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【コレ買いました!】雑誌の付録で活版印刷に初挑戦!

北澤孝之(Bun2編集長)

小学館から発売されている『小学8年生』という雑誌をご存じですか?
小学館の学習雑誌は、かつては「小学1年生」から「小学6年生」まで発売されていました。筆者も、毎月買って読んでましたよ。『あさりちゃん』や『名たんていカゲマン』とか面白い漫画がいっぱい載ってましたよね。あと、付録のコミックに載っていたドリフの漫画も面白かったなぁ・・・。まあ、これは余談ですが。
で、現在は『小学1年生』のみの発売で、その代わり全学年対応の『小学8年生』が発売されているようです。
その『小学8年生』最新号、2020年4・5月号の付録に“活版印刷キット”が付いているんです。

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箱を開けると、中には活字や印刷機が入ってました。本誌にも、活版印刷をはじめ様々な印刷にまつわる読み物が載っているのですが、大人が読んでも面白くてためになる、充実した内容です。

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実際に使われていた活字は金属ですが、このキットの活字はプラスチックです。ひらがなと数字、句読点、記号等の活字がセットされていました。活字が左右反転の鏡文字になっているのが分かりますか?

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では、雑誌に載っている説明の通りに使ってみましょう。まずは、プラモデルを作るような感じで活字パーツを切り離し、使いたい活字パーツを活字台の穴に差し込んでいきます。このときに、活字を上下逆にして差し込まないようにしましょう。そうしないと、文字が逆さまに印刷されてしまうので気をつけてください。

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次に、紙をカード台にセットします。雑誌に付いていた名刺サイズのカードを切りとって使ってみました。

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カードをセットしたら、朱色のインクが付いたスポンジを活字に付けます。何往復もしてたっぷり付けましょう。

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そして、印刷機を閉じて上からプレスすれば一丁あがり!

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のはずなんですけど…ちょっとこれは薄かったようです。インクを付けたりなかったかな。撮影しながらの印刷だったので、途中でインクが乾いてしまったのかもしれません。

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気を取り直して、別のカードで再挑戦。たっぷりとインクを付けて、思いっきりギュッとプレスしたら、どうにかかちゃんと印刷できたようです。

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それにしても、活版で印刷した文字って味わい深いですよね。自分の手で印刷したので、パソコンのプリンターで印字した文字とはかなり趣が違うな、というのをすごく実感できました。最近は活版印刷がちょっとしたブームになってますので、この機会にチャレンジしてみてはいかがでしょう?

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