、ジョージの考え方を伝える役目を果たしています」と自己紹介を行い、「ジョージは非常に日本を愛していましたし、旅で訪れる場所を見るだけでなく、その場で人に出会うことを非常に大切にしていました。人に出会うことで様々なことを学び、彼は成長したと言えます。そういった面は私も彼から受け継いでいると感じています」と話した。

また、父ダニエルについては「ニコンのカメラがとても大好きで、若いころから写真を撮るのが趣味でした。彼の影響を受け、私もニコンのカメラで写真を撮るのが大切な趣味になっています。ニコンのカメラを見て父を思い、日本を思う時間は、私にとって、とても大切な時間になっています」と日本の製品に触れ、趣味について語った。

そのあと、面白いエピソードがあると前置きし、「1920年代にデュオフォールドは黒しかありませんでした。ジョージが世界中を旅している間に、その息子が他の色で展開してはどうだろうと、父に無断で初めてオレンジ色を発売してしまいました。ジョージは帰国して憤慨しましたが、オレンジ色のデュオフォールドは世界中で人気を博したことで、彼は気を取り直しました」と語り、「次にジョージが妻と日本を旅したとき、美しい黄色い花器を見たことで誕生したのがこれです」と、ガラスケースの中に展示されている万年筆を紹介した。

また、「パーカー」が英国王室御用達ブランドであることについて、「1962年にエリザベス女王から『ロイヤルワラント』の称号をいただけたことは本当に光栄なこと。実はエリザベス女王は、それ以前から『パーカー』のペンを愛用されていました。非常に気に入ってお使いいただいていたこともあって、献上品として指定をいただけるようになりました。ですが、女王はあくまでも私たちの製品をご満足いただいているお客様の1人です。今お使いいただいている皆様にご満足いただけることが私たちの願いです」との考え方を述べた。

そして最後に「今デジタルコミュニケーションという便利な世界に囲まれている中で、アナログのコミュニケーションでしか満足していただけないようなことがあります。特に『パーカー』のような高品質なペンを使っていただくと、新しい形のコミュニケーションを楽しんでいただけるのではないでしょうか。アナログのコミュニケーションは、パーソナルな形で人と人をつないでいきます。これはデジタルの世界では見られないことです。ぜひ、『パーカー』のペンを手に取っていただき、新しい人との接点を感じていただきたいと思います。そういったお手伝いをできるのが『ジョッター』です。ぜひ、ポップアップショップの方にも足を運んでいただいて、新しいペンを楽しんでいただきたいと思います」と語り、トークショーの幕を閉じた。


最新作の「ジョッター スペシャルエディション」

「ジョッター スペシャルエディション」は、9月20日から製造期間限定品として発売する。今回のモチーフは、「ロンドンアーキテクチャー」。「パーカー」のブランド拠点があるイギリスの名建築からインスパイアを受けてデザインされたボールペン。ゴシックブラウン、クラシカルレッド、モダンウォーターブルー、ポストモダンブラックの4柄をラインアップしており、価格は3240円(税込)。

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