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【文具時評】さらに進化を遂げた高機能シャープが相次ぎ登場!

北澤孝之(Bun2編集長)/文具のとびら編集部

コロナ禍からようやく落ち着きをみせる中、文具業界でも話題となるような新製品を目にする機会が増えてきた。とりわけ元気なのがシャープペンで、昨年末から今年にかけて、機能をブラッシュアップさせた新アイテムが相次いで発売されている。どれもユーザーからの反響は大きく、店頭での動きは良いようだ。

そんな進化系シャープペンの最新アイテムをまとめてご紹介しよう。

クルトガダイブ(三菱鉛筆)

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三菱鉛筆の"芯が回ってトガり続けるシャープ”「クルトガ」シリーズから、書き始めから書き終わりまでノックすることなく書き続けられ、繰り出し量を5段階調節できる世界初(同社調べ)の機能が搭載されたキャップ式シャープペンシル「KURUTOGA DIVE(クルトガ ダイブ)」(芯径0.5㎜/税込5,500円)が登場。2022年に数量限定で2度発売されたが、ユーザーから多くの要望があったことから、継続品として新軸色3種(アビスブルー、デンスグリーン、トワイライトオレンジ)が2023年3月3日に発売された。

書くたびに芯が回転する「クルトガエンジン」を応用した自動芯操出機構を開発。筆記に合わせオートマチックに芯が繰り出され、パイプを紙面に引きずることがないため筆感を損なうことなく、そのままの書き心地で書き続けることができる。また、
自分好みの書き心地に合わせて芯の自動繰り出し量を5段階で調節できるのもポイント。キャップを外すと同時に初筆芯が自動的に繰り出される仕組み。マグネット式キャップで、キャップをスムーズに閉めることができ、「カチリ」という音とともにクセになる心地よさも演出している。

クルトガ KSモデル(三菱鉛筆)

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三菱鉛筆の「クルトガ」から、新アイテムがもう一つ登場している。2023年2月20日に発売された「クルトガ KSモデル」(芯径0.3㎜、0.5㎜/税込605円)は、筆記中に芯が回転することによるペン先のブレをさらに軽減できるように「クルトガエンジン」を改良したほか、従来のスタンダードモデルにはなかった長時間筆記に適したグリップを新搭載。またデザインも一新し、シンプルで日常になじむ軸に仕上げた。

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ザ・ドクターグリップ(パイロット)

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パイロットコーポレーションは、“疲れにくい筆記具”として学生に人気の「ドクターグリップ」シリーズの新しいシャープペンシル「THE Dr.GRIP(ザ・ドクターグリップ)」(芯径0.5㎜/税込990円)を2022年12月16日に発売した。

ペンを振るだけで簡単に芯を送り出すことができるパイロット独自のフレフレ機構をロックできる「フレフレロック」機構を搭載しているので、移動中の衝撃などでフレフレ機構により芯が出てしまうことを防止する。また、芯の繰り出しにおけるノック音とフレフレ機構の操作音をそれぞれ約50%低減した静音設計も特徴。ボディデザインは初代モデルをベースにしているが、ハイエンドモデルに相応しい上質な質感を表現している。

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オレンズATデュアルグリップタイプ(ぺんてる)

ぺんてるは、ノック1回でずっと書き続けられる「自動芯出し機構」を搭載したシャープペン「オレンズATデュアルグリップタイプ」(芯径は0.5㎜/税込2,200円)を2023年1月24日に発売した。

最初のノック1回で芯が1本無くなるまで書き続けることができる「オレンズネロ」の自動芯出し機構が金属製ボールチャックだったのに対し、同シャープペンでは金属同等の耐久性を持つ樹脂製ボールチャックを新開発。この樹脂製ボールチャックを採用したことで、量産化と低価格化を実現するとともに、軽量化にも成功した。加えて、芯の減り具合に合わせて、ペン先のパイプがスライドする「オレンズシステム」を採用。パイプで芯を守ったまま書き続けられるため、芯が折れない。さらに、機能とデザインを両立したラバーと金属からなる、ぺんてる独自のデュアルグリップも搭載。

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モノグラフライト シャープペンシル(トンボ鉛筆)

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トンボ鉛筆は、ペン先まわりが明るく細字もクリアに書けるロングメタルパイプのシャープペンシル「モノグラフ」のエッセンスを、コストダウンを図って手に普及価格で実現したエントリーモデル「モノグラフライト シャープペンシル」(芯径0.3㎜、0.5㎜/税込242円)を2022年12月8日に発売した。

同シリーズのエッセンスである、ペン先まわりが明るく広い長さ約4㎜のロングメタルパイプを採用し、パイプは固定式でガタつきがない。また、直径3.6×長さ30㎜のモノ消しゴムをボディ尾端に搭載。長さ33㎜の高密度テクスチャーグリップ採用で、指先によくフィットする。

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番外編・メタシル ライト ノック(サンスター文具)

メタシルライトノック.jpgこちらはシャープペンではなくて、大ヒットとなった“メタルペンシル”のノック版。サンスター文具が、2022年12月に発売した「メタシル ライト ノック」(税込385円)は、削らず書けるメタルペンシル「メタシル」を、芯先がしまえる便利なノックタイプにしたもの。従来のメタシルと同様に特殊芯で作られているので、芯の摩耗が著しく少なく長時間書き続けることができる。

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