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【コレ注目】画材店で教えてもらった、身近にアートを感じる文具6選

文具のとびら編集部

東京・御茶ノ水にある画材店「Toolsお茶の水店」では、絵画モチーフの文具を集めた売り場を展開中。

売り場スタッフの遠藤さんは「画材店らしく、絵画をモチーフにしたアイテムを集めたいと思っていたところに、最近そうしたデザインの文具や雑貨が各社から発売されてきました」と話します。

売場.jpg

有名な作品をモチーフにしたスタンプやペンなどもあり、遠藤さんは「絵に興味がある人はもちろん、絵を描く人やモノづくりをする人も、デスク回りなどに置いてアートや絵画を日常的に楽しんでもらえると思います」とのこと。

まさに芸術の季節にぴったりなアートな文具を、遠藤さんにピックアップしてもらいました!美大ご出身で絵画好きという遠藤さんのイチ押しポイントにもご注目。

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※取材時時点の情報です。店頭在庫がない場合もあります。

日常でアートを感じる文具6選

①本物のような立体感が素敵なボールペン

ぺノン集合.jpgぺノン「タッチミー!アートペン」(税込1,500円)
世界の名画をモチーフにした「タッチミー!アートペン」は、従来の平面的な複製プリントでは表現できなかった筆のタッチや絵の具の盛り上がりといった高精細な凹凸までもリアルに表現したアイテム。ペンの木軸には森林認証を受けた森から切り出された木材を使用しているほか、包装材はプラスチック不使用など、環境に優しい点もうれしい。

ぺノン寄り.jpg

≪遠藤さんイチ押しポイント≫
「それぞれの作品の質感も立体的に表現されていて、本当の油絵みたいな凹凸がかなり感じられます。まるで絵筆で描いたような仕様が素敵です!」

② 飾っておきたくなる!見た目もたのしいボトルインク

アゾンインク.jpgセキセイ「アゾン アーティストインク」(50ml、税込2,530円)
西洋絵画の巨匠たちの代表作からイメージした絵画コラボインクシリーズ。フェルメールブルー・ゴーギャンレッド・ゴッホイエロー・モディリアーニライトブルー・ムンクブラック・モネグリーンの全6色をラインアップ。

≪遠藤さんイチ押しポイント≫
「外のパッケージにもガツンと絵画がプリントされているので、思わず飾っておきたくなります。目で見ても楽しめるインクだなと思います」

③ アールヌーヴォーに焦点を当てたインクシリーズ

アールヌーヴォーインクパッケージ.jpg呉竹 「ink-café アール・ヌーヴォーカラーインク」(税込1,540円)
19世紀末から20世紀初頭にかけてヨーロッパを中心に広がった国際的な美術運動「アールヌーヴォー」。同時期に創業した呉竹が、120周年記念アイテムとして発売したもの。大衆芸術として人気を博したカラーリトグラフをモチーフに、時代の流行色をイメージしたインク6色をラインアップしています。


≪遠藤さんイチ押しポイント≫
「このインクも飾っておきたくなる見た目なのですが、落ち着いたカラーが多いので特に秋冬の季節にぴったり。あと、『アールヌーヴォー』というアート運動をテーマにしたのはめずらしく、目新しいと思います!」

④絵の中の登場人物が励ましてくれる!

サンビースタンプ_ムンク.jpg サンビー ごきげんとりスタンプ(税込825円)
文具ブランド「サンカケル」から発売された「ごきげんとりスタンプ」。
有名絵画に登場する人物たちが、ポジティブなひとことで励ましてくれるユニークなデザイン。全6種展開。


≪遠藤さんイチ押しポイント≫
「モナリザがサングラスをかけているなど遊び心のあるイラストがおもしろく、絵画に詳しくなくても気軽に使えるのも良いと思います。

あと、スタンプを押してそのまま手作りメッセージカードを作るのがおすすめです。推した後に色鉛筆とかで塗れば、より絵画らしさも演出できます」

⑤ ラフなイラストがおしゃれな手帳&ブックカバー

ブックカバー.jpg エルコミューン「マスターピースダイアリー」「同ブックカバー」(税込1,298円/同1,210円)
有名絵画のイラストを箔押しのワンポイントであしらったダイアリーシリーズ「マスターピース」。マンスリー手帳として発売し人気を博し、2023年からは新たにブックカバーも登場(上写真はダイアリー)。

ブックカバー_ドガ.jpgエドガー・ドガ「エトワール」のブックカバー

≪遠藤さんイチ押しポイント≫
「有名絵画がラフなタッチのイラストになっています。それぞれの絵画のイメージカラーの表紙と、それに合わせた色でイラストが箔押しされています。一見おしゃれなイラストで、よく見たら『あの作品だ』となるのが面白いかなと思います。

ダイアリーは、絵を好きな人には使ってほしいアイテムです。裏面には作者の似顔絵が入っているので、”推し”の画家と1年過ごせます(笑)。ブックカバーは中にしおりが付属していて、そのしおりには絵画の作者が描かれているのが良いです。絵が好きな人にはたまらないと思います」

⑥ 封筒が額縁になるレターセット

レター.jpgカミオジャパン「ミュージアムレター」(封筒3枚・便箋6枚/税込506円)
有名絵画がデザインされた、落ち着いたカラーのレターセット。封筒に窓がついていて、便箋を折りたたんで入れると窓から作品がのぞく仕様。まるで額装したような佇まいに。

レター_平面.jpgレター_イン.jpg


≪遠藤さんイチ押しポイント≫
「有名なゴッホの作品もありますが、葛飾北斎や伊藤若冲など日本人作家のもあり、外国人のお客さんに喜ばれようなアイテムです。封筒に入れたあと、白ペンやゴールドのペンで封筒に書き込んでもおしゃれになります」

「推し画家」でそろえ持ち!

紹介してもらったアイテム一つひとつも素敵ですが、遠藤さんのアレンジも教えてもらいました。

ゴッホが好き、という遠藤さんのおすすめは「推し画家セレクト」。
「フェルメール好きな人には、フェルメールの作品をモチーフにしたアイテムをそろえるなど、画家で統一してギフトにするのもおすすめです」と遠藤さん。

推し画家フェルメール.jpg

こちらは、ゴッホの作品「ひまわり」のダイアリーとボールペン。

推し画家ゴッホ.jpg見た目も華やかで、手元でさりげなく”推し”をアピールできる点が、ファンにはきっとたまらないでしょう。

文具で、身近にアートを

今回は画材店で、絵画をモチーフにした文具アイテムを教えてもらいました。日常で使うものをアートなデザインにすることで、絵画を身近に感じられ豊かな日常を過ごせそうです。

今回紹介してもらったものはペンやスタンプ、ブックカバーなど、どれも気軽に取り入れられるものばかり。
この機会に「アートな文具」に注目してみてはいかがでしょう?

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