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【注目新製品】筆記距離5倍! 大容量ゲルペン「TANK」登場!!

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文具のとびら編集部

サンスター文具は、ゲルインクボールペン「TANK(タンク)」(税込165円/ブラック・ブルー・レッドの3本セットは同495円)を2022年11月下旬に発売する。新製品は、筆記距離が同社従来品比で5倍となる大容量タイプなのが大きな特徴。さらに、サラサラ書けて、速乾性が高いのもポイントだ。

そんな注目のボールペンについて、同社クリエイティブ本部イノベーション部の赤間光貴さんのお話を伺った。

8.jpg赤間光貴さん

ペン本体全てがインクタンク!

「大学生の頃に、ゲルインクボールペンをスケッチで使っていましたが、すぐにリフィルのインクを消耗してしまうので、ペン本体にインクが入っていたら便利なのにと思っていました」。

そう話す赤間さんは、美術系の大学でプロダクトデザインを専攻していたそうで、授業の中でデッサンを描くことも多かったという。デッサンでは、発色がよく滑らかに描けるゲルインクボールペンを使うことが多かったが、A3用紙に何十枚も描くので、インクがすぐになくなってしまうのだとか。

「今回、ボールペンの企画を出す際に、学生時代のことを思い出しました。そして、インクを内蔵できる大容量のボールペンを提案し、開発が決まりました」。

今回発売する「TANK」は、その名の通りペン本体がインクタンクとなっている直液式のボールペン。リフィル式のボールペンよりも大容量のインクを内蔵しており、「当社の標準的なゲルインクボールペンと比べて約5倍の筆記距離となっていて、およそ2,000m筆記することができます」とのこと。

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5倍も多く書けるので、ペン先のチップの耐久性を問題視する声もあったようだが、「耐久テストを行ったところ、問題なく書けたので、開発にゴーサインが出ました」という。そのチップは、先端がスリムなニードルタイプ風のチップになっていて、ボール径は極細0.5㎜。細かなところが書きやすく、見えやすい。
6.jpgデザイン的には、「『TANK』という商品名はゴツい感じがあるので、シンプルなかたちにしました」と赤間さん。インク容量がひと目で分かる透明ボディで、「インクたっぷりでたくさん書ける」ことをアピールしている。また、軸径を少し太めにして、男女どちらでも握りやすくしている。
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発色よく、速乾性に優れたインク

インクの発色となめらかさにもこだわって開発。ゲルインクは、油性インクと比べて発色がよくかすれにくいのが特徴(下写真参照)。また、水性インクよりも耐水性に優れている。

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また、速乾性に優れているのもうれしいポイント。書いたそばからすぐ乾き、指で触っても汚れない。

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学生から社会人まで使いやすい全6色をラインアップ

カラーは、ビジネスシーンでよく使われるブラック、レッド、ブルーの定番3色に加え、グリーン、ピンク、オレンジの全6色をラインアップ。

「学生さんにもゲルインクボールペンはよく使われているので、暗記学習に便利なピンクとオレンジの2色もラインアップしました」とのこと。どちらの色も、赤シートをかぶせればきれいに見えなくなる。

そしてグリーンは、「個人的に使いたい色なので(笑)」と赤間さん。一般的なグリーンよりはやや青みがちで、とてもきれいな色味だ。「安らぐような色味で、ラフに書ける色なので、個人的に気に入っています」。

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「あっ、なくなる」がなくなる!

「大事な場面でインク切れを起こす心配がありませんので、『「あっ、なくなる」がなくなる!』というキャッチコピーで商品を訴求していきます」。

また、インクがたっぷり入っているからこそ、使い切ったときの達成感が得られるのではという。確かに、学生にとって学習でのモチベーションアップにつながるだろう。

「5倍長持ちで、ゲルインクペンの新しいかたちとして訴求できたら。そして、このかたちが主流になってくれたら嬉しいです。ユーザーの方には、ぜひこのペンを使い切って、達成感を味わってほしいです」。

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